アミアシキイロイグチ Retiboletus sp.

全体に鮮黄色の粉に被われるが、被膜を欠き、青変性はなく、味は温和、網目模様が著しい。高尾山で一度だけ見た幻の妖菌です。

アミアシキイロイグチ()はキアミアシイグチに似ていますが、全体が著しい黄色の粉に被われ、肉は無味です。被膜と青変性はありません。本種に近縁と思われる北米産Retiboletus retipesは傘周縁のみに黄色い粉が付着すると言われています。またアミアシキイロイグチの網目模様は柄の上部に限られる点で北米産種と異なります。 高尾山のサンプルは胞子が成熟していなかったため、正式発表は見送りました。


Aug.1998. Mt. Takao, Tokyo.

1998/8/8. 東京都高尾山