①臨時議会開催 8月3日
8月3日に臨時議会が開催されました。議案は、今まで4市で運営していたゴミ処理を、6市1町ですることになり、28年間の建設費や維持管理費を含めた債務負担額を設定するためです。総額746億円、木更津市はその37.9%の割合です。民間の資金を活用するPFI事業は、「安い」と思いがちですが、20年間の人件費も含めた総額を保障することになり結構な費用が掛かるのです。本議会は全会一致で賛成でした。
②「意見書」賛成者少数でした、残念。
5月24日、防衛省から木更津市に「オスプレイの暫定配備」の要請がありました。市長は返事を保留し、「議会や市民と協議する」としそれぞれに対して、防衛省の説明会の開催を要請し、実施しています。明日が第1回の住民説明会ですが、臨時議会が開催されたので、議会からも意見書を出すように発議したのですが、多くの議員の賛同が得られず、否決されました。
意見書の名前が「陸上自衛隊木更津駐屯地(米軍基地)における・・・」なので、反対意見で「米軍基地がおかしい」との発言にはひっくり返りました。「米軍基地であることを知らない議員がいるんだ」と、傍聴した記者が驚くほど。
【参考資料】
◎意見書の趣旨説明 8月2日
5月24日、木更津市に対し、陸上自衛隊のオスプレイ暫定配備について申し入れがあってから2か月以上が経過しました。この間、市長・議長はじめ市議会への説明、そして非公開でしたが、畔戸地区はじめ8か所で説明会が開催され、148名の参加があったと認識しています。もちろん、明日が第1回目の住民説明会が予定されていることは承知しています。しかし、そこでの意見を無視するつもりはありませんが、これまで市長から、また議長から、そして非公開の説明会の報告書の中で、もちろん議会への説明でも、期限のない暫定配備は恒久化につながるのではないか、佐賀の進捗状況などについて、心配や疑問が述べられたことは周知の事実です。
「小さな声を聴きます」「あなたの声を届けます」と公約をし、議席を得た私たち議員は、この2か月の間、それぞれの立場で、「オスプレイの暫定配備について」周りの住民や支持者へ説明されたと思います。その中で、「暫定っていつまでなの?」「佐賀はどこまで進んでいるの?」と言ったような疑問や不安は全く耳にしなかったでしょうか。
何よりも、ここに居られる24人の皆様の中に、全くこの不安や疑問はありませんでしょうか。
幸いにも、私たちの意見書の前半にある「佐賀空港の進捗状況についての情報提供」の文言は、賛同を得て要望書に入れていただいたようですが、佐賀の情報は、暫定配備の期間のために必要な情報であって、2つそろって初めて意味を成します。防衛省は、「オスプレイは佐賀に配備するのが一番いいんだ」と言いながら、市長・議長はじめとして私たちが不安に思っている「暫定配備の期間」については、今までどこでも答えておりません。だからこそ議会の後押しが必要です。
地方議会には、国に対して意見を言う権利・「意見書提出権」があります。私たち議会は、今こそこの権利を行使し、市長はじめ不安に思っている市民に寄り添い、後押しするべきだと思います。
ぜひ皆様の賛同をいただき、議長から直接防衛大臣に手渡していただきたいと願っています。
◎意見書案