京大哲研公式アカウント様とM様から写真の提供をうけています。
国鉄動力車労働組合(本部派=革マル系 )
管制塔1億円カンパ運動の際に関西方面の大学の学生寮にあったヘルメットが幾つか販売され、カンパに充てられた。
その時のヘルメットの1つ。動労のヘルメットとの交換で入手。
ヘルメットの製造年代からして赤軍派再建後のもの。
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革命的労働者協会(社会党・社青同解放派)(70年代初頭)
解放派のヘルメットと言えば学生戦線であれば「反帝学評」「全学連」、労働戦線であれば「社青同」「反戦」が知られる。
この「突撃」のヘルメットは70年代初期に公然拠点である現代社の防衛隊の若手がそろって作成したものの、「分裂行動だ」という批判を受けほとんど使われなかったもの。
詳細写真はこちら→解放派防衛隊
三里塚空港粉砕全国学生共闘(早稲田大学 第四インター 78年頃)
開港阻止闘争で実際に使われたもの。とある趣味者が引退に際し販売したものを入手。
第四インターは、槌鎌のマークや学生共闘、青年共闘などの文字をシールにして配布し着用させた。
この個体はそのシールが取れてしまっているがうっすらと前後に痕が残っている。
詳細写真はこちら→学生共闘
三里塚を闘う青年先鋒隊(80年代末頃)
ヘルメットの製造年月日から80年代末頃のものと思われる。某ノンセクト活動家から譲り受けたもの。
某大学のノンセクト部屋に三里塚の団結小屋の片付け品と思われるヘルメットなどが積まれていたといい、その中の1つ。出所の同じゼッケンも譲り受けている。
詳細写真はこちら→先鋒隊
日本大学全学共闘会議文理学部闘争委員会
詳細不明。本当に使ったのかどうか怪しいが、当時学生運動自体が一種のブームになっており、その中で作られたものかもしれない。
書き込みが如何せん多すぎるが、その書き込みの一つ一つが当時の世相や風俗を表しているようで興味深い。
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翠嵐高校他 組織名称不明
これら8つのヘルメットはすべて同一人の持ち物だったが、遺品整理品のため詳細は全く不明。
2段目から下のヘルメットは「翠嵐高」または「全評闘」の書き込みがあったり、或いはそれらとデザインが酷似していることから、翠嵐高校の学生運動のものと思料されるが、
上段の2つは「毛沢東思想万才」の書き込みがあるだけで、果たして翠嵐高校に関係するものかどうなのかは不明。
持ち主が所属していた政治党派のものかもしれないし、はたまた大学進学や労働者となって後のものかもしれない。
まとまってこれだけのヘルメットが出ること自体が珍しく貴重な資料と言えるが、惜しむらくはその他紙資料の類がなく、また持ち主も死亡しており詳細が不明なことである。
詳細写真はこちら→翠嵐高校他