2025.09. 26 全国通訳案内士1次筆記試験合格発表(予定)
2022年に日本三大夜景の三大要素である、稲佐山(長崎)、摩耶山(兵庫)と共に選択肢の一つとして出題。同じく選択肢の1つである、寝姿山は、伊豆半島ジオパークの山。
函館山(はこだてやま)は、北海道函館市の市街地西端にある山であり陸繋島でもある。陸繋島として表す場合でも「函館島」「函館山島」といった表現をすることは稀である。 標高334m、周囲約9km。牛が寝そべるような外観から臥牛山(がぎゅうざん)とも呼ばれる。
約100万年前の海底火山の噴出物が土台になり、その後の噴火による隆起・沈下を繰り返して大きな島として出現。海流や風雨で削られて孤島になり、流出した土砂が堆積して砂州ができ、約5000年前に渡島半島と陸続きの陸繋島になった。 函館市の中心街はこの砂州の上にある。函館市街の地下に分布する軽石層が既知の第四紀火山噴出物と対比できないことから、函館山を給源とする可能性が指摘されている 。
御殿山の山頂に展望台が設置され、山麓からは函館山ロープウェイや一般道(北海道道675号立待岬函館停車場線。函館山観光道路とも。季節運行バスあり)や登山道を通じてアクセスすることができる。ただし、道道675号の函館山にかかる区間は、二輪車は終日、一般車(マイカー)は4月25日~10月15日の17:00~22:00の間、通行できない。さらに、10月16日から約3週間程の期間は、函館山ロープウェイ法定整備点検にともなう営業運転中止による交通渋滞緩和のためと日没時間を考慮して規制時間帯を1時間前倒しで実施し、16:00~21:00の間、通行できない。また、冬期は全面通行止となる。
徒歩で御殿山へ登るルートは複数あるが、東側の函館市電宝来町停留場から、函館山ロープウェイ山麓駅と函館護国神社との間にある入り口を経て旧山道を登るのが一般的で、約2.8kmの道のりを1時間程度で登ることができる。他に北側の函館どつく前停留場から東本願寺船見支院横を経て登る短く急なルートもある。いずれも途中に照明はないので、夜景を目的に登る場合は灯りを持参するか、日没ごろには着くようにする必要がある。
参考:『東北の日本百名山15座を全てご紹介!【登山の旅】』旅行会社クラブツーリズムの旅行情報サイト「クラブログ」 https://clublog.club-t.com/_ct/17344112
参考:『関東の山岳』じゃらん https://www.jalan.net/kankou/pro_003/g2_37/
2020年の日本地理に世界遺産としての富士山と、富士五湖(富士五湖はそれぞれの位置関係も)などの構成遺産についての設問があった。
[富士山]
山梨県と静岡県にまたがる典型的な成層火山。活火山で,常時観測火山。日本の最高峰で標高 3776m。富士箱根伊豆国立公園の中心で特別名勝。現在の山体の基盤には小御岳火山と古富士火山があり,南部に富士山より開析の進んだ愛鷹山がある。山頂には直径約 700m,深さ 200mの火口がある。山麓には寄生火山,富士五湖,溶岩,風穴,氷穴,白糸の滝など火山活動に起因する地形が多い。有史以来も噴火の回数は多く,貞観6(864)年の活動では寄生火山の一つ長尾山(1424m)から大量の溶岩が流出した。青木ヶ原の一部,本栖湖,精進湖,西湖を形成。最後の活動は宝永4(1707)年南東側の中腹での噴火で,この際に宝永山(2702m)の火口が形成された(→宝永富士山噴火)。以後,火山性活動はほとんど認められないが,東京大学地震研究所と防災科学技術研究所が観測を続けている。山頂に浅間神社奥宮がある。山岳信仰の対象としての富士登山は平安時代に始まり,江戸時代には富士講が普及して山麓には宿坊が発達した。日本を代表する国立公園の一つとして世界にも知られ,交通の便や宿泊,レクリエーション施設は完備している。登山口としては須走口,吉田口などがあるが,1964年河口湖から 5合目(小御岳)まで富士スバルラインが開通,続いて 1970年に御殿場,富士宮から富士スカイラインを経て新5合目までの表富士周遊道路が開通。富士山と周辺の湖,神社などは,2013年「富士山:信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産の文化遺産に登録された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[富士箱根伊豆国立公園]
神奈川・山梨・静岡・東京4都県にまたがる国立公園。面積1226.90km2。1936年富士山,箱根地区指定,1955年伊豆半島地区,1964年伊豆諸島地区追加指定。富士地区は日本の最高峰富士山の秀麗な山容と山麓一帯の高原や樹海,富士五湖,溶岩樹型や風穴などの火山地形,箱根地区は箱根火山の複雑な地形と多くの温泉や史跡,伊豆半島地区は天城山一帯と堂ヶ島,波勝崎,石廊(いろう)崎などの岩石海岸,半島一帯に散在する温泉群が観光の中心。伊豆諸島地区は大島から八丈島までの伊豆七島全域を含み,三原山,八丈富士などの火山,海景,暖地性植物景観,独特の風習などに特色がある。富士地区は富士吉田,富士宮,御殿場の各市,箱根地区は小田原,熱海両市,伊豆半島地区は熱海,伊東,沼津,下田の各市,伊豆諸島地区は大島,八丈両町などが観光基地で,諸島を除き,施設,交通とも整備されているが,京浜の行楽地としてにぎわう箱根地区では自然景観の破壊も目立っている。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア
[世界遺産:「富士山:信仰の対象と芸術の源泉」]
2013年に登録された世界遺産(文化遺産)。富士山は、日本一の標高と荘厳な円錐形を誇る独立峰の成層火山で、日本の象徴として世界的にも知られている。古代から霊峰として信仰の対象とされ、『万葉集』『竹取物語』をはじめ数多くの文学作品の題材となり、室町時代以降の絵画作品、工芸、庭園などのモチーフとされ、多くの芸術作品を生み出してきた。特に葛飾北斎の浮世絵『富嶽三十六景』はその代表であり、西洋の芸術家にも影響を与えた。周囲には神社や登山道、洞穴、樹海、湖沼があり、溶岩によって形成された広い裾野には広大な原始林、溶岩洞穴群、溶岩樹型群、湧水群などがあり、その文化的・地学的価値は高い。室町時代に登山道が開かれ、多くの庶民が詣で、江戸時代には信徒組織「富士講」が組織され、現在でも国内外の多くの登山者が訪れる。ユネスコに提出された推薦書原案では、富士山を日本と日本の文化を象徴する「名山」とし、「信仰の対象」「芸術の源泉」と位置づけ、構成資産を富士山域や富士五湖など25件とした。2013年4月、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が6月にカンボジアで開かれる世界遺産委員会で富士山を文化遺産として登録するよう勧告。名称は「富士山」から「富士山と信仰・芸術の関連遺産群」へと変更し、構成資産のうち三保松原を除いた上で登録すべきという条件付きの勧告だった。日本政府は、2012年12月時点で「三保松原は欠かせない要素」として除外を拒否したが、富士山から45 km 離れた三保松原を構成資産にするのは無理があるということで除外が再度勧告された。これに対して、日本側は最後まで理解を求め、結果的に三保松原も含む形での世界遺産登録がなされた。また最終登録名は「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」となった。◇英名はFujisan, sacred place and source of artistic inspiration
出典 講談社世界遺産詳解
構成資産
富士山域(山頂の信仰遺跡群、大宮・村山口登山道、須山口登山道、須走口登山道、吉田口登山道、北口本宮冨士浅間神社、西湖、精進湖、本栖湖)、富士山本宮浅間大社、山宮浅間神社、村山浅間神社、須山浅間神社、冨士浅間神社(須走浅間神社)、河口浅間神社、冨士御室浅間神社、御師住宅(旧外川家住宅)、御師住宅(小佐野家住宅)、山中湖、河口湖、忍野八海(出口池)、忍野八海(お釜池)、忍野八海(底抜池)、忍野八海(銚子池)、忍野八海(湧池)、忍野八海(濁池)、忍野八海(鏡池)、忍野八海(菖蒲池)、船津胎内樹型、吉田胎内樹型、人穴富士講遺跡、白糸ノ滝、三保松原
出典:文化遺産オンライン(世界遺産と無形文化遺産)
富士山域に青木ヶ原の樹海も含まれる。
[河口湖]
山梨県南部にあり、富士五湖の一つ。山梨県南都留(みなみつる)郡富士河口湖町に属する。富士山の溶岩流のせき止め作用による。湖面標高は831メートルで、五湖のなかでもっとも低い。周囲18キロメートル、面積5.7平方キロメートル、最大深度は14.6メートル。人工の流入口が西湖(さいこ)との間に、排水口が船津(ふなつ)にある。中栄養湖で、ワカサギ、コイ、フナ、ナマズなどの魚類も豊富であったが、近年湖水の汚染が進み問題となっている。五湖中で、東京方面、甲府方面との交通の便がもっともよいばかりでなく、富士スバルラインをはじめ、他の湖への足の便もよいため、富士山北麓(ほくろく)での最大の観光基地となっている。ホテル、旅館、土産(みやげ)物店が湖の南東側に集中しているため、交通混雑の緩和のねらいもあり、1971年(昭和46)に河口湖町(現、富士河口湖町)の産屋ヶ崎(うぶやがさき)から対岸まで、河口湖大橋(500メートル)を含む1600メートルの有料道路(2005年無料化)が開通した。また近年は、農村地帯であった大石方面の観光地化が進んでいる。湖にその姿を映した「逆さ富士」は河口湖の観光資源であるが、近年、山中湖とともに渇水時に湖底付近からマリモが発見され「富士マリモ」として紹介されている。湖中の鵜ノ島(うのしま)は縄文、弥生時代の土器が出土することで知られる。2013年(平成25)に河口湖を含め富士五湖は、富士山域や周辺の神社、忍野八海(おしのはっかい)等の構成資産とともに「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産リストに登録された。[吉村 稔]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
[西湖]
山梨県南部、南都留(みなみつる)郡富士河口湖町(旧、足和田村(あしわだむら))にある湖。富士山北麓(ほくろく)の富士五湖の一つ。河口湖の西方約1キロメートルに位置する。湖面の標高900メートル、面積約2.1平方キロメートル。最大深度72メートル、貧栄養湖であるが、ヘラブナ、ワカサギの釣り場。南岸は足和田山や青木ヶ原樹海に限られ、北岸は御坂(みさか)山地に接する地形と淡青色の水色から、奥深い趣(おもむき)をもつ。近くに西湖コウモリ穴があり、コウモリとともに天然記念物に指定されている。1966年(昭和41)9月の26号台風による豪雨に伴う土石流で、湖畔の根場(ねんば)、西湖の2集落は大きな被害を出したが、その後、居住地を移し、民宿村を建設した。湖から天然の流出口はないが、河口湖との標高差60メートルを利用した発電用水路により放出されている。釣り、ボートあるいはキャンプなどのレクリエーション地となっている。2013年(平成25)に西湖を含め富士五湖は、富士山域や周辺の神社、忍野八海(おしのはっかい)等の構成資産とともに「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産リストに登録された。富士急行河口湖駅からバス約20分。
[吉村 稔]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
[精進湖]
山梨県南部、南都留(みなみつる)郡富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)に位置する富士五湖の一つ。湖面標高900メートル。面積0.50平方キロメートルで五湖中最小。最大深度約15メートル。ほぼ中性の貧栄養湖であるが、西(さい)湖、本栖(もとす)湖に比較すると魚族(ヘラブナ、コイ、ワカサギなど)も多い。国道139号、358号の便があり、パノラマ台の展望台、風穴などもある。2013年(平成25)に精進湖を含め富士五湖は、富士山域や周辺の神社、忍野八海(おしのはっかい)等の構成資産とともに「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産リストに登録された。富士急行河口湖駅からバス40分。[吉村 稔]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
[本栖湖]
山梨県南都留(みなみつる)郡富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)と南巨摩(みなみこま)郡身延町(みのぶちょう)の境にある富士五湖の一湖。五湖のうちで最西端に位置する。標高900メートル、面積4.7平方キロメートル。最大深度は121.6メートルで五湖中で最深。透明度11.2メートル、水色は澄んだ藍(あい)色である。864年(貞観6)の富士山の噴火による溶岩で、「本栖水海」が現在の本栖湖、西(さい)湖、精進(しょうじ)湖に分離した。貧栄養湖であるが、フナ、ヤマメ、ウグイなどが釣れる。また富士宮(ふじのみや)道路(国道139号)を経由しての観光客も多くなったが、湖畔には青少年スポーツセンターなど若干の施設があるのみで、山中湖、河口湖ほどのにぎわいはなく、まだ自然が多く残っている。2013年(平成25)に本栖湖を含め富士五湖は、富士山域や周辺の神社、忍野八海(おしのはっかい)等の構成資産とともに「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産リストに登録された。[吉村 稔]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
[山中湖]
山梨県南東部、南都留(みなみつる)郡山中湖村にある富士五湖の一湖で、五湖中最東端に位置する。篭坂(かごさか)峠の北麓(ほくろく)に位置し、湖の周囲は波浪状の起伏をもつ山麓斜面が広い。面積6.8平方キロメートル、周囲14キロメートル、標高は981メートルで五湖中の最高。最大深度は13.3メートルと五湖中最浅。富士山の噴火による堰止湖(せきとめこ)で、桂川(かつらがわ)が排水口になっている。湖底には富士山の伏流水が湧出(ゆうしゅつ)し、局所的な水温変化が大きいといわれる。透明度は5.5メートルで、水色は美しさに欠けるが、中栄養湖であり魚の種類も豊富で釣り、漁の対象となっている。富士山の美しさばかりでなく、標高が高く夏の避暑、冬の氷上レクリエーションの可能な地域であり、かつての寒村は旭日(あさひ)ヶ丘の高級別荘地時代を経て、県内屈指の滞在型の保養観光地に変化している。富士五湖のなかでも、中央自動車道、東名高速道路、さらには東の山伏峠から道志(どうし)の谷沿いにと、交通至便の位置を占める湖である。2013年(平成25)に山中湖を含め富士五湖は、富士山域や周辺の神社、忍野八海(おしのはっかい)等の構成資産とともに「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産リストに登録された。[吉村 稔]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
[ふるさと文化財の森システム推進事業]
国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し、後世に伝えていくためには、木材や檜皮、茅、漆などの資材の確保と、これらの資材に関する技能者を育成することが必要です。このため、文化庁では、文化財建造物の保存に必要な資材の供給林及び研修林となる「ふるさと文化財の森」の設定、資材採取等の研修、普及啓発事業を行う「ふるさと文化財の森システム推進事業」を実施しています。(文化庁)
(静岡県富士宮市】(茅 【朝霧高原茅場】←ふるさと文化財の森設定地
[白糸ノ滝]
静岡県富士宮市にある滝。富士川支流の芝川にかかる。古くは富士講信者の巡礼・修行地。幅150メートルの湾曲した絶壁から大小の滝が絹糸を垂らしたように流れ落ちる優美な姿で知られ、1936年、国の名勝かつ天然記念物に指定。1990年、音止(おとどめ)の滝とあわせ、日本の滝100選に選定された。2013年には「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」の一部として世界遺産に登録。
出典 小学館デジタル大辞泉プラス
[忍野八海]
山梨県忍野村忍草地内にある8つの湧水池の総称で,出口池,お釜池,底抜池,銚子池,湧池,濁池,鏡池,菖蒲池からなる。富士山伏流水の湧出点で,山中湖とともに桂川の水源となっている。関東大震災以後は湧水量が衰えたとされるが,現在でも一定の湧出量を保っており,1000m近い標高にもかかわらず冬場も結氷しない。また,富士講の霊場としても知られ,1934年には天然記念物に指定,1985年には全国名水百選も選定されたほか,富士山の構成資産として2013年には世界遺産にも登録された。富士急行富士山駅からバスが出ているほか,新宿から一部の高速バスが経由。
→関連項目忍野[村]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア
参考動画:『歴史探偵 富士山と日本史』
nhk+ 9/18(水) 午後10:00-午後10:45放送 配信期限 :9/25(水) 午後10:44 まで
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024091829846
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2024140738SA000/
富士の巻き狩り、足利義教、駿河町・日本橋・汐留・市ヶ谷・赤坂・江戸橋など江戸の町の至る所から富士山からきれいに見える、身近、庶民に人気、女性は途中までしか登れなかった、音羽富士(富士塚)(富士山のミニチュア)に登れば女性も同じご利益、幕末米国大統領へ送った絵画、将軍の権威のアピール、明治以降、小学校唱歌、愛国の志し、昭和、戦闘機と富士山、戦意高揚、軍人を霊峰が見守る、映画「富士の地質」、特攻隊に富士、戦後観光資源、世界文化遺産、日本各地に○○富士
車窓より富士山
2019年3月14日ちよろぎ撮影 富士山はやはり雄大で美しい
富士五湖
五湖の位置関係確認の事
富士山を安全に登るためには登山靴が必須!選び方のポイントも紹介(やま道具レンタル屋さん)
コラム全体(同サイト) https://www.yamarent.com/content/column
『撮影ポイント及び撮影方向マップ』中部地方の山並み(中部森林管理局) https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/policy/business/invitation/yamanami.html
山脈の写真の中に各山の名前があって便利。
富士山 3776m→関東地方参照
参考:『近畿の山 観光・お出かけスポット』Yahoo!トラベル https://travel.yahoo.co.jp/kanko/category-mountain/region-kinki/
【公式】氷ノ山鉢伏観光協会公式サイト https://www.hyounosenhatibuse.com/
参考:『氷ノ山』やぶ市観光協会 https://www.yabu-kankou.jp/sightseeing/hyonosen
兵庫県最高峰の山、氷ノ山(1,510m)は近畿地方トップクラスの自然の宝庫!
氷ノ山(ひょうのせん)・鉢伏山(はちぶせやま)は「氷ノ山後山那岐山国定公園」に指定されています。周辺は、優れた自然環境に恵まれており当地域には西日本唯一の亜寒帯性湿生植物が残存し、国の天然記念物イヌワシが生息するなど近畿地方トップクラスの自然環境を保持する地域です。グリーンシーズンには、眺望や植物を楽しみながら登山、ハイキングや渓谷散策、キャンプなどで大勢の方が訪れます。四季により様々な表情を見せる氷ノ山を撮影する写真家の方も大勢いらっしゃいます。なかでも5月上旬の田植え前に別宮の棚田から撮影される水田に反射した「逆さ氷ノ山」が人気を集めており、例年多くの写真家の方が訪れております。
参考:『氷ノ山』Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B7%E3%83%8E%E5%B1%B1
氷ノ山(ひょうのせん)は、兵庫県養父市と鳥取県八頭郡若桜町との県境にある標高1,510mの山である。須賀ノ山すがのせんとも呼ばれる。日本二百名山やふるさと兵庫50山のひとつに選定されている。
概要
氷ノ山は兵庫県最高峰で、中国地方では大山に次ぐ高峰である。標高800m以上の山腹にはブナの自然林が残り、天然記念物のイヌワシやツキノワグマが生息する。
瀞川平や那岐山などとともに氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されている。豪雪地帯に位置するため近代以降、西麓および東麓とその北隣の鉢伏山にかけて多くのスキー場が建設されているがそれ以外は原生林が保全されており「21世紀に残したい日本の自然100選」や「日本の秘境100選」などに選ばれている。
稲羽誌によれば、天照大神が旭日に映える樹氷を見てヒエの山と呼んだことが名前の由来であるといわれている。山麓の舂米集落には天照大神の御製が伝わる。鳥取県側では、伊勢道として、天照大神が実際に通られた道として、江戸時代には伊勢参りの際に利用された。伊勢道の途中に天照大神が腰掛けたとされるさざれ石がある。(平成21年6月10日日本海新聞記事より)
形成史
氷ノ山は約258~255万年前に噴出した安山岩質溶岩(氷ノ山火山岩)からなる[1]。約310~220万年前(新第三期鮮新世ピアセンジアン~第四紀更新世ジェラシアン)に形成された複成火山の一部であり、北部に隣接する鉢伏山、瀞川山、扇ノ山の山腹部、牛ヶ峰山などと合わせて「照来(てらぎ)」という名称で第四紀火山(約258万年前以降に噴出した火山)に区分されている。
照来火山の活動初期(約310万年前)には、現在の氷ノ山の北約10km地点において大量の火砕流の噴出が生じ、大規模な陥没カルデラ(照来カルデラ:東西14km×南北17km)が形成された。陥没した凹地部分には湖が形成され、初期には層厚200m程度の湖成礫層(湯谷礫岩層)が堆積し、その上位には最大層厚500m以上の湖成泥層(春来泥岩層)が堆積した。この湖成泥層の堆積とほぼ同時期(約280~約250万年前)に安山岩質火山活動が開始し、約260万年前に活発化した。氷ノ山の山頂部(標高約1000m以上の部分)を構成する氷ノ山火山岩は、この活発な安山岩質火山活動のなかで形成された岩体の1つである。陥没カルデラはこれらの安山岩質溶岩と湖成堆積物により埋積され、現在の地形としては残存しておらず、照来コールドロン(地質構造から推定されるカルデラ)と呼ばれている。
主な登山ルート
兵庫県側
東尾根コース: 氷ノ山国際スキー場(奈良尾キャンプ場) ⇒ 東尾根避難小屋 ⇒ 神大ヒュッテ ⇒ 山頂避難小屋 (登り170分、下り120分)
大段ヶ平コース: 大段ヶ平登山口 ⇒ 大段ヶ平 ⇒ 神大ヒュッテ ⇒ 山頂 (登り150分、下り120分)
氷ノ山越コース: 福定親水公園 ⇒ 地蔵堂 ⇒ 氷ノ山越(氷ノ越) ⇒ 山頂(登り175分、下り140分)
坂ノ谷コース: 坂ノ谷登山口⇒ 二ノ丸 ⇒ 山頂(登り225分、下り180分)
殿下コース: 殿下登山口⇒ 二ノ丸 ⇒ 山頂 (登り175分、下り140分)
鳥取県側
氷ノ越コース: わかさ氷ノ山キャンプ場 ⇒ 氷ノ越 ⇒ 仙谷分岐 ⇒ 山頂 (登り120分、下り90分)
仙谷コース: わかさ氷ノ山スキー場 ⇒ 仙谷分岐 ⇒ 山頂 (登り150分、下り105分)
三の丸コース: わかさ氷ノ山スキー場 ⇒ 三ノ丸避難小屋 ⇒ 山頂 (登り170分、下り110分)
交通アクセス
兵庫県側登山口まで
JR山陰本線 八鹿駅から全但バス「鉢伏」行で約50分、「福定」下車
鳥取県側登山口まで
若桜鉄道若桜駅から若桜町営バス舂米線で約25分、「氷ノ山ふれあいの里」下車(冬季は「氷ノ山スキー場」まで運行)
高速道路(兵庫県側)
北近畿豊岡自動車道 八鹿氷ノ山IC[6]から国道9号を経由し関宮小代線で「氷ノ山スキー場」方面へ
山内にある施設
氷ノ山国際スキー場
わかさ氷ノ山自然ふれあいの里
鳥取県立氷ノ山自然ふれあい館響の森 - 日本最大のジオラマでブナの森を再現する自然系博物館
わかさ氷ノ山キャンプ場
氷ノ山高原の宿氷太くん
わかさ氷ノ山スキー場
三徳山三佛寺|三徳山 公式ホームページ https://www.mitokusan.jp/
参考:『三徳山三佛寺投入堂』三朝温泉公式サイト https://misasaonsen.jp/sightseeings/mitokusan/
参考:『三徳山』Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%BE%B3%E5%B1%B1
三徳山(みとくさん)は、鳥取県東伯郡三朝町にある山である。標高899.6メートル。706年に役行者により修験の霊地と定められたと伝わる。山名は蔵王・子守・勝手の三所権現を山内に祀り「福徳」「智徳」「寿徳」の3つの徳が授かる山の由来と、「法身(美しい)」「般若(にごりのない)」「解脱(働きのある心)」の3つの徳に由来する。麓には国宝投入堂を有する三徳山三佛寺が存在する。
三徳山全域が三徳山三仏寺(天台宗)の境内となっており、投入堂(なげいれどう)の通称で広く知られる奥院の建物は、中腹の断崖に浮かぶように建てられた他に類を見ない建築物で、国宝に指定されている。全山が国の名勝・史跡に指定されている。世界遺産に推薦を申請したが、継続審議となった。
2014年には、区域300haが大山隠岐国立公園区域に編入された。 また、2015年に「三徳山・三朝温泉」が「日本遺産」の第一号として認定された。
マスコットキャラクターにみとちゃんがいる。
成因・地質
新生代第三紀にあたる約130万年前に、基盤の花崗岩層や小鹿凝灰角礫岩層・投入堂凝灰角礫岩層から噴出した火山である。山体は流動性の大きい輝石安山岩からなる。長い年月にわたって風雨による浸食を受けているが、頂上から標高600メートル地点までは、原地形と思われる緩斜面が残っている。南側斜面には、浸食によって生じた40から60メートルに及ぶ険しい断崖が発達している。
三仏寺の堂宇である文殊堂・地蔵堂・鐘楼堂は凝灰角礫岩層の断崖上に、納経堂・観音堂・元結掛堂・投入堂は、凝灰角礫岩層と三徳山安山岩の境目に浸食によって生じた岩窟・断崖上に建てられている。特に投入堂は、下部層である凝灰角礫岩層と上部層である安山岩層の選択浸食によって生じた断崖を、見事に利用して建てられている。安山岩には柱状節理が発達し、溶岩の流下した方向を目でたどることができる。
三徳山からは垢離取川と名のないもう1本の谷川が流れており、不動滝・真蛇滝・龍徳院滝の3つの滝が山中にある。ただし滝は深い原生林の中にあるため、近づくことはできない。
自然
登山道は中腹にあたる投入堂までの1本のみであり、全山が人跡未踏の原生林に覆われているため、貴重な植物相が見られる。また寒暖両地方の植物が入り交じって見られる。
三仏寺まではヤブツバキが多い。標高300メートル地点の文殊堂のあたりからはブナの大木が目立つようになる。標高450メートル地点の投入堂から上には、アカマツ、アカガシ、ソヨゴなどが見られる。三徳山では、通常はブナ林の下位に位置するアカマツ・アカガシなどがブナ林の上位に位置し、植物相が逆転している。これは山麓の三徳川・垢離取川が作る深い谷から来る冷気の影響で、低地の方が気温が低いために生じる現象と見られている。したがって秋の紅葉も、三徳山では山の下方から始まり、次第に上方へと移っていく。三徳山の南側にある景勝地・小鹿渓でも、同様な植物相の逆転現象が見られる。
三徳山で見られる珍しい植物としては、着生植物のシシンラン、ミトクナデシコ(固有種)、ツクシシャクナゲ、ウンゼンマンネングサ、ハナミョウガなどが見られる。ただこれらの植物は、近年の登山客の増加によってめっきり少なくなってしまった。
大型鳥獣は多くない。鳥類では、三徳川・垢離取川ではカワガラス、キセキレイが見られる。林にはカケス、コゲラ、アカゲラ、アオゲラなどが見られる。メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、コガラ、エナガ、ヒガラ、キクイタダキなどは、群れを作って現れることもある。
陸貝、昆虫類は豊富であるが、本格的な研究はなされていない。
登山
三仏寺本堂裏手に登山口があり、投入堂まで全長約900メートル、高低差は約200メートルの参拝登山道があるが、山頂までは登れない。三仏寺の境内であり、入山料が必要。危険な箇所が多く、死亡を含む滑落事故も何度か発生している。
参考:『十神山』米子町あるきポータル http://my.sanin.jp/site/page/saninmap/5025/
安来港の防波堤となるような形で中海に突き出してそびえる、美しい三角形の山(標高92m)。「安来千軒名の出たところ、社日桜に十神山」と安来節にも唄われ、昔から安来のシンボルとして親しまれて来た。麓にはキャンプ場やログハウス風の水鳥観察ハウス、総延長3.5kmの山を一周する遊歩道や山頂への道が整備された「なぎさ公園」がある。また桜の名所ともなっている。
参考:『十神山』
安来港の北にある山で、標高九二・九メートル。かつては中海に浮ぶ島であったが、現在は陸につながっている。「出雲国風土記」意宇おう郡に砥神とかみ島とみえ、戦国期には十神城をめぐる攻防の地として、また近現代においては安来節に「安来千軒名のでたところ、社日桜に十神山」とうたわれ、安来町の名所の一つである。風土記には「周り三里一百八十歩。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」https://kotobank.jp/word/%E5%8D%81%E7%A5%9E%E5%B1%B1-3086434
参考:『十神山』安来市観光ガイド(一般社団法人 安来市観光協会) https://yasugi-kankou.com/spot/%E5%8D%81%E7%A5%9E%E5%B1%B1/
「安来千軒名の出たところ、社日桜に十神山」と安来節に登場する十神山。
安来駅からすぐ近く、中海に面しており、昔から安来市のシンボルとして親しまれています。
八百万の神々が出雲に集まる神在月には、出雲に向かう神々が休憩する山といわれており、10月は十神山に登ってはいけないといわれてきました。
また、かつては十神山城があり、月山富田城の支城「尼子十砦」に数えられています。
参考:『十神山』しまね観光ナビ(公益社団法人 島根県観光連盟) https://www.kankou-shimane.com/destination/21019
<標高>92m
<登山口からの所要時間>10分
安来港東部の突出部、標高92mの山である。安来節に「安来千軒名のでたところ、社日桜(しゃにちざくら)に十神山」と唄われている。ほぼ円錐形に見える美しい山容をなしている。江戸時代に、ト蔵孫三郎(ぼくらまごさぶろう)によって植林がなされ、サクラの名所となっている。
『出雲国風土記』では「砥神島(とかみしま)」と記されており、かつて島であったが、土砂の堆積や江戸時代の埋立てによって陸続きとなった。古くから安来港の天然の防波堤の役割をも果たしている。戦国時代には、松田氏によって十神城が築城され、東北に広がる中海を監視していた。十神山一帯は、風致地区に指定されており、すぐれた自然が保護されている。また、平成5年(1993)には「十神山なぎさ公園」が整備され、キャンプ等市民の憩いの場としても利用されている。
住所 安来市安来町
お問合せ先 安来市 観光振興課 TEL:0854-23-3110
交通アクセス <登山口まで>JR安来駅 徒歩10分
参考:『奥工石山』Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E5%B7%A5%E7%9F%B3%E5%B1%B1
奥工石山(おくくいしやま)は、高知県長岡郡大豊町と本山町にまたがり、四国山地中部にある標高1,515.8mの山である。
概要
高知市の北の近郊にある工石山と区別するため、奥工石山と呼ばれる。また、立川川の源流域にあり地元では立川工石山と呼ばれる。山名の由来は、平家の落人が飢えに苦しみ山の石が喰えるものならと嘆き喰石山と呼ばれたのが変化したといわれる。
土佐北街道の県道5号線から林道仁尾ヶ内線を行くと登山口がある。そこには無人の工石山荘や白石神社があり、鳥居をくぐって登り始める。中ほどには水場である岩清水があり、山頂近くにはユルギ岩と呼ばれる大きな岩山があり、てっぺんに白山神社の祠と山頂表示があり頂上と間違えそうであるが、この山の頂上はさらに登ったところであり一等三角点があり、一等三角点百名山に選ばれている。
参考:『竜王山(通称:奥工石山)』本山町 https://www.town.motoyama.kochi.jp/soshikikarasagasu/seisakukikakuka/outdoor/432.html
(1)「奥工石山」の由来
本山町北部に位置する標高1,515メートルの奥工石山。飢えに苦しむ平家落人が、「この石が喰えるものならば」と嘆いたことに喰石山が転化したという由来が残っています。
(2)郷土の森保護林
奥工石山のうち75ヘクタールの区域を環境保全や生態系観察、学習の場として活用するため、四国森林管理局「嶺北森林管理署」と本山町は、平成22年12月に郷土の森保護林協定を締結しました。
(3)美しい自然の風景
春にはツツジ類やシャクナゲ、秋には紅葉が楽しめる山として知られ、多くの登山客が訪れています。
コース内にはブナ、トチノキ、サワグルミ等の広葉樹の大径木がみられ、自然のスケールの大きさに驚かされます。原生林の奈路や、奈路を抜けた後の苔に覆われた岩場など、山頂までさまざまな風景を楽しむことができます。さらに、山頂の手前では、平成29年6月23日に高知県天然記念物に指定された「紅(こう)簾(れん)石(せき)」の大露頭が見られます。
また、本山町の鳥はコマドリであり、この山には四国一のコマドリの産地として有名だったといわれる歴史があります。
大きく成長した大径木の写真沢山の緑が広がる奈路の写真
(4)高知県天然記念物に指定された「紅(こう)簾(れん)石(せき)」
山頂付近に露頭した紅簾石片岩は、東西約500メートル、南北に300メートルの範囲で分布すると推定され、また、標高1,400メートルから1,500メートル間にほぼ水平に分布しているため、層厚は約100メートル程度と推定されています。
しかし、奥工石山山頂(標高1,515メートル)の珪質片岩も紅簾石を含有しており、これを含めると山頂付近の紅簾石珪質片岩の厚さは100メートルをゆうに超えると考えられ、この奥工石山の紅簾石大露頭部は、風化もほとんど進んでおらず、極めて新鮮な露出が続いており、わが国ではもちろん、世界的にみても屈指の大露頭といえます。
また、本岩を構成する0.1〜0.2ミリメートルの全ての石英粒はその主軸・副軸・副面が結晶学的に同じ方位に結晶化している極めて稀な結晶片岩で、恐らく、本岩は地下深所(15〜20キロメートル)で、高い圧力と高温の下で変成した結果、このような特殊な結晶配列で固化したと推定されています。ほぼ全ての石英粒が同一方向に晶出している例はこれまでなく、世界でも結晶片岩中でそのような実例は知られていません。
以上のことから、この奥工石山の貴重な自然を次世代へと継承するため高知県天然記念物への申請を行った結果、平成29年6月23日に指定がされました。
太陽に照らされた大きな紅れん石の写真
(5)登山について
奥工石山の登山については、下記のリンクからダウンロードできます。
1 富士山 ふじさん 3776 独立峰 山梨県・静岡県
2 北岳 きただけ 3193.2 赤石山脈(南アルプス) 山梨県
3 奥穂高岳 おくほたかだけ 3190 飛騨山脈(北アルプス) 長野県・岐阜県
3 間ノ岳 あいのだけ 3190 赤石山脈(南アルプス) 山梨県・静岡県
5 槍ヶ岳 やりがたけ 3180 飛騨山脈(北アルプス) 長野県・岐阜県
6 悪沢岳(荒川東岳) わるさわだけ 3141 赤石山脈(南アルプス) 静岡県
7 赤石岳 あかいしだけ 3120.53 赤石山脈(南アルプス) 長野県・静岡県
8 涸沢岳 からさわだけ 3110 飛騨山脈(北アルプス) 長野県・岐阜県
9 北穂高岳 きたほたかだけ 3106 飛騨山脈(北アルプス) 長野県・岐阜県
10 大喰岳 おおばみだけ 3101 飛騨山脈(北アルプス) 長野県・岐阜県
11 前穂高岳 まえほたかだけ 3090.2 飛騨山脈(北アルプス) 長野県
12 中岳 なかだけ 3084 飛騨山脈(北アルプス) 長野県・岐阜県
13 中岳(荒川中岳) なかだけ 3083.68 赤石山脈(南アルプス) 静岡県
14 御嶽山 おんたけさん 3067 御嶽山 長野県
15 農鳥岳(西農鳥岳) のうとりだけ 3051 赤石山脈(南アルプス)
16 塩見岳 しおみだけ 3046.9 赤石山脈(南アルプス)
17 南岳 みなみだけ 3032.7 飛騨山脈(北アルプス)
18 仙丈ヶ岳 せんじょうがたけ 3032.6 赤石山脈(南アルプス)
19 乗鞍岳 のりくらだけ 3026 飛騨山脈(北アルプス)
20 立山(大汝山) たてやま 3015 飛騨山脈(北アルプス)
21 聖岳 ひじりだけ 3013 赤石山脈(南アルプス)
22 剱岳 つるぎだけ 2998.6 飛騨山脈(北アルプス)
23 水晶岳(黒岳) すいしょうだけ 2986 飛騨山脈(北アルプス)
24 甲斐駒ヶ岳 かいこまがたけ 2967 赤石山脈(南アルプス)
25 木曽駒ヶ岳 きそこまがたけ 2956 木曽山脈(中央アルプス)
26 白馬岳 しろうまだけ 2932.2 飛騨山脈(北アルプス)
27 薬師岳 やくしだけ 2926.0 飛騨山脈(北アルプス)
28 野口五郎岳 のぐちごろうだけ 2924.3 飛騨山脈(北アルプス)
29 鷲羽岳 わしばだけ 2924.2 飛騨山脈(北アルプス)
30 大天井岳 おてんしょうだけ 2921.9 飛騨山脈(北アルプス)
31 西穂高岳 にしほたかだけ 2908.6 飛騨山脈(北アルプス)
32 白馬鑓ヶ岳 はくばやりがたけ 2903.1 飛騨山脈(北アルプス)
33 赤岳 あかだけ 2899.2 八ヶ岳
34 笠ヶ岳 かさがたけ 2897.5 飛騨山脈(北アルプス)
35 広河内岳 ひろごうちだけ 2895 赤石山脈(南アルプス)
36 鹿島槍ヶ岳 かしまやりがたけ 2889.1 飛騨山脈(北アルプス)
37 別山 べっさん 2880 飛騨山脈(北アルプス)
38 龍王岳 りゅうおうだけ 2872 飛騨山脈(北アルプス)
39 旭岳 あさひだけ 2867 飛騨山脈(北アルプス)
40 蝙蝠岳 こうもりだけ 2865 赤石山脈(南アルプス)
以上『日本の山一覧(高さ順)』Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B1%B1%E4%B8%80%E8%A6%A7_(%E9%AB%98%E3%81%95%E9%A0%86)
参考:『日本の主な山岳』国土地理院 https://maps.gsi.go.jp/3d/mountain/mountain.html
山頂付近立体図付き
[石鎚山]
四国の脊梁(せきりょう)山脈をなす石鎚山脈の最高峰。標高1982メートル。愛媛県西条(さいじょう)市、上浮穴(かみうけな)郡久万高原(くまこうげん)町の境界にそびえる。石鎚国定公園に含まれる。頂上は石鎚神社の石鎚祠(ほこら)のある弥山(みせん)や南東の天狗(てんぐ)岳で、天狗岳は西日本でもっとも高い。山頂付近は稜線に沿って北西から南東に向かって細長い岩壁が回廊状に連なり、両側は絶壁になっている。三波川(さんばがわ)変成岩帯の基盤を貫入して噴出した第三紀の輝石安山岩がこの岩稜を形成し、約100メートルの垂直に近い柱状節理をなしている。石鎚山は『万葉集』に登場し、『日本霊異記(にほんりょういき)』などにその名が記され、古くから山岳信仰の対象として有名で、富士山、御嶽山(おんたけさん)などと並んで全国七霊山の一つに数えられる。登山道は西条市小松町、成就社(じょうじゅしゃ)を経由する表参道、久万高原町からの裏参道があり、毎年7月1日から10日までのお山市には大ぜいの信者の登山でにぎわう。10月下旬には初冠雪があり、冬季は霧氷がみられる。
[深石一夫]『『石鎚山系の自然と人文』(1960・愛媛新聞社)』
四国山地。
2位:[剣山]
徳島県南西部,剣山地の主峰。標高 1955m。愛媛県の石鎚山 (1982m) に次ぐ四国第2の高山。秩父古生層が隆起してできた山で,おもに石灰岩の地層から成る。頂上付近は隆起準平原で,平坦であり,「平家の馬場」と呼ばれる。山岳信仰の霊山で,安徳天皇が剣を奉納したのが山名の由来ともいわれる。登山口は穴吹,貞光,祖谷 (いや) の3方面。 1964年剣山国定公園に指定。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
3位:[宮之浦岳]
鹿児島県熊毛(くまげ)郡屋久島町、屋久島のほぼ中央部に位置する山。標高1936メートル、九州の最高峰。付近には永田(ながた)岳、翁(おきな)岳、黒味(くろみ)岳など1800メートル以上の高峰が連座し、屋久島連山(八重山連峰(やえやまれんぽう))を形成する。山地全体の地質が、基盤をなす熊毛層群とよばれる堆積(たいせき)岩に貫入した花崗(かこう)岩や閃緑(せんりょく)岩などからなる。本島の縁辺部の気候は年間を通して温暖であるが、中腹から山頂にかけては冬季に積雪があり、気温が下がる。年降水量・日数とも多く、日本でも代表的な多降水域である。山頂付近の植生はヤクザサ、ヤクシマシャクナゲなど低木類で覆われるが、中腹には屋久杉の原生林が広く分布する。本岳を含む山岳部一帯は1964年(昭和39)霧島屋久国立公園に編入され、2012年(平成24)に屋久島国立公園として分離独立。観光客、登山者なども多い。
[塚田公彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)