上杉教授の研究テーマである

日本船伝統の「花毛布」が、神戸大学海事博物館で常設展示に

2023. 3.10

ホスピタリティ・ツーリズム学部上杉恵美教授の研究テーマである日本船伝統の「花毛布」が、神戸大学海事博物館で常設展示されることになりました。

館内には花毛布の実物とともに、花毛布に関する上杉教授の研究論文・著書・解説パネルが展示されています。

神戸にお越しの際は、海運や船舶についての貴重な史料を数多く所蔵するこの博物館へ、ぜひお立ち寄りください。

神戸大学海事博物館:平日の3日間(月・水・金)の午後13:30~16:00 開館

神戸大学海事博物館HP

http://www.museum.maritime.kobe-u.ac.jp/

花毛布とは

 「花毛布」(別称「飾り毛布」)は、1枚の毛布で花や自然の風景、動物などの形に折って船室に飾る、日本船独自のおもてなしの表現です。

 100 年以上に渡り洋上で引き継がれてきた花毛布は、船室に華やかさを添えよう、船にあるものを使ってお客様に喜んでもらおう、安全航海の重責を担う船長や運航部員への敬意と思いやりを伝えよう、という船室担当船員の気持ちから生まれました。

(上杉恵美 教授)


花毛布に関する上杉教授が神戸大学海洋政策科学部 同窓会会誌 「海神会だより」第20号に寄稿した、「花毛布」に関する解説「花毛布の歴史と継承」はこちらから。