後山 (1345m):岡山県最高峰
氷ノ山(1510m):兵庫県最高峰
2023年7月21日~23日
登った人:私
登った人:私
岡山県最高峰の「後山(うしろやま)」と兵庫県最高峰の「氷ノ山(ひょうのせん)」に登ってきました。21日、仕事が終わってから出発。柏から常磐道、外環、関越道、圏央道、東名、新東名、新名神、中国道を休憩や仮眠をとりながら、13時間かけて登山口まで。やはり遠いですねえ。無理すれば、1日で二つの山を登れますが、今回はゆっくりと、2日間かけて登りました。二日間、ともに暑かったです。また、帰りは、日本海を見てから帰りたいなと思ってカーナビで帰路コースを調べていたら、「植村直己冒険館」というのが目に入り、行ってみました。記録映画や登山や極地探検の資料を見ることができました。特に、植村さんになついている犬たちの映像は、3週間前に亡くなった我が家の愛犬を思い出してしまいました。車での関西中国地方遠征は遠かったですが、無事に楽しく登ってきました。
2023年7月22日(土)晴れ
行程:駒ノ尾山登山口(8:00)・・・(8:47)駒ノ尾山(8:52)・・・(9:15)鍋ヶ谷山(9:15)・・・(9:40)船木山(9:45)・・・(10:02 )後山(10:10)・・・(10:32)船木山(10:35)・・・(10:58)鍋ヶ谷山(10:58)・・・(11:23)駒ノ尾山(11:36)・・・(12:16)駒ノ尾山登山口(13:00頃)---車で移動---(16:00頃)大段ヶ平登山口
舗装された林道(ガルダ峰林道)で駒ノ尾山登山口駐車場へ。7:00過ぎに到着。1台車が停まっていた。朝ご飯のサンドイッチを食べて8:00に出発する。
クマ出没注意の看板って、どこにもあるみたいね。
ここまで、1時間弱。すでにTシャツは汗でびっしょり。
広い山頂で、景色もよい。この石は自然じゃないよね。
左手前が「鍋ヶ谷山」、その右奥が「船木山」、その左奥の霧がかかっている山が、目的地の「後山」です。ピーク越えは疲れるよね。
標識が割れているのがさみしい。
この山頂を超え「船木山」手前で、母の入所している施設から電話あり。しりもちをついたらしく、腰が痛いと言っているので、これから整形病院へ連れていくとのこと。これは帰らなあかんと思ったけど、どうすることもできない。少なくとも明日の「氷ノ山」はあきらめるしかないかな、と考えながら歩く。その後、家から連絡があり、軽い打撲とのこと。予定通り歩くことにする。
おばさんの団体がいて、占領されていた。荷物をどかしてもらい写真を撮った。うるさいこと。
中年のご夫婦さんに写真を撮ってもらった。後山キャンプ場から登ってこられ(かなりの急登らしい)、これから駒ノ尾山まで歩き、来た道をキャンプ場に戻るそうです。先週は笠ヶ岳へ登ったとか。元気なご夫婦さんです。
写真を撮っていただいた旦那さんから、あれが「氷ノ山」だよと教わった。中央やや左のなだらかな稜線の山が「氷ノ山」です。例のおばさん団体が来たので、すぐに出発する。
スマホの倍以上のミミズを発見。
結構車が来ていた。ここは標高952mだが、暑い。
道を間違えながら「氷ノ山」の登山口の一つ、大段ヶ平登山口駐車場に到着。ここは標高1,100m。トンボがたくさん飛んでいた。あと、虻のような大きな蜂が飛んでいる。結構ビビった。
で、一人宴会。キュウリ、トマト、缶詰がうまい。そういえば、昼ご飯はお結び1個だけだったなあ。ビール(朝、コンビニで購入)はちょっとなまぬるかったけど、うまかった。宴会中、この駐車場で大きなアンテナを立てているアマチュア無線の人がやってきて、泊りですかと聞かれた。はい、これからテント立てますと答えると、この辺りはクマがいますから、食料は外に出さないようにしてくださいね、とのこと。あと、さっきまでここにいた黄色のジムニーの人たちは、GPSを付けたクマの監視をしている人達で、近くにクマがいると教えてくれるのだけど、今日は何も言わず帰ったので、近くにはいないでしょうとのこと。恐いのでテント泊は中止、車内泊にする。さて、このおじさんと話していると、足がかゆい。なんとまたブヨにやられてしまった。半ズボンだった私が悪いのだが、5か所も咬まれていた。寂地山、子の権現、そしてココと3回連続で襲われた。ブヨは大っ嫌いだ。
行動時間:4時間32分
距離:11.4Km
登り:752m 下り:732m
この日の歩数:21933歩
2023年7月23日(日)晴れ
行程:大段ヶ平登山口(5:22)・・・(6:05)神大ヒュッテ(6:14)・・・(6:40)氷ノ山(7:07)・・・(7:25)神大ヒュッテ(7:25)・・・(7:54)大段ヶ平登山口
夜中はちょっと寒かった。車の奥にアマチュア無線のアンテナが見える。昨夜は遅くまで発電機が動いていた。でも、高速のSAで仮眠した時のトラックのアイドリング音に比べれば何のことはない。むしろ山小屋の自家発電機のようで、懐かしいような感じでした。
頂上ではないのでご来光ではないのかな。出発準備をしているとアマチュア無線おじさんが来て、この氷ノ山は地形的に天候が不安定なので、霧が発生することが多く、ここは雲海をよく見ることができる穴場だとか。今朝はだめでした。ちょっと残念。
「大段ヶ平」って「おおだんがなる」と読むんだ。
林道をちょっと戻ると登山口がある。さあ、出発だ。
なんかかわいい小屋ですね。
神戸大学の小屋。一般の人も申請すれば使えるそうです。小屋の横にパイプがむき出しであったのですが、水は出ていない。下山後、アマチュア無線おじさんから、ちょっと奥にバルブがあって、水を出せるよとのこと。
突然、頂上の非難小屋が見えた。このコース、頂上まで3つの避難小屋があるのね。
大草原の小さな家だね。
行ってみようと思ったけど、笹が生い茂っていてくじけた。
標識の柱の文字が消えている。どうにか標高の一五十〇という漢数字が読める。
頂上に着いたら、行き違いで降りる方がいた。その方はテント箔、昨夜、小屋には5人パーティが泊まっていたとのこと。短い時間で登れるし、ここでテント箔でも良かったなあ。
頂上からは雲海、滝雲を見ることができた。ちょっとうれしい、いや、とてもうれしい。
景色最高!1時間半弱の登りで、この景色を味わえるのは、コスパ良すぎ。
結構、車が来ていた。ここからだと登りやすいもんね。
荷物を整理して・・・・・植村直己冒険館を目指す。
林道でマムシ発見。
植村直己さんの出身地に建てられた施設。立派な施設です。入場料は「ミュージアムエリア」だけなら550円。
この白い四角い建造物の下(地下)が「ミュージアムエリア」。向こう側は斜面になっており、子供たちの体験場の「どんぐりbasa」だ。
うんうん、そうだよね。あと、犬は家族・・・
植村さんが残した最後の石。捜索隊が持ち帰ったそうな。
行動時間:2時間40分
距離:5.9Km
登り:412m 下り:413m
この日の歩数:13204歩