ヒダフウリンタケ 

Chaetocalathus fragilis (Pat.) Singer, Lilloa 8: 520, 1943

 

東南アジアを中心に分布するキートカラス属(Chaetocalathus)の仲間です。


主な形態的特徴 

1) 子実体は微小 (通常径 1-2 mm)なチャワンタケ型~フウリンタケ型で柄を欠き, 傘の中央部が直接基質に背着し, 全体に純白色, 子実層托側の中央部に微小な乳頭状突起(痕跡柄)を具える. 

 

2) 担子胞子は類球形.

 

3) メチュロイド型シスチジアが子実層に存在する.

 

4) 傘は偽アミロイドに染まる毛状細胞に被われる.

 

5) 枯れ枝上に背着し, 通常群生する.