[0105]総務委員会視察報告 10月19日

Post date: Oct 25, 2015 12:46:05 PM

10月19日から3日間の行政視察。印象深かった愛知県瀬戸市について。

今、どこの町でも公共施設の老朽化が大きな課題となっている。経済が右肩上がりの時代、競って建設した施設の建て替え時期を迎えているが、更新費用が負担となり、多くの公共施設を保有し続ける体力はどの市も残っていない。

そこで国は、各自治体に公共施設等総合管理計画の策定を義務づけ、今後の公共施設のあり方を決めるように求めている。木更津市も遅まきながら計画づくりに着手したばかりだ。

新しい施設は歓迎されるが、廃止となると総論賛成、各論反対で実現は難しくなる。

瀬戸市は、「公共施設の現状と課題をまとめた結果、修繕や更新費用は、今後40年間2.2倍の費用が必要だとわかった。本気でやらないと市が破たんする。職員や市民の理解なくして施設を減らすことは難しい。そこで現状と課題を「見える化」公表し理解を深めてもらうことにした。今後、財政規律も計画の案もできた時点で公表し説明していく。施設の量は減らすが機能は落とさない」と腹をくくって着々と進めている。かっこいい!

木更津はどうだろう。残念なことに、計画をつくっても実行する組織がない。公表の予定もない。職員と市民の理解は得られるのだろうか心配だ。

また、高浜市では、10年程前から、市役所の仕事を株式会社に委託している。サービスが良く市民からはとても好評だという。これもまた木更津市は進まない。

市役所の1F。全員株式会社の社員です。