「遠方から」編集委員会

1.基本情報

【名称】「遠方から」編集委員会

【結成】1974年8月

【機関誌】『遠方から』

1974年8月、共産主義者同盟(再建準備委員会)[情況派]から游撃派が分裂したことにより組織の衰退を招いた。その後組織名を「遠方から」編集委員会に改称。指導者高橋良彦(筆名:松本礼二)の個人的なカリスマ性に頼って活動。機関誌の連絡先も松本礼二事務所になっていた。

『遠方から』の意味するところについて語られた興味深い文章があるのでこれを紹介したい。

われわれはこの雑誌を闘いの「現場」からでなく、闘いから「遠くへだたった場所」から送る。いらだたしさと、悔しさと、そして、ここからしか本質に迫る語りかけはないという自信をこめて。多くの新旧左翼の諸君は、闘いのまっ唯中に居ると信じ、あるいは信じようとしている。このことの虚妄はやがて事実によって、否応なく知らされることが確実である。

― 正木真一 ’74年11月1日付 『遠方から』創刊号 編集後記より

2.ヘルメット

不明。大衆的な行動を行っておらず、そもそもヘルメットがなかった可能性もある。

3.実物資料

・「遠方から」編集委員会機関誌 『遠方から』第三号 表紙 1975.06.10付