Post date: Dec 17, 2017 11:42:40 AM
議会も最終日を残すのみ。久しぶりに、夜の講演会に出かけた。
講演テーマは「沖縄から見た木更津基地」講師は、沖縄国際大学大学院教授の前泊博盛さんだ。話題の方なので、入場できるか不安だったが滑り込めた。
「話したいことがいっぱい。余計なことを言うので、写真はいいが録音しないで…」と軽快にスタート。「日米地位協定を見直すべき。日本では「忖度」が喜ばれるが、アメリカとの交渉では通用しない。他の国ができているのだから、同じようにきちんと要求すれば変えられる。「遺憾」では解決しない」と。
「民主党政権ではいい案をつくったが、実行力がなかった」と笑いをさそう。案があるなら、どこかでぜひ実現してほしいものだ。
もう一つ気になったのが、基地と経済の関係だ。
経済が疲弊しているところに基地を受け入れる。「食っていけないからしょうがない」この考えから脱するために、まず、木更津の将来ビジョンをつくることだ、と。
市議会でも「オスプレイを受け入れるからお金をくれ」の要望書ばかりがまかり通っている。最初、私だけの反対は4人に増えた。しかしこれが限界だ。他は全て自公の議員なのだから。
90%補助金をもらっても10%は市のお金で箱モノを建てる。だんだん目減りしていくだけ。基地を返還させ活用すれば、経済効果は3から8倍にはなる。常に「基地を返されたら、そこで何をするか」を考えることが大事だ、と。
木更津が要求している金田総合運動場。市の持ち出し額をチェックしなければ…
前泊博盛さんの講演に聴き入る参加者