【研究員コラム】 2023.2.21

 知っていれば恥をかかないご祝儀のマナー Part2


 「ご祝儀にどれくらい包めばいいの?」と迷うことがあります。今回は一般的なご祝儀の金額相場についてお話ししたいと思います。


 婚礼のご祝儀の金額は、新郎新婦との関係によって異なります。

 友人や同僚として包む場合の相場は3万円、上司や恩師にあたる場合は3~5万円、主賓の場合は5~10万円が相場です。ちなみに、ゼクシィ結婚トレンド調査2021によると、新郎新婦が招待客1人にかける費用(料飲・引出物・引菓子)は約27,000円なので、相場の3万円は実費相当分+お祝いの気持ちの金額となります。

 夫婦で招待された場合は連名でご祝儀を包みます。相場の3万円×2人分だと6万円で偶数となるため、5万円か7万円を包みます。新郎新婦と同年代など同等の間柄の場合には「お互いさま」ということで5万円にすることが多いようです。「5万円では少ない気がするけど7万円は厳しいので6万円にしたい」という場合は、1万円を商品券にして、その上に5万円入りのご祝儀袋を乗せて渡す方法や、6万円のうちの1万円分を5千円札2枚に替え、お札を7枚にして包むなどの方法があります。

 また、子ども連れで出席する場合は、料理代や席料を目安にご祝儀も上乗せして包むのがマナーです。小学生高学年以上であれば大人と同じ料理が提供されること、未就学児はお子様用の料理、乳児は料理の提供はありませんが、ベビーベッドや授乳室を手配したりなど、さまざまな気遣いがされていますので、やはり気持ちだけでも上乗せすることをお勧めします。

(Kai)