太郎山(2367.7m)
2022/09/11
2022/09/11
日光「太郎山」は「男体山(父)」と「女峰山(母)」の長男だそうだ。で、長女が「大真名子山」、次女が「小真名子山」とのこと。「小太郎山」は次男なのかな?
2022年9月11日(日)秋晴れ
登った人:こうちゃん、私
行程: 駐車場(7:56)・・(7:59)山王帽子山登山口(7:59)・・(8:59)山王帽子山(9:10)・・(9:35)ハガダテノ頭(9:41)・・(10:36)小太郎山(10:44)・・(11:06)太郎山(11:53)・・(12:23)小太郎山(12:28)・・(13:01)ハガダテノ頭(13:01)・・(13:55)山王帽子山(14:16)・・(14:57)山王帽子山登山口(14:57)・・(15:10)山王峠ベンチ(15:27)・・(15:35)駐車場
自宅を5時前に出発、ちょっと道を間違えたりしたが、7時半前に山王峠に着く。だが、駐車スペースがない。久しぶりに天気の良い日曜日だ。早くから登山客が車を止めているようだ。車の3分の1を笹に突っ込んで無理矢理に駐車をする。
気温10℃。半袖だと寒いくらい。準備をして歩き始める。山王帽子山登山口からは熊笹の道。熊笹は胸ぐらいの高さで足元が全く見えない。結構急な登りだ。すぐに熊笹はなくなるが、急な登りは続く。やっと山王帽子山に到着。350mの高度差。すでに足がだるい。小太郎山までは、ここから150m下って400m登り返すのだが、結構斜度がきつい。ぜーぜー言いながら小太郎山へ。素晴らしい景色だ。南側の目の前にどっしりと男体山、時計方向に中禅寺湖と戦場ヶ原、その遠くに富士山、皇海山、日光白根山、憧れの金精山、根名草山、北には燧ケ岳、会津駒ケ岳、東側にはこれから登る太郎山、その横に女峰山、子真名子山、大真名子山と絶景だ。ここから太郎山まではちょっと下がって登り返すのだが、岩稜帯となる。今まで、森林帯であったが、景色が一変する感じだ。剣ヶ峰という大きな岩のピーク越えはちょっと怖かったので、巻道に逃げた(こうちゃんはそのまま超えたけど)。1か所、太郎山の南側の「花畑」と呼ばれるところが見えた。湿地帯なのか、火口跡なのかわからないが平らな地形をしている。名前は「花畑」だが花はないとのこと。やっと太郎山の頂上。わりに広い山頂だ。景色の良い場所に荷物を置いて、昼食とする。見飽きるくらい、景色を堪能した。
さて下山。下りは苦手だ。今回はピストンなので、あの登り道を下るのかと思うと嫌になってくる。ここからは下りに弱い私が先頭を歩く。小太郎山まで戻ってきた。トンボがいっぱい飛んでいる。歩いてきた人の帽子に大きなトンボ(オニヤンマ)が留まっている。「帽子にトンボが留まっていますよ」というと、「これ、虫よけです」とのこと。私はブヨに弱い体質なので、いいなあーあれ。帰宅後、ネットで探してみたらありました。体調12cmおにやんま虫よけ。2匹で1,880円。ちょっと高い。山王帽子山との鞍部で休憩。この先の登りで足が攣りそうな気がしたが、どうにか登り切った。山王帽子山で休憩していると、トレランのお兄さんがやってきた。光徳牧場から登ってきたのかなと思っていたら、なんと、二荒山神社から男体山を超えてきたとのこと。あと20Kmくらいかなあ、と涼し気に言って、下っていきました。すごい人がいるものだ。
最後の下り、足に力が入らなくなってきた。案の定、熊笹帯でこける。足元が見えず、小さな段差で滑ってしまった。左ひじをちょっと擦り剥いてしまったが、ロン(うちの飼い猫)の引っ搔き攻撃よりも軽い気がする。やっと林道にでる。ここで、こうちゃんから、山王峠まで行ってみない、とのこと。切込湖・刈込湖と光徳牧場を分けるのが山王峠だ。林道からちょっとだけ登ったところで、木道があり、木のベンチがある。明るく、下ってきた山王帽子山や、小真名子山が見える。なんか、ほっとする。トンボと遊んで、駐車場へ。駐車場は1台だけ。もうみんな帰っちゃったみたい。
着替えて、帰路につく。途中、キノコと書かれた看板を見つけ、汚い店に入ってみると、巨大キノコを売っていた。「仁王シメジ」というキノコで、30cm以上ある白いキノコだ。で、安い(250円)。店の親父さんからは、あんまり美味しくないよ、と言われたが、受け狙いで買ってみた。でも、バター炒めにしたらにエリンギのようで割と美味しかったです。
初めての太郎山、樹林帯の急騰、岩稜帯、そして森林限界ぎりぎりの高さということもあって、いろいろな要素を持っている山でした。また、機会があれば登ってみたいなあ。ちなみにこうちゃんは今回3回目だそうです。あと、今回は南アルプスに向けてのトレーニングのつもりで、水を約4Lを担いで登った。結果、きつかった、の一言。こんなんで、南アルプスへ行けるのかしら。
お疲れ様でした。