2025.09. 26 全国通訳案内士1次筆記試験合格発表(予定)
温泉法(昭和二十三年法律第百二十五号)
(定義)
第二条 この法律で「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。
(温泉の利用の許可)
第十五条 温泉を公共の浴用又は飲用に供しようとする者は、環境省令で定めるところにより、都道府県知事に申請してその許可を受けなければならない。
2 次の各号のいずれかに該当する者は、前項の許可を受けることができない。
一 この法律の規定により罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又はその執行を受けることがなくなつた日から二年を経過しない者
二 第三十一条第一項(第三号及び第四号に係る部分に限る。)の規定により前項の許可を取り消され、その取消しの日から二年を経過しない者
三 法人であつて、その役員のうちに前二号のいずれかに該当する者があるもの
3 都道府県知事は、温泉の成分が衛生上有害であると認めるときは、第一項の許可をしないことができる。
4 第四条第二項及び第三項の規定は、第一項の許可について準用する。この場合において、同条第三項中「温泉の保護、可燃性天然ガスによる災害の防止その他公益上」とあるのは、「公衆衛生上」と読み替えるものとする。
(温泉の成分等の掲示)
第十八条 温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、施設内の見やすい場所に、環境省令で定めるところにより、次に掲げる事項を掲示しなければならない。
一 温泉の成分
二 禁忌症
三 入浴又は飲用上の注意
四 前三号に掲げるもののほか、入浴又は飲用上必要な情報として環境省令で定めるもの
2 前項の規定による掲示は、次条第一項の登録を受けた者(以下「登録分析機関」という。)の行う温泉成分分析(当該掲示のために行う温泉の成分についての分析及び検査をいう。以下同じ。)の結果に基づいてしなければならない。
3 温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、政令で定める期間ごとに前項の温泉成分分析を受け、その結果についての通知を受けた日から起算して三十日以内に、当該結果に基づき、第一項の規定による掲示の内容を変更しなければならない。
4 温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、第一項の規定による掲示をし、又はその内容を変更しようとするときは、環境省令で定めるところにより、あらかじめ、その内容を都道府県知事に届け出なければならない。
5 都道府県知事は、第一項の施設において入浴する者又は同項の温泉を飲料として摂取する者の健康を保護するために必要があると認めるときは、前項の規定による届出に係る掲示の内容を変更すべきことを命ずることができる。
別表
一 温度(温泉源から採取されるときの温度とする。) 摂氏二十五度以上
二 物質(左に掲げるもののうち、いづれか一)
物質名 含有量(一キログラム中)
溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量一、〇〇〇ミリグラム以上
遊離炭酸
(CO2) 二五〇ミリグラム以上
リチウムイオン
(Li・) 一ミリグラム以上
ストロンチウムイオン
(Sr・・) 一〇ミリグラム以上
バリウムイオン
(Ba・・) 五ミリグラム以上
フエロ又はフエリイオン
(Fe・・,Fe・・・) 一〇ミリグラム以上
第一マンガンイオン
(Mn・・) 一〇ミリグラム以上
水素イオン
(H・) 一ミリグラム以上
臭素イオン
(Br’) 五ミリグラム以上
沃素イオン
(I’) 一ミリグラム以上
ふヽつヽ素イオン
(F’) 二ミリグラム以上
ヒドロひヽ酸イオン
(HAsO4”) 一・三ミリグラム以上
メタ亜ひヽ酸
(HAsO2) 一ミリグラム以上
総硫黄(S)〔
HS’+S2O3”+H2S
に対応するもの〕 一ミリグラム以上
メタほヽうヽ酸
(HBO2) 五ミリグラム以上
メタけヽいヽ酸
(H2SiO3) 五〇ミリグラム以上
重炭酸そヽうヽだヽ
(NaHCO3) 三四〇ミリグラム以上
ラドン(Rn) 二〇(百億分の一キユリー単位)以上
ラヂウム塩(Raとして) 一億分の一ミリグラム以上
参考:Explore the ONSEN Oita(別府温泉郷の例) 別府温泉地球博物館『草津温泉』時間湯・上がり湯の文化
異なる泉質を組み合わせて入浴することで、相乗効果を期待する方法。江戸時代には、殺菌力が高いが泉質が強力な草津温泉の入浴後に当時後に、『四万温泉』『沢渡温泉』など肌の手入れのために入るので『草津の上がり湯』と呼ばれた例があった。
現在は、狭い地域に(複数の温泉を梯子しやすい)7種の泉質の温泉を擁する別府温泉で、温泉の楽しみ方の一つとして推薦している。
別府の機能温泉浴
◎美肌
明礬温泉(クレンジング効果の硫黄泉)+鉄輪温泉(ひょうたん温泉)(保湿のナトリウム塩化物泉)
◎ダイエット
鉄輪むし湯(代謝アップ)(石菖)+竹瓦温泉(遠赤外線効果の砂湯) など
参考:
なんとなく、体に良いイメージの温泉を科学的証左から検証していく別府市×Meijiの試み。
*Meiji『別府温泉腸活プロジェクト』
別府の温泉が持つ『整う』力と、明治ブルガリアヨーグルトがもつ『整腸』の力の強力なシナジーを活かした温泉・食・運動の新しいおなか健康習慣「別府 温泉腸活プログラム」。
◎温泉腸活入浴法
入浴前にヨーグルトを食べる→入浴中におなかマッサージ→入浴後の腹式呼吸で心を調える。
◎腸食レシピ
いつもの食事にヨーグルトを加える
◎腸活エクササイズ
ウォーキング(別府市は坂の町のため、市でノルディックウォーキングを後援中)
ヨガ
*免疫力日本一宣言
なんとなく体にいいイメージの温泉効果を科学的に実験実証中。
〇単純温泉に男性が入浴すると過敏性腸症候群のリスクが減少。
〇50歳未満の男性 痛風のリスクが減少
〇女性の大腸がん、狭心症、うつ病などのリスクが軽減。Ⅱ型糖尿病や不整脈の改善緩和に効果のある腸内細菌が増えた。
〇毎日入らなくても、旅行で十分に効果があった。
〇温泉で体温を高めると良い睡眠や血行促進による疲労回復につながり、温泉地での「ワーケーション」と言う転地効果も加味され、別府温泉でのワーケーションは、業務の効率化が期待できる。(株式会社バスクリン 筑波研究所 石澤太市博士)
別府市公式観光情報webサイト『別府たび』
参考:神奈川県温泉地学研究所『Ⅱの2 火山性と非火山性温泉』
火山性温泉:マグマだまり(1000℃以上)を熱源とする温泉を火山性温泉と言う。天水(雨水)の過熱には、地層を通しての熱伝導と、マグマたまりから上昇してくるいわゆる火山ガスの流入によっての過熱があるが、熱伝導は比較的小さいので、後者の火山ガスの流入による過熱が重要だそうです。火山ガスは水蒸気が大部分を占めるが、その他の成分として多いのが、塩化水素(HCl)、二酸化硫黄(SO2)、硫化水素(H2S)、二酸化炭素(CO2)で、その成分から、酸が生じ、それらを含んだ酸性水は、地下を流動する途中で、周囲の岩石類から金属成分を溶かし出し(中和反応)、3種の基本的な泉質、すなわち、塩化物泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉が生じます。世界各地の火山地域の地下深部に分布する本源的な温泉水(熱水)の泉質は、塩化物泉型です。これが地下水で希釈されて生じた温泉を、熱水希釈型温泉(または熱水性温泉)と呼びます。
他方、熱水から分離した蒸気には硫化水素や二酸化炭素が含まれています。そのような蒸気で加熱された温泉(蒸気加熱型温泉または蒸気性温泉と総称)の泉質は、硫酸塩泉型や炭酸水素塩泉型になります。
特に活動的な火山地域では、塩酸と硫酸を含む強酸性の温泉がみられることがあります。それらは、表流水や浅い地下水に火山ガスが直接吹き込んで生じたもので、火山ガス吹き込み型温泉(または火山ガス加熱型温泉)と呼ばれます。
非火山性温泉:一般的な「地温勾配または地下増温率」は、100mごとに3℃程度ですから、年平均気温が15℃の所で、1000mの深さに水があれば、その温度は45℃程度になっています。井戸を掘って、その水を冷やすことなく地表に取り出すことができれば、温泉法の限界温度25℃を優に超えていますから、温泉(しかも高温泉)と認定されます。
このようにして得られた温泉は、火山活動とは直接的な関係がないと認識されて、「非火山性温泉」と呼ばれています。あるいは、地下深層にあるために高温となっていますので、「深層熱水型温泉」とも呼ばれます。
地下の深い所ほど温度が高いことは、地表に向かって熱が流れていることを意味します。この熱流を「地殻熱流」と言います。これによって運ばれる「地殻熱流量」は小さく、加熱の速度は非常に小さいので、地下深層に長期間にわたって滞留した水だけが非火山性温泉になることができます。
江戸初期の儒学者林羅山が霊湯として挙げた三湯。有馬と草津は近世以降に作られた温泉番付で、最上位の「大関」に置かれ、草津温泉は明治時代、ドイツ人医師ベルツによって世界に広く紹介された。
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」
日本三古湯(にほんさんことう)とは、日本で古くからの歴史がある温泉のことである。
日本三古湯には2つの選ばれ方がある。いずれも長い歴史を有し、開湯伝説では神話の時代から続くとされる温泉地もある。
◎日本書紀、風土記などに登場することに基づいた三古湯
道後温泉(愛媛県)、有馬温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)の3つ。
三古湯が紹介される場合は一般的にこの三古湯であるが、史書に登場する古湯は他にもいくつかある。『伊予国風土記』逸文には、大国主命が大分の鶴見岳の山麓から湧く「速見の湯」(現在の別府温泉)を海底に管を通して湯の郡の湯(道後温泉とされている)へと導き、少彦名命の病を癒したという神話が記載されている。すなわち、文献上は速見の湯が伊予の湯(湯の郡の湯)より古いということになり、また伊予の湯を道後温泉と言っているわけではない[1]。その他、史書に見られる温泉については、温泉#日本の温泉を参照。
◎延喜式神名帳に基づく三古湯
道後温泉、有馬温泉、いわき湯本温泉(福島県)の3つ。
佐波古(三函、三箱)の御湯の古名を持ついわき湯本温泉が主に主張している三古湯だが、温泉神社などの温泉に関する延喜式内社は、その他にも鳴子温泉(宮城県)、湯田川温泉(山形県)、黒羽温泉(栃木県)、那須湯本温泉(栃木県)、岩井温泉(鳥取県)、玉造温泉(島根県)、別府温泉(大分県)にあり、計10社が延喜式神名帳に記載されている。
『日本三古湯』Wikipediaより
川中温泉(群馬)、龍神温泉(和歌山)、湯の川温泉(島根)は、日本三大美人の湯として知られています。由来については明らかにされていませんが、1920年に鉄道院によって編纂された「温泉案内」の中で、「肌を白くする」という効能一覧に、この3つの温泉は含まれています。
『日本三大美人の湯とは?』温泉大辞典 BIGLOBE旅行 より
1989年、湯の川温泉・龍神温泉(和歌山県)・川中温泉(群馬県)は、「日本三美人湯」として姉妹協定を結んだ。1989年以後持ち回りで「美人の湯サミット」を開催していたが、2004年のサミットが最後になった。2016年には共同でのプロモーションの試みが行われた。
『湯の川温泉(島根県)』Wikipediaより
参考動画:『초보자를 위한 료칸 상식과 온천 매너를 알기 쉽게 설명해드립니다.(初心者のための旅館の常識と温泉マナーをわかりやすくご説明いたします)』나나제인 똑똑한 여행 https://youtu.be/-rwKKNzsIDI?si=Qu4xAA68Yr_g0T5u
言い回しメモ
방류식(かけ流し)と순환여과식(循環ろ過式) 가수(加水) 가온(加温)없는 방류식온천 =源泉かけ流し
용출량이 풍부하고 수질이 좋다는 증거
개인탕(客室付きの温泉),가족탕(家族風呂=予約制が多い),공용탕(大浴場)
화실(和室),양실(洋室),화양실(和洋室),별채(離れ、ビラ)
1조=다다미 1장. 료칸의 가격=인당 요금 . 한개의 긱실 이용 인수도 정해져있다 .
료칸에 이동할 때(려칸 서비스 ): 픽업(pick up), 샌딩(sending), 드랍(드롭?)(drop) 가 있는 경우가 있다
문신, 중요한 부분 수건으로 가림, 탕에 들어가기 전에 샤워를 한다(한국에도 맞다), 수영복 금지(혼탕을 제외), 수건은 물에 담그지 말다, 머리는 물에 담그지 말다,때를 미는 게 예의 가 아닐 수도 있음, 노천탕에는 벌레가 있을 수도 있음.
갸울 추위 히터, 코다츠 , 한국처럼 바닥 난방문화는 없다. 한겨울보다 가울 초겨울에 가는 것이 좋다. 전기장판携行
以下、地域別温泉
北海道はその広さゆえ温泉地数が多く、また年度延宿利用人員数がいずれも1位。
上記の4温泉は、2022年の北海道の温泉問題で選択肢として出題。
[定山渓温泉]
定山渓温泉(じょうざんけい おんせん)は、北海道札幌市南区にある温泉地。
温泉街は豊平川と白井川に削られてできた河岸と国道230号沿いにあり、わずかな平地に市街地を形成している。見返り坂下の湯の滝には露天風呂に浸かっている河童の像があるほか、温泉街の至る所にメルヘンかっぱ像を設置している。月見橋は美泉定山が温泉が湧き出ているのを発見した場所であり、橋の近くにある定山の生誕200年を記念した定山源泉公園には足湯や手湯、温泉卵をつくることができるおんたまの湯を設置している。また、定山源泉公園のほかにも温泉街には無料の足湯や手湯を設置している。岩戸観音堂は小樽と定山渓を結ぶ道路を建設した際の犠牲者の冥福などを祈るため、1936年(昭和11年)に地崎宇三郎が全長120 mの洞窟に33体の観音像を私費で安置した。豊平川沿いには散策路があり、二見公園にはかっぱ大王像を設置している。かっぱ淵の近くには二見吊橋があり、定山渓での森林浴や紅葉の名所の1つになっている。
なお、定山渓小学校の敷地内には、美泉定山や定山渓鉄道をはじめとして、定山渓温泉に関する歴史資料や、かつて、定山渓周辺の住民が使用していた生活道具などを展示する、定山渓郷土博物館が建っている。
[層雲峡温泉]
層雲峡温泉(そううんきょうおんせん)は、北海道上川郡上川町の層雲峡地区にある温泉で、北海道有数の規模を誇る温泉街を形成している。
単純温泉
硫黄泉
国道39号沿い、層雲峡の渓谷の底に位置する。15軒のホテル・旅館・民宿・ペンション・ユースホステル、1軒の共同浴場がある。
温泉街の中心部はカナダの山岳リゾートを模した「キャニオンモール」として整備され、他の一般的な温泉街とは異なり欧米風な雰囲気を醸しだしている。
昭和62年度に策定された「上川・層雲峡圏プラン65基本構想」を基に、平成13年度にかけて進められた再開発事業により、建物の色彩・デザインの統一や坂を生かした街並み景観形成が図られた。この取り組みは平成11年度の国土交通大臣表彰 手づくり郷土賞を受賞している。
温泉街の中に環境省の層雲峡ビジターセンターがある。近くには大雪山黒岳スキー場や、大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ、キャンプ場があり、大雪山系への登山基地ともなっている。大雪高原牛(アンガス種と呼ばれるカナダ原産の肉牛)やニジマス、山菜などを使った料理が名物となっている飲食店もある。
毎年冬には「層雲峡氷瀑まつり」が開催され、多くの観光客で賑わっている。台湾などのアジアからの観光客も訪れる。
層雲峡温泉街にはコンビニエンスストアもあるが、国立公園内にあるため通常のシンボルカラーではなく景観に調和するような色調が用いられている。
層雲峡温泉Wikipediaより
[登別温泉]
登別温泉(のぼりべつおんせん、英: Noboribetsu Onsen)は、北海道登別市にある温泉。江戸時代から温泉の存在が知られており、明治時代に温泉宿が設けられてからは保養地・観光地となった。「にっぽんの温泉100選・総合ランキング」では毎年上位にランクインしている日本有数の温泉地となっている[1]。地名の語源はアイヌ語の「ヌプル・ペツ」(水色の濃い川)に由来している[2]。
自然湧出量は1日1万トン、9種類の泉質、毎分3,000リットル湧き出しており、「温泉のデパート」と呼ばれるほどである。中でも地獄谷は登別温泉最大の源泉エリアになっている。
登別駅から約6kmの距離に位置しており、北海道道2号洞爺湖登別線・北海道道350号倶多楽湖公園線で通じている。クスリサンベツ川の谷にある温泉街(極楽通り)は飲食店・土産物店のほか、警察(交番)・消防・銀行(信用金庫)・郵便局・病院などがあり、道南バス登別温泉ターミナル付近には公衆浴場「夢元さぎり湯」がある[3]。また、地獄谷にも近接している。四方嶺(クマ山)へは温泉街からのロープウェイで通じており、山上にはのぼりべつクマ牧場がある。
参考;BIGLOBE旅行 北海道の温泉地ランキング
◎十勝川温泉
北海道中央部,音更町十勝川の段丘上にある温泉。 1911年に開場。泉質は単純泉,硫黄泉。泉温 43℃前後。十勝平野の畑作地帯にあり,典型的な田園温泉地。阿寒および大雪山国立公園探勝の拠点でもある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
日本でも珍しいモール温泉が湧出。葦などの植物が堆積して出来上がった泥炭(亜炭)層を通って湧出するアルカリ性の温泉が、モール温泉。植物系の有機物を多く含む。地下500~700mから湧き出る55~60℃の高温の温泉。北海道遺産。かつてアイヌの人々が薬の沼と呼んでいたという言い伝えも。
◎洞爺湖温泉
北海道南西部,洞爺湖町,洞爺湖南岸に位置する温泉。前方に(洞爺)湖と羊蹄山を眺め,背後に有珠山と昭和新山を控えた景勝の地である。泉質は食塩泉。泉温は約 47℃で日本有数の湯量を誇る。
温泉は 1917年に開発された。大規模な旅館街が形成され,湖畔にはゴルフ場,スキー場,火山科学館などが整備されている。北海道南部の一大観光基地をなし,支笏湖,登別温泉にも近い。 1977年と 2000年の有珠山の噴火で温泉町に大きな被害を生じたが復興した。支笏洞爺国立公園の中心。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
◎阿寒湖温泉
北海道東部,釧路市の阿寒湖の湖畔にある温泉。阿寒湖の南岸に位置し,旅館やみやげ品店が立ち並ぶ道東第一の観光温泉地を形成。泉質は単純泉。泉温は 66℃。湯量は豊富である。マリモ (毬藻)観賞の遊覧船が発着し,阿寒湖のほか摩周湖,屈斜路湖周遊観光の一大拠点をなす。湖畔近くに阿寒湖周辺の動植物などについて解説・展示した阿寒湖畔エコミュージアムセンターがある。雄阿寒岳,雌阿寒岳への登山基地でもある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
阿寒国立公園
参考:阿寒湖温泉旅館組合HP
◎川湯温泉
北海道東部,弟子屈 (てしかが) 町にある温泉地。明治初期に開発された。湧出量が豊富で,あふれた湯水は湯の川となって屈斜路湖に注ぐ。泉質は酸性硫化水素,硫黄泉。泉温 30~65℃。近くにアトサヌプリ (硫黄山) やシラカバ林,エゾイソツツジの群落があって,観光資源に恵まれ,北海道東部の有力観光温泉地となっている。阿寒国立公園に属する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
参考:川湯温泉HP
◎北湯沢温泉
北海道南西部,伊達市の飛び地,大滝の長流川上流に位置する温泉。泉質は単純泉,硫黄泉。泉温は 90℃。国民保養温泉地に指定。静かな保養地で,夏は避暑客,冬はスキー客が多い。支笏洞爺国立公園に属する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
◎ウトロ温泉
北海道斜里郡斜里町ウトロにある温泉。別名を、知床温泉ともいう。
泉質は、含重曹食塩泉、含ホウ酸食塩重曹泉。源泉温度61℃
高台の温泉街には、共同浴場「夕陽台の湯」が存在し其処にオホーツク海を一望する露天風呂がある。隣接して国設知床野営場があり、その敷地内に知床八景の一つに数えられる夕陽台展望台がある。ほか、足湯「足湯シリエトク」がある。 ウトロ漁港側の温泉街にはゴジラ岩と手湯「ゴジラの手湯」がある。
参考:ウトロ温泉Wikipedia ウトロ温泉『夕陽台の湯』(2021年の記事)
その他多数の温泉がある。→参考:Wikipedia『Category:北海道の温泉』
群馬県西部,白根山 (草津白根) の南東麓草津町にある温泉。古くから温泉集落を形成していたが,標高 1200mの高地にあるため,明治時代中頃までは,冬住みと称して冬季間は下の集落へ移った。泉質は含硫化水素酸性明礬泉。泉温は 60~65℃。湯量豊富で皮膚病,胃腸病,神経痛などにきく。強酸性のため「時間湯」という特殊な入浴法が「湯もみ」の所作とともに残っている。夏は避暑地,冬はスキー場として多くの観光客でにぎわう。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
2019年天下一大露天風呂(汪泉閣) 出題文
群馬県北部、利根(とね)郡みなかみ町にあり、人造の藤原湖(ふじわらこ)の湖頭に近い利根川支流の宝川に沿う温泉。日本武尊(やまとたけるのみこと)が白鷹(はくたか)に導かれて病をいやしたという伝説があり、白鷹の湯ともいわれる。泉量豊富な単純温泉。幽邃(ゆうすい)な所で、ことに秋の紅葉がよい。JR上越新幹線上毛高原駅、上越線水上駅からバスが通じる。[村木定雄]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
[汪泉閣]
宝川温泉の露天風呂は4本の豊富な源泉により、延べ面積470畳にも及ぶ4つの湯船に余すことなく常時掛け流しされております。巨石をふんだんに使ったその造りは、自然の風景と溶け合う自慢の大露天風呂です。手付かずの大自然に包まれ、宝川の清流を感じての入浴は、心の底からの安らぎをお約束します。
『天下一の大露天風呂を楽しむ』宝川温泉 汪泉閣
北陸の温泉
石川県七尾市にある温泉。含塩化土類食塩泉。95℃。9世紀に発見,11世紀の地震で泉源が海中に移ったと伝える。江戸時代には運上銀を納め,はじめ手舟で入浴に向ったが,化政期には橋が架けられたという。七尾湾に突出した弁天崎の先端にあり,前面に能登島が浮かぶ景勝地で,釣,海水浴にも好適。七尾線和倉温泉駅からバスが通じる。
→関連項目七尾[市]|能登半島国定公園
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディア
東海の温泉
長野・岐阜の温泉
岐阜県中東部,下呂市にある温泉。飛騨川の上流益田川に臨み,下呂駅付近と対岸の湯ノ島に分かれる。古くから知られていたが,特に 1924年の掘削以来,豊富な湧出量を誇る。泉質は単純泉,硫黄泉。泉温 83℃。リウマチ,神経痛に効能がある。温泉街は 1934年高山本線が開通して急速に発展。名古屋,岐阜方面からの観光客が多い。飛騨木曾川国定公園に含まれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
兵庫県神戸市北区にある温泉。六甲山地北斜面,標高約 363mに位置。古くから知られ,『日本書紀』によれば飛鳥時代に舒明天皇の行幸以来,幾度かの法皇入湯の歴史がある。建久2 (1191) 年,仁西上人が和歌山県の熊野権現の神託により温泉を修築,行基の寺を再興し,12の宿坊を開いて以来,有馬の旅館名には「坊」のつくものが多い。豊臣秀吉もたびたび入湯したといわれる。単純炭酸泉,放射能泉で泉温は 97℃。貧血症に特効がある。名所旧跡も多く,滝と桜,紅葉の名所でもある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
おんせん県と自称するだけに大分県は、源泉総数、高温源泉数、総湧出量、自噴湧出量、動力湧出量で1位。特に源泉数、高温源泉数は群を抜いている。また熊本、鹿児島も源泉総数、高温源泉数、総湧出量、自噴湧出量、動力湧出量でトップ10にランクインしている。(日本温泉協会『温泉名人』発表)
◎別府温泉郷
◎湯布院温泉郷
◎筋湯温泉
◎長湯温泉
◎天ヶ瀬温泉
◎黒川温泉
◎山鹿温泉
◎阿蘇温泉
◎玉名温泉
◎平山温泉
◎天草下田温泉
◎阿蘇内牧(あそのうちまき)温泉
◎菊池温泉
◎杖立温泉
◎人吉温泉
◎地獄温泉
◎植木温泉
◎小田温泉
◎指宿温泉 『天然砂むし温泉』で名高い南九州最大の温泉郷。塩化物泉。高温。砂むしとは、温泉で熱くなった砂浜に横たわり、砂かけさんに砂を持ってもらい、全身を温める。肩こり、腰痛、神経痛、冷え性などに効果あり。薩摩半島。
参考:いぶすき観光ネット
◎霧島温泉郷
霧島市北部、標高600mに点在。霧島連峰のふもとにある温泉郷。霧島温泉郷とは鹿児島県霧島市の『新湯・林田・硫黄谷・丸尾・栗川・湯之谷・殿湯・関平・野々湯』の9つの温泉を総称。参考:霧島温泉市場
泉質も単純泉,硫黄泉,明礬泉,重曹泉,重炭酸土類泉と多種で高温泉が多い。神経痛,リウマチ,胃腸病にきくといわれる。国民保養温泉地に指定。ミヤマキリシマの群落が見られ,霧島錦江湾国立公園に属する。南九州広域観光ルートの一大拠点。参考:コトバンク『霧島温泉郷』
◎鹿児島市内温泉→ wikipedia『鹿児島市街地の温泉』参照。単純温泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉。源泉温度は33-48℃。
◎妙見温泉 霧島山の西南麓。天降(あもり)川に面する。ナトリウム炭酸水素塩泉、神経痛、筋肉痛、関節痛、皮膚病、冷え性、病後回復、疲労回復、やけど、きりきずなどに効能。飲用としての効能は慢性消化器疾患、糖尿病、痛風、肝臓病など。
◎桜島マグマ温泉 地下1000メートルから湧き出る源泉湯。 泉質…ナトリウム塩化物泉 温度…51.4℃ ※掛け流しの温泉ですが、源泉温度が高いため加水。 湯量…300(リットル/分) 効能…切り傷・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・ 運動麻痺・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・ 健康増進・その他。桜島港から徒歩8分。浴場から錦江湾を望める。
参考:国民宿舎レインボー桜島
◎日当山(ひなたやま)温泉 鹿児島県霧島市の国分平野北西部から中部(旧大隅国)にかけて散在する温泉群の総称。鹿児島県内最古のいで湯で、西郷隆盛が頻繁に訪れた温泉として知られる。木房温泉(西郷どん湯)。
◎古里(ふるさと)温泉 桜島の南側の海岸沿いに温泉街が広がる。ホテルは2軒のみ現存する。
桜島の噴火による降灰の影響を受けやすく、各旅館の露天風呂は急遽入浴できなくなることがある。また、共同浴場はかつて海沿いに存在したが現存はしていない。そのため、日帰り入浴は各旅館の日帰り受付を利用することになる。
かつて営業していた古里観光ホテルは、2012年9月30日で倒産、白い浴衣のような湯着を着用して入浴する特色があった同ホテルの龍神露天風呂は現在利用できない。
当地は林芙美子の出身地であり、その関係で林芙美子の歌碑、銅像が温泉街にある。