皆子山・葛城山・龍神岳
京都府、大阪府、和歌山県最高峰
京都府、大阪府、和歌山県最高峰
GWを利用して、関西の山を歩くことにした。その山は、
◆皆子山 971m 京都府最高峰
◆葛城山 959m 大阪府最高峰
◆龍神岳 1382m 和歌山県最高峰
である。このうち、葛城山はロープウェイで山頂直下まで行けるし、龍神岳は1280mまで高野龍神スカイラインという立派な道路を使える。皆子山も駐車場からの標高差は500mちょっとなので、3つの山頂を1日で踏む計画を立てた。どうにか1日で登ることができたが、最初に登った皆子山はきつかった。山を甘く見てはいけないことを再認識させられた。
2023年5月1日(月)快晴
登った人:私
皆子山行程:皆子山登山口駐車場(5:11)・・(5:49)寺谷登山口(5:49)・・(7:49)皆子山(8:04)・・(9:03)正教院(9:05)・・(9:09)皆子山登山口駐車場
葛城山行程:葛城登山口駅(11:35)ーー〈ロープ―ウェイ〉ーー(11:45)葛城山上駅(11:45)・・(12:05)大和葛城山(12:25)・・(12:30)葛城山上駅(12:40)ーー〈ロープ―ウェイ〉ーー(12:50)葛城登山口駅
龍神岳行程:道の駅ごまさんスカイタワー(15:21)・・(15:33)護摩壇山(15:35)・・(15:46)龍神岳(16:00)・・(16:13)護摩壇山(16:15)・・(16:25)道の駅ごまさんスカイタワー
皆子山登山口駐車場で車中泊、朝4:30に起床する。昨夜(深夜)駐車場に着いたのが、予定より遅れて1:30過ぎだったので、完全な寝不足だ。食欲は無いし、なんだか怠い。まだ暗いし、もう少し寝て6:00に出発にしようかと考えていると、どんどん明るくなってきた。で、頑張って5時過ぎに出発する。一般的な登山道は正教院というお寺から尾根道を往復するようだが、今回は寺谷登山道から登り、尾根を降りるという周遊コースを取った。
皆子山登山口駐車場
最初は林道歩き
寺谷登山道入り口までは川に沿った、ほぼ水平の林道を歩き、登山口からは急勾配の道となる。登山口近くで迂回路と書かれた板があった。GPSでは登山口はもっと先になっており、そこまで行ってみると、川を渡る橋が無い。流されたのかなと思いながら、50m戻って、迂回路から取り付く。登山道の迂回路って、あまり良いイメージがない。初めて南アルプスの光岳に挑戦した時、林道の迂回路が数か所あり、そのたびに足場が悪い上下の多い道を歩かされ、疲労した記憶がある。で、ここも同じで、結構登って、先ほどの川の支流(沢)まで下るという感じであった。
八重桜が満開です
迂回路の看板
迂回路入り口の様子 倒木多いし、木にはビニールひもが
写真だとわからないけど、沢から直登です
さて、このルートの距離と高低差であるが、こんな感じだ。駐車場から登山口までの道のりは2.1Km、高低差は約45m、登山口から山頂までの道のりは1.6kmで高低差は約500m、かなりの急勾配というのがわかる。更にこの道は沢沿いの道で、沢を何回も渡渉する。また、前日までの雨で水量が多く、何ヵ所かは靴に水が入り込むような渡渉も行った。また、沢の支流もいくつかあり、前述のように沢の横断もかなりあるため、ルートを見失うことがかなりあった。ピンクテープはあるが少なく、なぜか多くの樹木にビニールひもが巻かれていてピンクテープを見つけにくかった。また、倒木の多い道だ。一度、倒木に足を乗せたところ滑って、転んでしまった。右ひじと右ひざに擦り傷とストックを壊してしまった。最後の150mくらいの急勾配はきつかった。
京都府の最高峰は広い頂上で新緑前の木々の間から日が差し込み明るい気持ちになる。頂上直下まで谷筋の日光の当たらない道だったからなおさらだ。ここで朝ごはんの🍙と魚肉ソーセージを食べる。上る途中で食べるつもりが、渡渉、道迷い等の緊張からか、空腹感はなかった。寝不足もあったかも。
京都府最高峰だあ
琵琶湖が見えました
下山は、琵琶湖が見えたり、花を見たりで楽しく歩けた。3.3Km で600m弱を降りるのだから、登りのコースの半分の斜度だ。約1時間で降りられた。登りは2時間半もかかったのに。降りたところのお寺の庭に石楠花がきれいに咲いていた。駐車場は結構車が止まっていた。そうそう、この駐車場は地主の方が500円で提供しているらしい。駐車禁止の看板があちこちに貼ってあるが、中央付近に空き缶で作った貯金箱のようなものがあって、そこにお金を入れる。バス停には登山届の箱もあった。
お寺の石楠花
駐車場に戻ってきました
葛城山はロープ―ウェイ(往復1,500円)で頂上直下まで登ることができる。高度差80m登れば頂上だ。一般客も多いが、登山道も整備されているようで、ロープ―ウェイを使わず歩いて登る登山者も多いようだ。頂上は広い草原状で、ちょっと霞がかかっていたが、南側に金剛山、東側には奈良盆地がよく見える。私より年上とみられるご夫婦の方が、昔はここでスキーをしたんだよ、と話していた。もし、また昇る機会があれば、歩いて登りたい山だ。あっ、ここも石楠花がきれいでした。
葛城山山頂です
金剛山
奈良盆地
ロープ―ウェイ
奈良盆地と石楠花
石楠花アップ
今回最後の山は、龍神岳だ。道の駅「ごまさんスカイタワー」は高野龍神スカイラインという立派な道にある。駐車場からは龍神岳らしき山が見え、それ以外にも山並みの展望が良い。「ごまさんスカイタワー」という33mのタワーがあるが登らなかった。でもきっと景色は良いはずである。まず、護摩壇山に向かう。敷石や階段上の広い緩い登りの登山道だ。護摩壇山は和歌山県で2番目に高いそうだ(1372m)。護摩壇山からはちょっとした上下で龍神岳に続いている。途中、ヤシオツツジがきれいだった。5月のGWはヤシオツツジですね。龍神岳に到着。NHKの電波中継塔があり、「NHK」と彫られた三角点の標石のようなものがあった。ここからはさらに景色もよく、時間があれば、この先のピークまで行ってみたかった。
ごまさんスカイタワーと護摩壇山
護摩壇山
ヤシオツツジ
ヤシオツツジ アップ
龍神岳
NHK中継塔
NHKと彫られている
古い山頂表示石
その裏 標高が彫られている
スパイクちゃん お疲れ様
駆け足だったが、京都府、大阪府、和歌山県の最高峰に登ることができた。天気にも恵まれ、良い景色や花たちに逢えた山行であった。帰りは2度ほど、高速道路のSAで爆睡。無事帰宅。