JALの国内全路線一律6,600円で熊本往復航空券が買えた。熊本県最高峰「国見岳」を目指したが、予定していたルート(歩行時間4時間10分)の登り口への林道が土砂崩れで通れず、他の歩けるルートを調べたが、倍の時間がかかる。帰りの飛行機の出発時間、飛行場への移動時間を考えると、遅くとも朝4:00には歩き始めなくてはならない。その時刻で出発しても、下山後、温泉へ行く余裕もなく、汗臭いまま飛行機、電車に乗ることになる。ということで、山はあきらめ、以前NHKの「72時間」という番組で放映された3,333段の石段を登ってみた。
2022年5月9日(火)快晴
登った人:私
行程: 3333段の石段登り口(8:06)・・・(9:20)3333段の石段頂上(9:22)・・・(9:37)大行寺山登山口(9:37)・・・(9:43)大行寺山(9:45)・・・(9:52)大恩教寺釈迦院(10:11)・・・(10:27)3333段の石段頂上(10:30)・・・(11:17) 3333段の石段登り口
レンタカーで日本一の石段へ向かう。登り口の周りには有料駐車場が点在。近いところは300円、離れると200円、100円のところもあった。一番近い300円の駐車場に入り、アタックザックにお茶とお薬セット、カメラ、タオルを入れて出発。3,333段登れるかなあ。第1歩、よし、頑張るぞ、チョットお腹の具合がよくないけど・・・実は昨夜、山に登れなかった腹いせに、コンビニで買った缶ビール2本、酎ハイ、お弁当、サラダ、ゆで卵、それと、山での食料として買った菓子パンとカロリーメイトを爆食い爆飲みしてしまったのです。夜中から、おなかの調子が・・・。トイレは200段目と1700段目にあるとか。大丈夫かなあ。
階段登りのペースが分からないので、トイレのあるところで休憩することにする。すぐに200段目トイレ、そして全体の半分の1,700段目トイレで休んだ。石段はずっと続いているわけではなく、車道(林道)と交差したり、平らなところ(石畳だったり、飛び石状だったり)もある。3,333段に着く直前、お兄さんがヘラで石段の汚れを落とし、塵取りでその汚れと落ち葉(主に杉)を石段の両側に捨てる作業をしていた。上から80段くらい進んでおり、その石段はきれいで歩くのも気持ちが良い。「ご苦労様です」と声をかけたが、返事はなく、黙々と作業をされていた。
やった3,333段だ。疲れた。石段の上にお寺があるのかと思っていたが、お寺はここから900m先にあるとのこと。そこまでは緩い登りの歩きやすい道だ。石段登りの疲れがちょっとだけとれるような気がする。半分ぐらい歩いたところに「大行寺山へ5分」の看板。行ってみる。あまり歩かれていないような山道で、クモの糸がいっぱいあった。山頂に到着。景色がないのですぐに降りる。竹藪に入ると、お寺の屋根が見えた。で、お寺到着。金海山大恩教寺釈迦院だ。お参りしようとしたら、急にお腹が・・・。「水洗トイレ100m」の看板があり、走るように向かう。間に合った。お寺に戻り、改めてお参り。鐘もつかさせていただきました。ゴーン♪
石段の下りは、膝が不安だったが、割に足が出て順調に降りられた。登ってくるおじさん(おじいさん?)とあいさつ。このおじさん、私が登っているときに下って来た人で、「私が昇るときにお会いしましたよね。2回目ですか?」と聞くと「4回目だよ。」とのこと。すごいなあ。どういう膝をしているのかしら。石段を下りた後、近くのダムを見に行ったのですが、そのダム管理事務所の人と話していたら、この石段を24Kgのダンベルを持って登る人がいるとか。結構有名らしい。私には無理。
無事石段を下り、昨夜車中泊をした道の駅「美里・佐俣の湯」の温泉でさっぱり。温泉のおかげか、膝痛にはなりませんでしたが、翌日から筋肉痛は出ました。それもかなりきつい筋肉痛が。階段を降りる時が特にきつい。さて、今回、登りでGPSを使うのを忘れ、大行寺山の山頂から計測を始めました。結果、登り91m、下り809mでした。帰宅後、石段部の高低差を地図で調べたところ、618mでした。5月5日に登った「伊豆ヶ岳」では正丸駅→伊豆ヶ岳山頂→正丸峠→正丸駅の総登り高さは632mなので、伊豆ヶ岳に匹敵する石段だったのですね。
日本一の石段スタート
天気最高、新緑のもみじが眩しい
熊本県はどこにでもくまモンがいる
1,000段目に到達、100段ごとにこのような標石がある
石楠花が疲れをいやしてくれる
1,700段目のバイオトイレ
2,000段
2,500段
3,000段
3,300段 石段がきれいだと気持ちがいい、お兄さん、ありがとう
3,333段完登! 「白竜が昇るがごとく石段は三、三三三で日本一」とある
海(有明海)の向こうに雲仙岳が見えました
景色はなかったです
金海山大恩教寺釈迦院