カレハヤコウタケ

Mycena luxfoliata Har. Takah., Taneyama & Terashima, in Takahashi, Taneyama, Kobayashi, Oba, E. Hadano, A. Hadano, Kurogi & Wada, The fungal flora in southwestern Japan, Agarics and boletes 1: 155 (2016)

子実体はほとんど発光せず、通常基質(菌糸体)のみが発光します。傘表皮が厚壁な毛状菌糸細胞に被われることから、ケブカちゃんの仲間(Mycena sect. Longisetae)に近縁と思われます。


カレハヤコウタケやナラタケの黒色根状菌糸束のような菌糸体発光菌の発光の役割は、胞子を運ばせるためトビムシやハエを呼び寄せていると言うよりも、ホタルの幼虫が発光によって捕食者に警告を発しているように、菌糸体に毒があるように見せかけている可能性も考えられます。