2024年9月17日(火)晴れのち曇りと霧
行程:扇沢市営駐車場(5:08)・・・(5:19)柏原新道登山口 (5:20) ・・・(6:47)ケルン(6:47)・・・(7:05)駅見岬 (7:09)・・・(8:09)水平岬 (8:20)・・・(8:53)富士見坂 (8:57)・・・(9:52)種池山荘(10:00)・・・(10:46)爺ヶ岳南峰(11:24)・・・(12:39)種池山荘(12:39)・・・(13:15)岩小屋沢岳(10:00)・・・(14:32)新越岳(14:41)・・・(15:04)新越山荘
2024年9月18日(水)曇りと霧
行程:新越山荘(4:17)・・・(5:13)鳴沢岳(5:13) ・・・(6:14)赤沢岳(6:15)・・・(7:49)スバリ岳(8:06)・・・(8:52)針ノ木岳(9:01)・・・(9:47)針ノ木峠(9:56)・・・(11:02)蓮華岳(11:08)・・・(11:56)針ノ木峠(12:24)・・・(13:39)高巻き入口(13:46)・・・(14:05)橋 (14:06)・・・(14:32)大沢小屋(14:41)・・・(15:20)針ノ木岳登山口(15:21)・・・(15:53)扇沢市営駐車場
登った人:私
なぜここへ行きたいと思ったのだろう。普段日帰りの山登りが多くアクセスに車を使うと往復コースになりがちで周回コースは新鮮なのかもしれません。あと、昔、山の会TCCのメンバーのタマちゃんから「後立山連峰へ行ってきたよ!よかったよ!」と聞いたことが頭に残っていたのかもしれません。今回歩いたこの周回コースは通称「針ノ木サーキット」と呼ばれ、日帰りで歩く猛者が多いとか。今回は鹿島槍へ行ったときに通った柏原新道で登り、「針ノ木サーキット」を左回りで針ノ木岳へ、そして扇沢にへ下ることとしました。当初は爺ヶ岳も蓮華岳も登るつもりはなかったのですが(体力的に無理をしないつもりだった)、山小屋で一緒になった3人に影響され頑張ってしまいました。天気は初日の柏原新道の中ごろまでは晴れ、その後、曇ってしまい、霧で視界がなくなることもしばしば。2日目も同様に白い世界に・・・。最後、大沢小屋辺りで雷と夕立に遭遇。40分間位、強雨の中を歩き、びしょびしょに。北アルプス雨男は健在でした。
9月16日18:00頃、扇沢の市営駐車場に到着。黒四への出発点扇沢駅へ行ってみた。連休最終日、もう観光客はいなかったが、下山してくる登山者は数組いた。これから車中泊。
3時位に目が覚め天気の確認。満天の星!オリオン座がよく見えた。スマホで撮れるか挑戦。結構きれいに撮れた。
朝5時過ぎに出発。まだ、ヘッデンは必要だ。
10分後、柏原新道登山口に到着。
柏原新道では熊目撃が多いそうだ。
柏原新道からの景色 06:03
雲が押し寄せてきた。正面は針ノ木岳だが雲がかかっている。ガレ場の白いものは針ノ木雪渓。まだちょっとだけ残っている。明日、あそこを下るのかあ。 07:25
薄霧の中、種池山荘が見えてきた。09:41
種池山荘から宿泊小屋の新越山荘までは2時間半の距離。この時間だと早く着きすぎてしまうと考え、柏原新道の中ぐらいからペースを落とし、休憩回数休憩時間を増やして歩いた。種池山荘でちょっと悩んだ末、爺ヶ岳へ登り、時間を潰すことにした。
小屋を出てすぐのチングルマの群生。すでに綿毛ですが。
爺ヶ岳南峰。時々青空が。でも景色はない。11:09
TCCくん、お久しぶり!
ミヤマキンバイかなあ?
リンドウだよね
Google レンズによるとヤマハハコ
今日の宿が見えてきた。その向こうに、明日一番で登る鳴沢岳が半分霧に隠れて待ち構えている。登れるかなあ。14:47
新越山荘です。一泊夕食で12,000円、水1L付。宿泊名簿を印刷して持っていったら水を0.5L追加してくれた。あと、大町温泉薬師の湯の100円割引券ももらった。今日の宿泊者は、中年のご夫婦、腰が痛いと言っているおじさん、山ガールさん、元気お兄さん、と私の6人。
これ、お日様に見えるけど、お月様です。今日は中秋の名月。月と入道雲と雲海、標高2400メートルでのお月見です。18:15
一緒に晩御飯、お月見をしたソロ4人でちょっと飲みました。談話室で消灯間際まで山談義に花が咲きました。この4人、今回の行程はほぼ同じ、2日目は追い越したり追い越されたりしました(私は追いつくけど、追い越せませんでしたが)。でもこの方たちのおかげで、蓮華岳まで行くことができました。
2日目は5つのピークを歩いた。1日目は歩きやすい稜線だったが、ここから針ノ木岳までは全く別の道となる。岩登りあり、ガレ場あり、また崩壊地ギリギリの稜線歩きなど、体力と神経を使う縦走路だ。また、霧の中、ほぼ真っ白な世界が続いた。時折霧が晴れ素晴らしい景色を見ることができたのが救いであった。
2日目、昨夜の小屋のテレビの天気予報では朝9時まで晴れとのこと。朝が勝負だ。4:15小屋を出るが外は霧。御来光は無理かな。鳴沢岳をちょっと下ったところでち霧が晴れ、御来光を拝むことができた(山の頂ではないので御来光じゃないのかな)。05:32
御来光直後の稜線。ピンクの霧だ。05:33
で、久々のブロッケン。05:37
歩いてきた稜線を振り返る。こんな感じで、時々霧が晴れる。05:51
霧の合間から黒部湖が見えた。06:30
スバリ岳が見えた。あれを超えると針ノ木岳だ。この辺りから蓮華岳はあきらめろとの心の声がしてきた。07:17
スバリ岳とうちゃこ。07:57
針ノ木岳に着いた。霧で真っ白の世界。今回、針ノ木岳はずっと雲(霧)の中にいて、見ることができなかった。「私を見たければ、もう一度登って来い」ってか。08:55
針ノ木峠手前は急勾配。小屋が見えた。
歩いてきた稜線が見える。腰痛おじさんともに(私は結構遅れましたが)、蓮華岳へ向かう。09:55
蓮華岳到着ちょっと前に、下山してきた山ガールさんと再会。お礼とあいさつをして別れる。頂上で元気お兄さんと再会。お兄さんの話だと、あの山ガールさんは以前昨夜泊まった山小屋で働いていたとか。この辺りの道はよく知っているはずだ。11:00
なんか北アルプスっぽい、北アルプスだけど。
針ノ木小屋に戻ってきました。この山小屋は昨日の宿泊で終了。小屋閉め作業をしていた。11:56
小屋でコーヒーを淹れ、菓子パンの昼食。腰痛おじさんとはここで別れる。ありがとうございました。私はすでに満足感・達成感いっぱい。うん、コーヒーが旨い。でもここから1,100メートルを下らないと帰れない。下りやだなあ・・・
1時間の下りで、針ノ木雪渓上まで下ってきた。ここから急な雪渓の高巻き道の下りになる。鎖とロープがあり、結構キツイ。あと標高差600mかあ。だがこのあとは緩い下り道になり、なかなか高度が落ちない。
雪渓の高巻き道取り付き点で休憩していると、雷が鳴りだす。大沢小屋(閉まっている)に着くと同時に強い雨が降り始めた。小屋の軒先で合羽を着て様子見。雨はすごかったが、雷はちょっとだけ遠ざかった感じ。スマホをビニール袋に入れ雨蓋に押し込み、歩き出す。なので、この先写真ありません。あっ、大沢小屋の写真撮るの忘れた。川と池に化した道を歩く。で、靴内はすぐにぐちょぐちょ。もう長く履いている靴なのでゴアの防水機能はなくなっているのです。
針ノ木岳登山口に着くと同時に雨はやむ。疲れたあ。林道のショートカットを歩く元気がなく、アスファルトの林道をヨロヨロと歩く。
駐車場に着く。合羽を脱いで、靴を脱いで車中へ。乾いたTシャツとパンツ、短パンがうれしい。薬師の湯で汗を流し、無事帰宅しました。
帰宅後、ヤマレコのログを見てびっくり。2日間で3,000メートル以上の高度を稼いでいた。それなのに、翌日、翌々日、怠さや膝の違和感はあったが、筋肉痛はあまりなかった。初日、二日目、とにかくゆっくり歩いたのが良かったのかもしれない。次は飯豊山に挑戦だあ!
行動時間:10時間06分
距離:13.3Km
登り:1,879m
下り:813m
この日の歩数:30,418歩
行動時間:11時間37分
距離:16.9Km
登り:1,280m
下り:2,352m
この日の歩数:40,301歩
行動時間:21時間44分
距離:30.2Km
登り:3,159m
下り:3,165m