Post date: Aug 1, 2017 12:50:57 PM
と、税金カフェ@清見台を開催。講師は、公正な税制を求める市民連絡会のメンバーで税理士の内田麻由子さん。同じ税金の話でも「相続税」とか「節税」についてなら関心も高いと思うが、何人来てくれるか不安だった。23名の参加があった。カフェなので飲み物とお菓子を準備し、セルフサービスで気軽さを演出してみた。
税金という堅い話にもかかわらず、4~5名のグループディスカッションは大盛り上がり。「公平な税制とは?」では、収入の違う3人から「必要な税300をどのように集めるか」がテーマだ。一人100ずつ、収入の20%ずつ、収入の高さで比率を変える、そのほかに案はあるのか、について考え議論する。
私たちはその他の案、ベーシックインカムを提案。日本憲法25条では「健康で文化的な生活を営む権利を有する」のだから、収入の低い人から税金を徴収せず、憲法25条の生活を保障するために国が支給する。だからその分も含めて2人から徴収する、という案だ。収入の高い人はたくさん払っていただくことになる。オランダで実験した結果、支給されても労働意欲は失われず、安心して子育てができた等、なかなかの成果が出たそうだ。
グループ発表では結構ウケたが、生活保護者に厳しい日本社会ではどうだろうか。株や投資で汗をかかずに得る利益が格差を広げているとすれば教育費を無料にするなど、何らかの対策を検討すべきだと思う。
「モノ言う納税者になろう」と言われても、どこに向かってモノを言えばいいのかむなしくなる。でも、まずはこうやっていろんな意見を言い合う場をつくることから始まるのだ、と教えていただいた。