2019年8月2日(金)~3日(土)
登った人:私
行程:
8/2
自宅(11:30)-(17:20)池山林道終点駐車場 車中泊
8/3
池山林道終点駐車場(3:35)・・・ (4:55)池山小屋水場(5:10)・・・ (5:45)マセナギ(5:55)・・・ (6:40)迷い尾根(6:50)・・・ (8:00)分岐点(8:10)・・・ (8:30)駒石(8:40)・・・ (9:05)駒嶺ヒュッテ(9:15)・・・ (9:30)空木岳(9:50)・・・ (10:35)空木平避難小屋・・・ (10:55)分岐点(11:00)・・・ (11:53)迷い尾根(12:02)・・・ (12:50)マセナギ・・・ (13:25)池山小屋水場(13:34)・・・ (14:22)池山林道終点駐車場
池山林道終点駐車場(14:30)-駒ヶ根高原 家族旅行村の露天こぶしの湯-(21:20)自宅
2019年8月2日(金)晴れ一時雷雨後曇り
金曜日午前中の会議がキャンセルとなり、休暇を取ってゆっくりと出かけることにする。
昼前に自宅を出発、17号線で本庄へ、254号線で藤岡、内山峠、佐久、諏訪(新和田トンネルは有料(620円)なので旧道を使う)、伊那、駒ヶ根とドライブ。諏訪ではものすごい雷雨に会う。途中、スパーマーケットに寄ったり、コンビニで夕ご飯用のお弁当を買ったりして駒ヶ根に向かう。明日、山での食事は菓子パンと非常食用のカロリーメイトだ。16時半過ぎ、去年Spikeを側溝に落とした場所を通過。17時前に池山林道終点駐車場に到着。15台位止められそうだ。4台の車が止まっていた。遠くで雷が鳴っていたが雨は降らず。まだ明るいが夕飯を摂って寝る。なかなか眠れないが20時頃位にはねれたと思うが・・・。例によって夜中何回も目が覚める。
2019年8月3日(土)晴れ一時曇り一時雷雨
朝3時に目覚ましが鳴る。まず、トイレ(ここはトイレがあります)。結構車が止まっている。空きはあと2,3台位なあ。空は満天の星、天気は大丈夫そうだ。車に戻り、山服に着替える。菓子パンの朝食の予定だったが食欲が全くない。秘書さんにもらったカロリーメイトを無理矢理水で流し込む。水が無いと食べられないカロリーメイトだが、水があれば流し込める。逆転の発想ですね。3時半にヘッ電を点け出発する。今回はゆっくり歩くつもりで早出とした。ちょっと前に康ちゃんから、これからは山で事故にでも遭ったら「無謀な高齢者登山」になっちゃうよ、と言われたので早出普通着を心掛ける。真っ暗の山道を進むこと1時間20分、池山小屋前に到着。すでに汗びっしょり。森林帯は風が無く蒸し暑い。ここにある水場の水が冷たくおいしい。ここで何か食べようと思っていたがが気持ち悪さが取れず、水だけ飲む。
30分ちょいでマセナギに到着。まだ気持ち悪い。この後、大地獄なので何か食べなくては・・・、でも無理でした。さて、木の梯子や鉄の階段が現れ大地獄となる。結構な高さの鎖場もある。上下があり、高度はなかなか稼げない。左膝にちょっと違和感が。汗も噴き出す。このあたりから分岐点までの間をを歩きながら、
きつい・・・
暑い・・・
日帰りなんてしないで、小屋に一泊すればよかった・・・
膝もちょっと痛くなっているし・・・
山登りはもう引退かなあ・・・とマジ考えていた。
ひょいっと迷尾根に出る。コースタイムだと1時間半だが1時間弱で着く。かなり汗をかいたかめか気持ち悪さはなくなっていたので、ここで朝食とする。ロールケーキと蒟蒻ゼリーだ。で、思ったのだが、今回山での食事は菓子パンと非常食用のカロリーメイトとした。つまり、塩分補給ができない(カロリーメイトには入っているのかな?)。やばっ!こんなに汗をかいているのに。いつも山ではカップ麺とかを昼食にしているのだが・・・。持っている塩分といえば「男梅キャンディ」だけだ。
木の梯子と鉄の階段を超え、斜度のある尾根道となる。1時間弱で休憩とする。休んでいると大阪弁丸出しのおじさんが登って来た。「大地獄はまだですかねえ」とのこと(標準語に翻訳)。高度計(腕時計)と地図を見せて、もう過ぎていますよ。というと、今の時計ってすごいんだねえ、と感心される。彼は4時15分に駐車場を出たのとことで、私より45分も早いペースで歩いていることになる。68歳だそうです。元気なジジイだ。先に歩き出した大阪弁ジジイを見送り、歩き出す。10分もしないうちに空木平と尾根道の分岐点に到着。ここからは尾根道を行く。朝のうちなら木曽駒や宝剣も見られると思ったからだ。
尾根道の登りはきつい、やっと景色が開けた所あたりで足が攣る。来たか~。下山者から、韓国人の団体さんが降りてきますよ、とのこと。見上げれば、駒石辺りに団体さんがいる。早く登らなければ、でも足が・・・。どうやら彼らの出発前に駒石まで登れた。
ここで一休み。岩の影が涼しい。北側の宝剣からの稜線は霧の中でした。反対側の空木平の避難小屋は良く見えている。空木平はカールになっているようだ。さて、素敵な感じの尾根道だが上下がある。どうにか駒嶺ヒュッテに到着。目の前に空木岳が見える。頂上はガスっている。ちょっと休んで最後の登りだ。と、空木平への道を分けるところに大阪弁ジジイが座っている。もう下りてきたのかと聞くと、これからとのこと。空木平からの道は高山植物が多く、沢も冷たいきれいな水で良かったよとのこと。下りはそっちに決める。大阪弁ジジイと一緒に頂上を踏む。百名山97座目に立つ。
頂上は結構風があり、汗だらけの私には寒いくらいだ。頂上の霧は晴れてきているが、依然北側は霧の中。南側の岩峰が徐々に霧から顔を出してきた。南駒ケ岳かな。縦走路を歩いている人も見える。ここで、アンパンとカロリーメイトでエネルギー補充。頂上での景色を楽しみ、後は下るだけ。膝が心配だけど。小屋まで下り、空木平への道へ入る。なかなかの急坂で浮石ゴロゴロで歩きずらい。でも、大阪弁ジジイが言っていたように花が奇麗だ。沢も冷たい水が流れている。ここからから見る登りで歩いた尾根道には白い岩が並んでおり面白い形をしている。天気はピーカン、避難小屋辺りには日影がないので分岐点まで行くことにする。小屋から分岐点までは登り道で、倒木が多く、歩きにくい。
分岐点からは林の中だ。小地獄、大地獄が待っている。梯子や階段が膝につらい。一歩一歩下る。また、登りになると足が攣りそうだ。ハムスト、ハムストと念じながら歩く。迷尾根で休憩、ストックをたたみ大地獄に備える。何度も言うけど、樹林帯の中は風もなく暑い。30分弱ほど歩き、大地獄を通過。小休止。アンパンを頬張る。マセナギ通過。ここまでくると何となくホッとする。ここで休憩しようと思ったが、次の分岐点まで歩くことにする。その分岐点前でソロで登ってくるおっさんがいた。これから上りですか、と聞くと、小屋までどのくらいですかと聞かれた。私の足で3時間くらいかなあ。地図は持っていますかと聞くと持っていないとか。服装もリックも山屋さんという感じではない。「避難小屋までなら2時間半くらいかなあ、でも避難小屋には何もないですよ。装備や食料はありますか。」「そんなのないです。」とのこと。今、13時過ぎだし、午後は雷もあるので、やめるように言うと、ちょっと考えますとのこと。そのまま分かれたけど、どうしたかなあ。下りるようにもっと強く言えばよかったかあな。私は3時半から歩いているので、13時と言ってもかなり遅い時間に感じているけど、普通の人はお昼を食べた後、これから頑張るぞ、という時間帯なのですかねえ。
池山小屋前の水場に着く。水が旨い!顔と腕を洗う。冷たくて手がしびれるくらいだ。ここから駐車場までもう少しだ。休んでいると雷の音が聞こえだした。下りて来た人は、大地獄の長い鎖場付近で雷の音を聞いて、急いでここまで来たとか。ここまで来ればちょっと安心。雷の音を聞きながら駐車場へ。この道は今朝通った道だが、その時は真っ暗だったので、初めて通る道と一緒だ。
駐車場に到着。11時間の山旅終了。雷の音が近づいてきた。急いで着替えて、リックを車に投げ込んで温泉を目指す。林道を走っているとぽつぽつと雨、良かった。温泉は駒ヶ根高原 家族旅行村「露天こぶしの湯」、610円だ。温泉最高~!頑張ったね自分。温泉の露天風呂からは南アルプスが見えるらしいが、今は黒に近い灰色の雲しか見えない。いきなり稲妻が・・・屋根のある露天風呂だがちょっと怖い。温泉を出ると土砂降り。
さて、帰りますか。駒ヶ根市内で幸楽苑の看板を発見。「塩分、摂らなきゃ!」。塩ラーメンと餃子を注文。久しぶりの塩分が旨い、血圧高いのにスープまで完食!駒ヶ根市内は夏祭りで遠回りをさせられたが、下の道を走り続け、無事帰宅。お疲れさまでした。
今回の山行で出会った花たちです。やはり、夏はお花が奇麗です。
ネットで花の名前を調べましたが、間違っているかもしれません。間違っていたら、教えてください。