テナガフウリンタケ


イッポンシメジ属を思わせる角形で厚壁の胞子を有し、縁シスチジアは手長状の細長い円柱形の付属糸を持ちます。Cellypha属に外観が似ていますが、顕微鏡的特徴は全く異なり、今のところ類縁関係が不明な謎のきのこです?(-_-)?

和名の「テナガ」は「手長」を意味し、長い付属糸を持つ縁シスチジアに由来します。

Mt. Takao, Tokyo. Jul. 1999

所属位置は未定。子実体は微小(1.5-3 mm)。実質が偽アミロイドに染まり、長い付属糸を持つ縁シスチジアが存在。表皮組織は球形細胞からなる。実質の菌糸はクランプを有し糸状。アカガシの樹皮上。

顕鏡図は描画装置で描いたラフスケッチ。