2021年の5月から九州工業大学の公開講座を受講している。今回実習があるため、福岡県飯塚市の九州工業大学へ行くことになった。当初、空路で行く予定であったが、緊急事態宣言は解除されているけど、公共交通機関の利用は感染が怖い。そこで、車でと考えた。車で行くなら、実習のためだけに行くのはもったいない。実習の前後に山へ行っちゃおうか。山へ登ることを考えれれば、高い高速代やガソリン代を払っても納得できるし・・・。ということで、さっそく計画を立て、出発した。
登った山:
① 三嶺(みうね) 1893m 高知県最高峰
② 竜王山 1060m 香川県最高峰
③ 恐羅漢山 1346m 島根県・広島県最高峰
登った日:2021年11月24日(水)~28日(日)
登った人:私
11/24
自宅(15:10)-花園I.C.-関越・長野道・中央道・名神・鳴門道・徳島道 -
11/25
- 脇町I.C. - (1:30)名頃駐車場(車中泊)
名頃駐車場(7:20)・・・ (8:54)ダケモミの丘(9:10)・・・ (10:20)三嶺(10:25)・・・ (10:35)三嶺ヒュッテ(10:52)・・・ (11:35)ダケモミの丘(11:35)・・・ (12:37)名頃駐車場(13:00頃)ー(15:00頃)竜王山直下の電波塔・・・ (15:05)竜王山(15:20)-坂出IC-(瀬戸大橋)-戸川内IC-(22:20)恐羅漢山スキー場駐車場(車中泊)
11/26
恐羅漢山スキー場駐車場(6:54)・・・ (7:20)夏焼峠(7:26)・・・ (8:26)恐羅漢山(8:42)・・・ (9:26)恐羅漢山スキー場駐車場(11:30)-(関門トンネル)-(17:00)ビジネスホテル
11/27
ビジネスホテル-九州工業大学(17:40)-
11/28
-(0:30頃)鳥取道河原I.C.-(1:30)若桜町の道の駅(8:00)-(20:00)自宅
2021年11月24日(水)晴れ
リモートワークを15時に終わらせ、すぐに出発する。午前0時過ぎに徳島道の美馬ICを出ることで高速代を安くするつもりだ。結構飛ばし、明石海峡大橋で淡路島に渡り、四国徳島県に入る。工事のため、脇町ICから先は通行止めとのこと。美馬 ICの一つ手前だ。高速を降りて美馬方面への国道に出る交差点を青信号で右折しようとしたら、車の前にを大きな何かが飛び出してきた。急ブレーキ!イノシシのようだ。びっくりした~。さて、美馬方面へ向かい、美馬から細い道へ。この道は細くても国道で、クネクネの道。時々擦れ違い用なのか2車線になったりする。国道の看板は438号とある。そういえば、徳島市と四万十市を結ぶ「国道439号」というのがあって、別名は「酷道ヨサク」といい、ものすごい道があるとか。いつかは走ってみたいですね。さて、この道では、鹿、たぬきが出迎えてくれた。1時間くらい走って右折。なんとここからが「ヨサク」であった。なんだかうれしい。でも、10キロちょっとで駐車場につく。駐車場には誰もいない。車を止め、疲れた~!ねむて~!ビールも飲まずに寝袋へ。
2021年11月25日(木)曇り時々晴れ
人の声で目が覚める。時計を見ると6:40だ。車が止まっており、2人の若者が出発するところだ。まだ、神経が起きていないが、山服に着替えていると、若者2人は出発していった。トイレを済まし、食欲はないが、バナナと菓子パンを口に押し込む。パッキングを確認し、出発する。天気は曇り、気温は6℃だ。若者二人の車は鳥取ナンバーでした。
登山口から結構な登りだ。工事のため迂回しているようだ。道はこの時期、枯葉の絨毯。葉っぱが茂っていない分、山道は明るいかな。ガサガサという音。四国は熊はいないそうだが、ドッキとする。音の主は鹿でした。30m位離れたところから、立派な角を見せつけるようにじっとこっちをにらんでいる。そういえば、登山口に鹿の駆除をしているとの看板があったなあ。数年前に北アルプスへ行ったとき、山小屋の夕食がジビエ料理で鹿肉シチューを食べたことを思い出す。
さて、林道と合流し、すぐに尾根に取り付く。広い斜面になると「ダケモモの丘」だ。ここで、先行する鳥取ボーイズに追いついた。話をすると、今日は三嶺から縦走して白髭非難小屋まで歩くとか。荷物が重そうだ。このあと、急斜面をジグザグに登り、途中、休憩中の鳥取ボーイズを追い抜く。岩場に出た。登山道は岩場の急斜面をジグザグに登ったり、トラバース気味に登ったりする。ポンと尾根道に出る。左が山頂、右が三嶺ヒュッテだ。山頂を見ると霧氷で白い。山頂へ向かう。この道の右側には池がある。火山の火口跡のくぼみのようだ。
山頂到着。霧氷が美しい。天気は曇りだが視界はあり、遠くの山まで見渡せる。でも風が強くて寒い。鳥取ボーイズが歩くという縦走路が見える。木が無い草原の縦走路だ。このまま下りずにこの縦走路を歩いてみたいと思った。池の反対側を歩いて三嶺ヒュッテに寄る。この時期は冬季避難小屋になっている。鳥取ボーイズは小屋の中で休んでいた。ここで、菓子パンと熱いコーヒーででエネルギー補充。鳥取ボーイズと別れ下山する。駐車場手前で近道をしようとしてひざ下くらいまで積もった枯葉の斜面を歩いていて転倒。膝をひねってしまった。枯葉の下に円柱状の何かがあってそれを踏んで転がったような感じ。ちょっと膝が痛かったが、問題ない。
駐車場から美馬市に戻り、さらに北上し、竜王山へ。林道で頂上直下まで行ける。電波塔の駐車場(?)に車を止めて、5分ほどで頂上だ。ここには展望台があり、南北の景色が良い。頂上では、福岡県から来たというアベックさんがお饅頭を食べていた。これから福岡の飯塚へ行くんですよ、と話すと、飯塚にも竜王山という山があるとのこと。調べてみようっと。
坂出から高速に乗り、瀬戸大橋を渡り、山陽道、広島道から恐羅漢山スキー場へ向かう。広島手前で大渋滞にあったり、恐羅漢山スキー場手前で道に迷ったりしたが無事場駐車場に到着。ここも誰もいない。コンビニ弁当とビールで夕食。すぐに眠れた。
2021年11月26日(金)晴れ
5時に目覚ましが鳴ったが、シュラフの中でうだうだしていた。実はちょっとひざに痛みがある。昨日の下りでひねったところだ。まあ、大丈夫だろう。お湯を沸かし、お湯でふやかすパスタ(·カルボナーラ )とフランスパン、コーンポタージュの朝食を摂り、出発する。登山口を間違えて、大回りコースになってしまった。その分、斜度は緩やかで、膝への負担も少なそうだ。高度が上がると、所々に雪が表れてきた。そして頂上。天気は良いが風がある。景色は良い。周りの山々がよく見える。コーヒーを飲み、下山。帰りはスキー場のゲレンデを駐車場まで下る。まずはジグザグな急坂の道を下りスキー場の上部に着く。ここまで、膝に違和感はあったが、問題なく歩けた。スキー場の急なゲレンデの端を直下降状態で歩いていたら突然膝に痛みが、そして左足が硬直してしまった。足が攣ったわけではなく、痛みで固まってしまったような感じだ。足が出ない。こんなの初めて。しばらく動けず、痛みが引いて、歩き出すも5分ぐらいで同じように痛みで固まってしまった。そのあとは、ゆっくりとだましだまし急坂を下る。やっと駐車場に到着。この後、寂地山に登るつもりだったが、あきらめる。
下道を使って下関から関門トンネルを通って九州へ。苅田町のビジネスホテルへ向かう。
2021年11月27日(土)晴れ、夜は雨とみぞれ
情報教育支援士講座の実習は午後からなので、ゆっくり九工大へ向かう。無事、実習も済み、夕方、九工大を出発する。膝も大丈夫そうなので、寂地山にリベンジしようかと思ったが、寂地山だと翌日の帰路が長くなってしまうので、兵庫県の最高峰「氷ノ山」を目指す。深夜、氷ノ山の下の若桜町に着くとみぞれ。山は積雪があると思い登山は諦める。近くの道の駅で車中泊。さて、中国道を走っているとき、日本シリーズの第6戦があり。ラジオを聞いていたのだが、山の中では雑音が多かったり(中国道は山の中を走っている)、NHKの放送局が変わったりして受信しにくいので、モバイルルータでスマホをネット接続、らじるらじるをbluetooth経由してカーオーディオで聞いていた。深夜、道の駅で寝ながら、ネットで天気予報を調べようとしたら、モバイルルータがネットにつながらない。日本シリーズを結構長く聞いていたので、ひと月のパケット上限を超えてしまったのかと思ったが、上限を超えても、遅いスピードでつながるはずだ。ひょっとして壊れた?帰宅後、原因究明。私のモバイルルータは2か月前から2か月ごとに使用料を払い込まなくてはならない契約だったのだが、支払いを忘れていたため接続できなくなったのだ。でも普通、期限が近付くとメール等で知らせてくれると思っていのだが、何の連絡もなかった気がする。
2021年11月28日(日)晴れ
帰りは、戸倉峠というところを超えて、舞鶴から福井へ出て、九頭竜から高山、松本へ出ようとしたが、峠は積雪有で冬用タイヤが必要とのこと。結局、姫路まで南下し、中国道、名神、中央道で松本まで走り、松本から自宅まで下道を走る。松本から下道を走ったのは、松本市内からの国道254号の有料だった松本トンネルと三才山トンネルが無料になったので、ぜひ走ってみたかったからだ。
無事自宅に到着。お土産の焼酎と明太子で夕食。お疲れさまでした。
情報教育支援士講座の実習にかこつけて、3つの山に登った。4座目は膝痛のため登れなかったのが残念だ。まあ、チャンスは今後もあるだろうし、コロナが収まれば普通に行けるだろう。久々の長距離ドライブ旅行&登山、楽しかったね。無事に帰れたし。ちなみに、走行距離は2874Kmでした。