【研究員コラム】 2022.12.19

何を着て飛行機に乗りますか?

 皆さんは海外旅行など長距離便に乗るときに何を着て乗るでしょうか。


 現代では、皆さん楽な恰好を選ぶ方が大半ではないかと思います。狭い機内ですので、快適に過ごせるような着慣れたもので、暑さ・寒さの調整が聞く服装がお勧めです。特に靴は新しいものではなく、ある程度履き慣れたものが良いようです。


 また、アジア人と欧米人では暑さ・寒さを感ずる境界線が明らかに異なるようです。日本の航空会社の客室は24度前後に設定されていることが多いようですが、欧米の航空会社は明らかに低めの温度設定になっています。したがって、欧米の航空会社に乗った日本人は凍えるほど寒かった、と言い、日本の航空会社に乗った欧米人は燃えるように暑かった、となるわけです。この温度の体感の問題は永遠に解決しない問題かもしれません。


 さて、話が少しそれましたが、その昔、航空機による旅行が「贅沢」であった時代の写真を見てみると、皆さん、大変な盛装をしている様子がわかります。男性はスーツにネクタイ、帽子、女性はドレスにハイヒール、帽子、日本人は着物を着た方もいらしたうです。私が就職したての頃はまだ男性はスーツにネクタイの時代で、今から考えればずいぶん窮屈な出張をしていたな、と思います。

 現在では思い思いの楽な服装の方が多くなり、時代とともに航空旅行が誰の手にも届く値段で買える日常生活の一部になったことを実感します。

(江の島太郎)