ナンヨウシロタマゴタケ

Amanita cf. chepangiana Tulloss & Bhandary, Mycotaxon 43: 25 (1992) sensu Takahito Kobayashi in The fungal flora in southwestern Japan, Agarics and boletes 1: 3 (2016)

 

ナンヨウシロタマゴタケ(Amanita cf. chepangiana)は、小林孝人さんによって西表島産のサンプルに基づき日本新産種として正式に発表されました。

傘中央部はしばしば淡灰色~淡黄褐色を帯びる性質があります。

温帯産ハマクサギタマゴタケは、ナンヨウシロタマゴタケと形態的にほぼ一致していますが、分子解析による比較はまだ行われておらず、菌根形成に関する詳細も不明です。臭いに関して村上先生にお聞きしたことがありますが、かなり個体差が大きく、ほとんど感じられない場合もあるとのことです。