参考文献
基本的には一次資料にあたることを旨としていますが、それ以外の一般の流通にのっている出版物等について参考文献を紹介します。写真集などで珍しいヘルメットを特に確認できる場合には書名の横に参照ページ数と党派などの情報が書いてあります。
価格は参考です。記載の価格で購入できることを保証するものではありません。また絶版のものもあります。
一部の絶版書籍を除き、模索舎での購入が可能です。模索舎HPに商品が掲載されているものについてはLinkを貼ってありますが、その他のものについても在庫がある場合があるので、詳細は問い合わせてください。
【写真集】
≪全共闘系≫
柴田正美ほか,『全共闘』,2003年,河出書房新社,¥1,470 (pp.40-41 べ平連/p.48 毛沢東思想研究会系諸派/p.77 ニャロメの旗/p.114 プロ学同/pp.136-137 改憲阻止学生会議)
<コメント>中々珍しいヘルメットが多く、且つ写真が鮮明。撮影地や撮影時期の明記がないのが惜しい。オススメ。
渡辺眸,『東大全共闘1968‐1969』,2007年,新潮社,¥2,415 (p.12 自治会共闘/p.131上 安保共闘)
<コメント>写真が鮮明で収録数も多い。東大全共闘関係では言うことなし。オススメ。
平沢豊,『OTHER VOICES 東大全共闘・68‐70』,2005年,春風社,¥2,940 (頁が振られていないので何枚目かで記載。 18枚目日大芸闘委 白と黒のヘルメット混在隊列/ 25枚目 AIPC/ 77枚目 共学戦)
<コメント>写真が鮮明で収録数も多い。オススメ。
グループ69,『全共闘イマジネイション』,1984年,現代書林,¥----- (表紙 プロ学同(緑メット)/p.112 三里塚高校生協議会/pp.60-61 AIPC)
<コメント>写真は鮮明だが、元の写真に手を加えてしまっているものも大分見受けられる。まぁまぁオススメ。
高沢皓司編,『全共闘グラフィティ増補版』,1990年,新泉社,¥-----
<コメント>写真は鮮明。オススメ。
佐々木美智子,『あの時代に恋した私の記録 日大全共闘』,2009年,鹿砦社,¥-----
<コメント>写真は鮮明で量も多い。オススメ。現在版元品切れなのが残念。
≪昭和回顧系≫
(毎日ムック―シリーズ20世紀の記憶)多分絶版。一時期自由価格本として安く流通。※のあるものは最近新装版が発売されたが、そちらの内容は未確認。※をクリックすると模索舎HPに飛びます。
『60年安保・三池闘争―1957-1960』※
『高度成長―1961-1967』
『1968年』※(p.88中段 協会派「反独占」、「自治会共闘」)
『連合赤軍・"狼"たちの時代―1969-1975』(p.26 共産主義学生同盟/p.154 解放派社青同/p.166 赤衛軍/p.215 赤軍派大衆組織機関誌『赤い星』/p.276 中ピ連/p.367 暴力手配師追放釜ヶ崎共闘会議)
『かい人21面相の時代―1976-1988』(p.42 同志社大全学闘/p.55 中ピ連解散式)
≪その他≫
『沖縄返還 1972年前後』,1998年,池宮商会,
比嘉豊光,『全軍労・沖縄闘争 比嘉豊光写真集』,2012年,Mugen
『山谷への回廊 写真家・南條直子の記憶1979-1988』,2012年,『山谷への回廊』刊行会
『激動の990日 第二安保警備の写真記録』,1971年,警視庁
【資料】
’70年頃までの各党派の系譜や、分裂の詳細に関しては、
社会問題研究会編,『全学連各派-学生運動事典-』増補改訂‘70年版,1969年,双葉社
に拠った。党派機関紙等と明らかに違う点は機関紙等の記述を優先した。
’70年以降以降の各派の系譜については、警察系の出版社から出版された、
田代則春,『日本共産党の変遷と過激派集団の理論と実践』,昭60年,立花書房
に拠った。
そのほか各項において参考文献として名前を挙げているもののほか、情報の少ない組織に関して特に、
ARFにつき、
別冊歴史読本『反逆者とテロリストの群像』,2008年,新人物往来社 108-111頁
共学同につき、
置文21編集同人編,『回想の全共闘運動-今語る学生叛乱の時代』,2011年,彩流社 93頁以下
ML派につき
連合赤軍事件の全体像を残す会編,『証言 連合赤軍 -4- 毛沢東派の潮流』,2005年,情況出版 特にヘルメットの由来につき39頁以下