2週間前、康ちゃんとエビ山へ登った際にちらっと見えた白砂山。康ちゃんから良い山だよ、特に稜線歩きが最高、と言われ、登ることにした。自宅を3時に出発、上武国道で渋川に出て国道353号、国道145号、国道292号、国道405号で野反湖へ。途中、道の駅六合でトイレ休憩をする。6時過ぎに登山口のある駐車場に到着。4台ほど止まっていた。準備をして直ぐに出発する。天気は曇りでエビ山などは雲がかかっている。晴れるかなあ。2週間前は雪だらけの登山口だったが、まるで無い。ちょっと上り、沢に下り、登り返す。歩き始めはきつい。登山道のところどころに雪が残っている。地蔵峠は切明温泉への道を分ける地点でお地蔵さまがいた。ここから地蔵山を越え堂岩山への尾根道となる。ここからは結構、雪が残っている。
2019年5月18日(土)曇り一時晴れ時々霧
登った人:私
行程: 白砂山登山口・・・地蔵峠・・・堂岩山・・・中尾根ノ頭・・・黒渋ノ頭・・・八間山・・・白砂山登山口
登山口 2週間前は真っ白だった
野反湖の向こうにエビ山
ハンノキ沢を渡って地蔵峠への急騰が始まる
途中にあった廃屋
地蔵峠で小休止
お地蔵様に遇いました
やせた象?
地蔵山だと思う
地蔵山ピークをちょっと下ったところ 野反湖が見えた
堂石山と思う 遠いなあ
そうそう、今回は熊鈴だけではなく携帯ラジオも持ってきた。熊、怖いものね。ちょうどNHK第1で石丸謙二郎の山カフェが始まった。今日の特集はなんと「熊」。熊が怖いのでラジオ付けたのに・・・。こんな時って熊に遭遇しそうな気がする。
地蔵山手前からは雪だらけ。でもアイゼンは必要ない、というか、雪が腐っていて(ザラメ状)アイゼンの歯は効かない。キックステップで高度を稼ぐ。堂岩山の標高は2051m。2000m付近で道を見失う。右横にピンクのリボンを発見。そちらへ行くがなんかおかしい。戻ればよかったのだが、頂上に向け直登開始。しっかりキックステップで急斜度を登る。熊笹が前方を塞ぐが笹の枝をつかみながら体を持ち上げる。ポコッと雪のない登山道にでる。で、頂上に到着。頂上は広い雪原だ。ここから白砂山への下り口がわからない。5~6分ぐらい頂上をさまよっていると、トレランのカップルが登ってきた。彼らもここは初めての山とのこと。一緒に下り口を探す。どうにか見つけ八間山からの合流点に到着。
堂石山山頂から野反湖
八間山からの道を合わせる
堂石山山頂は無風だったのに、ここはかなりの強風だ。そのうえ風が冷たい。この先の白砂山への稜線を霧がすごい勢いで乗り越えている。白砂山は霧の中だ。トレランのカップルは白砂山目指して出発する。私はちょっと様子見。八間山方面から兄ちゃんが来た。彼曰く、野反峠でガイドさんから、今日は白砂山は行かないほうが良いと言われた、とのこと。すると、先ほどのトレランカップルが戻ってきた。風も強いし、展望もないので戻るとのこと。私も白砂山を諦め八間山経由で下山することにした。
白砂山は正面ピークの右、霧の中
白砂山は真ん中あたり 見えない!
八間山からきた兄ちゃんから、八間山からこっちは雪だらけと聞き、軽アイゼンを付けるが、腐った雪では全く役に立たない。ピークをいくつか超える。黒渋ノ頭の登りがきつかった。その次の小ピーク近くに風のないところを見つけ、アンパンとゼリー、コーヒーの昼食。最後の登りで八間山頂上に到着。頂上に雪は無い。ここから白砂山登山口へ向け下りるのだが、北面で雪がありそう。下りようとすると、ちょうどその道を登ってきたおじさんおばさんパーティに遭遇。道の状況を聞くと、しんどいよ、下りだと腿まで踏み抜きするよ、とか、雪の斜面に手をついて登ったので、手が冷たかった、とか。一瞬野反峠まで下りて野反湖畔を駐車場まで歩こうかと考えたが、予定通り北面の尾根を下ることにする。最初は急で雪を踏み抜くこともあったが、おじさんおばさんパーティが言うほど荒れてはいないし、急斜面の雪は逆に歩きやすい。急斜面が終わると雪もなくなり、歩きやすい広い道となる。最後に1620mのピークに登り返すのだが、このピークからの野反湖や地蔵山、八間山の展望が良かった。膝も痛くなってきたのでコーヒーを入れてゆっくり休憩。シャクナゲも咲いていた。ここから10分足らずで登山口に到着。
右隅が八間山 遠い!
一瞬霧が晴れて、白砂山が見えた(右側のピーク)
八間山の頂上まであと少し
頂上です
1620mのピーク 景色よかった
一本杉
帰りは暮坂峠を越えて中之条へ出て、入場料410円の日帰り温泉「小野上温泉さちの湯」に入り帰宅。疲れたー。夕食は農産物販売所でお土産に買ったシイタケとヒラタケのバター焼きになりました。
今回白砂山まで行けませんでした。近いうちにリベンジします。天気の良い日がいいですね。