12・18ブントが分裂する中で、元々共産同関西地方委員会に拠った中のRG(エル・ゲー 「共産主義突撃隊」)の部分が共産主義者同盟(RG)を名乗って独立し、12・18ブントが発行していた機関紙『戦旗』の改題という形で、機関紙『赤報』を11月15日付で発刊した。
『赤報』の創刊号を確認する限りでは、12・18ブントからの直接の分裂ではないと考えられる。除名の対象が神奈川左派と烽火派中央(「八木沢一派」とRGは呼称した)であること、更には「旧神奈川左派」という用語を使用しているところから、鉄の戦線派と袂を分かって後、神奈川左派も空中分解して後の、元々の烽火派に神奈川左派の一部が合流した部分から分裂したと考えられる。
また、分裂に当たっては、「共産主義者同盟」を党名変更して「共産主義者同盟(RG)」と名乗ったとしており、ブントの正統を自認していた。
RG派に繋がる部分は、分裂以前から散発的なゲリラを行っており、’71年9月21日から11月11日にかけて行った都内交番連続爆破事件について’76年に幹部多数が逮捕されたことで壊滅状態に陥ったが、その後も機関紙発行体制を堅持していた。
【ヘルメット】不明。
・共産主義者同盟(RG)機関紙『赤報』第1号 1971.11.15付
・共産主義者同盟(RG)機関紙『赤報』第47号 1988.09.01付