ISO 19132:2007 Location-based services — Reference model
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対応OGC標準:なし
対応JIS規格:なし
原文URL
https://www.iso.org/obp/ui/en/#iso:std:iso:19132:ed-1:v1:en
この国際規格は、位置情報サービス(LBS)の開発を支援する枠組みを示す。LBSは、要求と応答のパターン又は値が、現実又は概念上のいくつかのものの位置情報に依存するソフトウェア サービスである。たとえば、ISO 19133で定義される追跡及び誘導は、どちらも位置情報に基づいている。緊急対応サービスは、要求された支援が、要求時に要求者にかなり近い場所に対して行われるため、位置情報に基づくものになっている。環境の監視及び修復は、汚染物質の位置と動き、又はその他の継続的な変化に依存する。電話番号案内でさえ、特定の商品やサービスを取得するために、現在の場所又は予定されている経路の近くにある便利な営業場所を探している要求者の位置、又は仮の将来の位置に依存する。
参照モデルは、アーキテクチャ及びポリシーの一連のシステム決定要素から成る概念の枠組みであり、特定の分野における一連の応用システム及び処理過程の論理環境を構築するためにある。枠組みにおいては、対象分野を定義する用語の分類及びオントロジーが含まれているか、又は参照される。枠組みには、関連する応用分野の集まり又は設計パラダイムの別の枠組みが含まれているか、又は参照される場合がある。LBSの枠組みは、その活動の多くが場所の表現の操作と、場所を他のサービスのキーとして使用することに関連するため、地理情報サービスの枠組みに関連している可能性がある。枠組みのモデルはさまざまな抽象化レベルで存在し、それぞれがより詳細なモデルを一般化し、より一般的なモデルを特殊化したものである。最高レベルでは、唯一の実体は、それぞれの参照モデルを表す枠組みである。それを図1に示す。
図1 LBS及びGISの関係
これを最も単純かつ直接的に表現すると、二つの枠組みが結合され、機能よりも形式に応じて、それぞれが他方に提供するサービス (機能) を呼び出すということになる。この国際規格は、図1に示す経路を介した通信をあつかう。この規格では、位置情報サービスの枠組みの参照モデルを作成し、それを ISO 19101及びISO/TS 19101-2 で定義した参照モデルに結合する。
LBS サービス(注記1)及びGISサービス(注記2)の違いは、LBSの方が通常、粒度が大きく、非空間情報コンポーネントが重要に成ることである。従って、地理データの枠組み及び非空間データを含む一般情報の枠組みの両方が、やり取りできる。このようなデータは、郵便番号や電話番号など、地理的なシステムでは従来使用されていない方法で空間的に結合されている場合もある。もう一つの違いは、LBSサービスではGISの枠組みよりも細かいレベルで配信メカニズムを処理する必要があることである。LBSのクライアントには、さまざまなネットワーク形式上のさまざまな機能を備えたモバイル機器が含まれる可能性がある。したがって、LBSの枠組みは、クライアントのニーズ及び機能のクラスに合わせて調整された、さまざまなインターフェイス プロトコルを通じて同じサービスを利用可能にする。各クライアント機器のインターフェイス プロトコルの詳細は、この国際規格の適用範囲外であるが、この分野内の応用のために拡張可能なテンプレートとなる一連の共通パターンを定義することで、すべての LBS クライアントクラスの共通セマンティクス1)に対応する。
この国際規格に含まれる二つの附属書は、LBS分野の発展に伴う整合性(harmonization)の問題を強調するためのものである。LBSの標準を開発する組織は、他の活動にも注意する必要がある。附属書D には、重要な標準開発組織がいくつかリストされている。附属書E は、地理情報分野と高度交通システム分野の共通用語間の関係(crosswalk)を提示する。異なる分野の共通用語間の関係は、意味の相互運用性にとって重要である。ITS は、一つの関係の例として使用される。
注記1:「LBS」という用語には「サービス」という単語が含まれているため、「LBS サービス」という語句は論理的に冗長である。他のソフトウェア コンポーネントとの関連でLBSについて説明する場合、「LBSサービス」という語句を使用して表現の対称性を維持できる。論理的な一貫性はないが、文法的にも感覚的にも(poetically)許容される。
注記2:「GIS」を「地理情報サービス」として再定義することは有用であるが、「地理情報システム」の定義を「地理情報科学」で置き換える(override)過去の試みはあまり実りがない。この規格では、すべてのソフトウェア コンポーネントがサービスと見なされるため、「GIS」という言い方は「GIS 機能のサービス実装」と見なされる。
備考1)この場合の「セマンティクス」は、コンピュータなどの装置を用いて情報を効率的に収集・管理・解釈できるようにする手法のことと考えられる。
この国際規格は、位置情報サービス (LBS) の参照モデル及び概念的な枠組みを定義し、LBS応用システムを相互運用するための基本原則を提示する。この枠組みは、オントロジー、分類法、設計パターンの集合、及びUML の LBS サービス抽象仕様のコア集合を参照又は含む。この国際規格は、さらに、地理情報に関する他の枠組み、応用システム、サービス、及びクライアント応用との関係を規定する。
この国際規格は、LBSシステムについて、オープン分散処理の参照モデル(RM-ODP、ISO/IEC 10746-1を参照)で定義されている最初の三つの基本的な視点を扱っている。これらの視点は、次のとおりである。
a) 事業的視点 - システムの目的、範囲、およびポリシーの詳細
b) 情報視点 - システム内の情報と処理の手順の詳細
c) 計算処理視点 - システムの機能分解の詳細
4 番目と 5 番目の視点は、要件または例でのみ扱われる。これらは、次のとおりである。
d) 工学的視点 - 分散情報基盤の詳細
e) 技術視点 - 実装技術の詳細。
参照モデル及び枠組みは、概念設計からソフトウェア文書まで、さまざまなレベルで定義できる。この国際標準は、
— LBSの概念的枠組みと、LBSに含まれる応用システムの型を定義する。
— モバイル クライアントと固定クライアントの両方に対するLBSの一般原則を確立する。
— ローミング1)中のデータ アクセスのインターフェイスを指定する。
— 他の ISO 地理情報標準とのアーキテクチャ上の関係を定義する。
— LBS のさらなる標準が必要な分野を特定する。
この国際規格では、以下の問題は取り上げない:
— LBS を開発するための規則。
— モバイル クライアントと追跡ターゲットのローミング契約に関する一般原則。
備考1)「ローミング」とは、契約中の通信事業者のサービスエリア外で、他の事業者を通じて通話やデータ通信ができるようにする仕組みである。
次に示す規格は、その内容の一部又は全てがこの規格の要件を構成する形で、本文中で参照されている。日付が記載された文献については、引用された版のみが適用される。日付のない参照については、引用規格の最新版(修正を含む)が適用される。
ISO 19107, Geographic information — Spatial schema
ISO 19109, Geographic information — Rules for application schema
ISO 19110, Geographic information — Methodology for feature cataloguing
ISO 19112, Geographic information — Spatial referencing by geographic identifiers
ISO 19133, Geographic information — Location-based services — Tracking and navigation
ISO 19136, Geographic information — Geography Markup Language (GML)
この規格では、次の用語及び定義が適用される。
4.1
active object
能動オブジェクト
独立した動作を実行できるオブジェクト。したがって、外部からの直接の刺激がなくても、それ自体及び他のオブジェクトとの間の対話を開始できる。
参照:受動オブジェクト
注記 1:能動オブジェクトは、動作を開始するために内部の(したがって目に見えない)トリガーに依存するユーザー又は能動サービスを表すことができる。能動状態と受動状態は、同じオブジェクトに対して存在することができ、そのようなサービスは、能動化または非能動化操作プロトコルの呼び出しに応じて、これら二つの状態間を遷移することができる。
4.2
basic service
基礎的サービス
他のサービス又は応用システムに直接的な方法で基礎的機能を提供するサービス
参照:相互運用
注記 1:基礎的サービスには、呼び出しのための永続的なユーザー固有の状態情報がないため、ユーザーが直接アクセスすることはできない。基礎的サービスは直接的に動作するため、実行時に同じインタフェースを使用する他のサービスに簡単に置き換えることができる。
4.3
candidate route
候補経路
コスト関数の最適性は例外となる可能性があるが、経路探索要求のすべての制約を満たす、任意の経路
注記1:誘導とは、選択されたコスト関数を最適化する候補経路を見つける処理である。
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義は、ISO 19133:2005の4.1を引用している。
4.4
cluster
クラスター
潜在的に、それぞれ異質な、小規模地域内に位置する対象者の集合(それぞれが異なるクエリー基準を満たす)
4.5
constraint
制限
車両が道路のリンク又はターンを通過する方法に関する制約。車両分類、又は物理的制限や時間的制限など。
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義は、ISO 19133:2005の4.16を引用している。
備考2)ISO 19133:2005 7.1.2に詳しい説明がある。道路は、始点から終点までの経路であり、リンクは交差点から次の交差点までの経路部分、ターンは直前のリンクと直後のリンクをもつ接続点を指す。
備考3)日本では、道路法に基づく、車両制限令によって、特殊な車両の交通制限が決められている。
4.6
continuous change
連続的な変化
その値が二つの既知の測定値の中間値を取ると想定できるような距離測定値を持つ属性の変化
注記1:連続的な変化の補間は通常、二つのデータ ポイント (time1、value1) 及び (time2、value2) を結合する「曲線」の制約を考慮して、値を時間の関数として調べることで実行される。たとえば、連続的な変化が車両の動きに関するものである場合、物理的な制約とその車両に適した経路の制約を考慮する必要がある。
4.7
cost function
コスト関数
経路に測定値(コスト)を関連付ける関数
[ISO 19133を引用]
注記1:通常のメカニズムでは、経路の各部分にコストを適用し、経路全体のコストを各部分のコストの合計として定義する。これは、最も一般的な誘導アルゴリズムを動作させるために必要である。コスト関数の単位は、金銭的なコスト及び値だけに限定されず、時間、距離、その他の測定値も含まれる。唯一の要件は、関数は加算的で、少なくとも負にはならないことである。この最後の基準は、不当な「最小コスト」経路の存在を防止するためであり、ネットワーク内のどのループにも零又はそれ以下のコストが関連付けられていない限り緩和できる。
備考1)この定義は、ISO 19133:2005の4.2を引用している。
[+]
4.8
coupling
結合、カップリング
情報転送又は情報交換(messaging)による二つ以上のソフトウェアシステムの連結
注記 1: 統合と比較すること。転送される情報の概念スキーマはある程度合意されている必要があるが、結合のアプリケーションは、意味内容が正しく、概念スキーマの標準的な表現にマッピング可能である限り、通常はその情報のデータ表現はある程度柔軟にできる。XML メッセージに使用される最も一般的なマッピング技術は XSLT であり、変換スタイルシートはサービス仲介者又はサービス提供者のいずれかによって提供される。サービス提供者は、XSLT 変換ブリッジにリンクされた、それぞれのURI で表され、同じ内部コードで実装される、論理的に同等の複数の情報交換API を通じて機能を提供することが最良の行為と見なされる。
注記2:疎結合及び密結合という用語は、現在、文献で明確に定義されているわけではない。一般に、「密」結合は、インタフェースの使用において要求側と応答側の間に何らかの依存関係が発生することを意味し、「疎」はそのような依存関係がないことを意味する。その依存関係の性質は、作者間で一貫して定義されているわけではない。その観点からすると、「密」な結合や「密」な統合はどちらも悪い習慣であり、これらの用語が生まれたときからそう考えられてきた。一部の文献では統合を「密結合」と呼んでいるが、これはあまり正確な表現ではない。
備考1)注記1冒頭の「統合」は、原文では"integration"である。
備考2)注記2冒頭の「疎結合及び密結合」は原文では"loose coupling and tight coupling"である。
4.9
digital item
デジタル項目
標準的な表現、識別、メタデータ枠組みを備えた、構造化されたデジタルオブジェクト[資産、作業、サービス、データ又は情報]
[ISO 21000-1を参照]
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4.10
discrete change
離散的な変化
二つの既知の測定値間の中間値を取得することなく、変化したと想定できるような、属性値の変化
注記1:筆の変更に伴う法的変更は離散的であり、特定の時間に発生する。
備考1)注記1において、土地の一区画を筆と言うが、分筆などで、土地が分割された際など、筆の番号や、所有者などは、ある時点で瞬間的に変化する。
4.11
discrete spatiotemporal object
離散的時空間オブジェクト
異なる時間に同じ空間的地物を表すオブジェクト表現の時間的配列
注記1:Theodoridis, 1999 [31] を参照。
備考1)注記1で示された参考文献では、離散的時空間オブジェクトは、 (o_id, si, ti)の配列で表されるオブジェクトとして定義されている。ここでo_idはオブジェクトの識別子、siは空間スタンプ、tiは時間スタンプと呼ばれている。
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4.12
distance measure
distance metric
距離測定値
距離計量値
正かつ対称で三角不等式を満たす数値を割り当てる属性型の値の対の測定値
注記1:測定値「d」は、x ≠ y かつ d(x, x) = 0 になるすべての x, y に対して d(x, y) > 0 である場合に正である。測定値「d」は、すべての x, y に対して d(x, y) = d(y, x) である場合に対称と言われる。測定値「d」は、すべての a, x, y に対して d(x, y) ≤ d(x, a) + d(a, y) である場合に三角不等式を満たす。すべての数値又はベクトル値の属性にはこのような計量的な性質があり、最も一般的なのは、各次元の差の二乗の合計の平方根に基づくユークリッド計量値である。その他の非ユークリッド測定基準では、「空間の曲率」(回転楕円体の表面に沿った曲率など)が考慮される。
備考1)距離測定値及び距離計量値は同義語とされている。
4.13
geocoding
ジオコーディング
ある形式で表現された場所を別の形式に変換すること
注記1:ジオコーディングは通常、「住所」又は「交差点」を「直接位置」に変換することを指す。多くのサービス提供者は、ジオコーダに「逆ジオコーディング」インタフェースも組み込んでおり、これにより、サービスの定義が、場所の一般的な変換機能として拡張されている。経路探索サービスは通常、他のサービスでは利用できない、内部の場所符号を使用するため、ジオコーダはそのようなサービスの内部において不可欠な部分になる。
[ISO 19133を引用]
[+]
4.14
identity
識別データ
オブジェクトをその状態に関係なく、時間の経過を通じて識別するのに十分なデータ
注記1:識別データは通常、オブジェクトの永続的で一定のキー メンバー属性値である。時間的に一定で一意であるため、タイムスタンプに関係なく、オブジェクトに関連付けられたどの状態でも同じになる。移動するオブジェクトの識別データは、時間と場所の両方に依存しない。
備考1)地理情報標準には例えば、"ISO 19112:2019 Spatial referencing by geographic identifiers"に見られるように、同じ意味で識別子(identifier)が使われることが多いので、ここでは「識別データ」と訳した。
4.15
instantiate
インスタンス化
具体的なインスタンスを作成する、又は、インスタンスを作成する機能を作成することによって(抽象概念を)表すこと
[出典:ISO 19133]
注記1:クラス又はデータ要素定義は、その型によって定義された概念(インスタンス データ及び/又は操作)を表すことができるオブジェクト、又は、データ要素を作成する機能を作成する場合はその型が、インスタンス化される。クラスがオブジェクトの構造と機能を定義する場合は、クラスはオブジェクトとしてインスタンス化される。データスキーマがデータ要素の構造を定義する場合は、データスキーマはデータ要素としてインスタンス化される。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.5を引用している。
4.16
integration
統合
共通のデータ及びメソッド基盤を使用して二つ以上のソフトウェアシステムを連結すること
参照:結合
注記1:統合と結合は、システムの相互運用のための二つの主要なメカニズムである。
4.17
interoperability
相互運用性
それぞれの機能単位に固有な特性に関する知識を利用者がほとんど又は全く必要とせずに、各機能単位が互いに通信し、プログラムを実行し又はデータを転送する能力。
[ISO/IEC 2382-1を引用][翻訳はJIS X 0001:1994 011.01.47を引用]
備考1)ISO/IEC 2382-1は、現在ISO/IEC 2382:2015になっている。この用語は、ISO/IEC 2182:2015 2121317で、同様に定義されているが、二つの注記が付加されている。
4.18
interoperate
相互運用する
それぞれの機能単位に固有な特性に関する知識を利用者がほとんど又は全く必要とせずに、各機能単位が互いに通信し、プログラムを実行し又はデータを転送する。
参照:相互運用性
4.19
junction
連結点
ネットワーク内の単一の位相ノード。これに関連付けられたターン及び進入リンク及び進出リンクの集まりが含まれる。
[ISO 19133を引用]
注記1:連結点(junction)はノードの別名である。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.6を引用している。
4.20
license
免許、ライセンス
権限をもつ当局がシステム参加者に、持たなければ許可されないか違法となる権利を行使するために付与する許可又は許可の証明
4.21
linear referencing system
linear positioning system (ISO 19116)
線形参照系
線形測位システム (ISO 19116)
経路(地物)に沿った基準点からの距離を測定する測位系
[ISO 19133を引用]
注記1:この参照系には、位置参照方法など、線形地物に沿った特定の点の記録を決定及び保持するための完全な手順の集まりと、高速道路上の点及び区間に関する位置情報を保存、維持、及び取得するための手順が含まれる。NCHRP Synthesis 21、1974 [25] を参照のこと。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.7を引用している。
備考2)注記1にある参考文献[25]は、次の文献を指す。
National Cooperative Highway Research Program, Highway Location Reference Methods: Synthesis of Highway Practice, Transportation Research Board, National Academy of Sciences, Washington, D.C., 1974
[+]
4.22
link
リンク
二つのノード(連結点)間の有向位相接続。エッジと方向で構成される。
[出典: ISO 19133]
注記1:リンクは有向エッジの別名である。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4. 8を引用している。
4.23
link position
リンク位置
リンクに関連付けられた厳密に単調な尺度によって定義されるリンク上の、ネットワーク内の位置
[出典: ISO 19133]
注記1:リンク位置は、ネットワークの一部ではない対象地物に関連付けられることがよくある。このために使用される最も一般的なリンク尺度は、開始ノードまたはアドレスからの距離である。リンク位置の最も一般的な用途は、「アドレス」を地理的に特定することである。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4. 9を引用している。
4.24
location
場所
識別可能な地理的な所
[ISO 19112を引用][翻訳はJIS X 7112:2005 4.4を引用]
注記1:場所は、位置を記述する一連のデータ型のうちの一つ及び、そのデータに関するメタデータ(座標(座標参照系から)、測定値(線形参照系から)、又は住所(住所システムから)など)によって表される。
備考1)ISO 19112:2019 3.1.3では、次のように定義されている。つまり「特定のところ又は位置」。この場合のところは"place"である。
4.25
location-based service
LBS
位置情報サービス
LBS
サービスを依頼するクライアントソフトやその他の物、オブジェクト、又は人物の所在地に依存した戻り値又はその他の特性を提供するサービス
[ ISO 19133を引用]
注記1:「最寄りのレストランを探す」などの問い合わせは、質問者の現在地に応じて異なるため、LBS に適している。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.11を引用している。
備考2)"Location-based service"は、直訳すれば場所に基づくサービスなので「場所起因サービス」などと呼ぶべきであろうが、日本では位置情報サービス(英訳すれば"position information service"になる)という用語が広く使われているようなので、ここでは位置情報サービスとした。
4.26
location-dependent service
LDS
場所依存サービス
LDS
クライアントの場所に応じて利用可能かどうかが決まるサービス
[ISO 19133を引用]
注記1:情報やサービスの供給者が、特定の場所に使用を制限したいと考えることはよくある。たとえば、緊急サービスのリクエストは、管轄権や迅速なタイミングを確保するために、多くの場合、ローカルな供給者を経由してルーティングされる。もう一つの一般的なケースでは、携帯電話は、現在どの「セル」にいるかに応じて、ローカル サービスの供給者間で「ローミング」する。このようなローミング機能は、基本的に「ローカル」なサービスであればどれでも適用できる。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.12を引用している。
4.27
loosely coupled interface
疎結合インタフェース
共通の分類定義に基づき、メッセージ形式や表現の詳細度やサービスの内部実装に依存しない、情報交換に基づく(message-based)サービスのインタフェース
参照:結合
4.28
main-road rule
幹線道路規則
ルート指示の代わりにターンで使用される一連の基準。ノードで使用されるデフォルトの指示
[ISO 19133を引用]
注記1:この規則は、使用される進入リンクを前提として、ノード (交差点) で「最も自然な」行為を表す。最も一般的なバージョンは「可能な限りまっすぐ」、または進入車道の最も明白な延長でターンを終了することである。進入車道は通常、進入したのと同じ名前の車道であるが、常にそうとは限らない。経路内のすべてのノードは、指示に関連付けられているか、幹線道路規則によって誘導できる。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.13を引用している。
4.29
maneuver US
manœuvre GB
マヌーバ
経路で組み合わせて使用される関連リンクとターンの集まり
[ISO 19133を引用]
注記1:マヌーバは、ターンを便利で合法的な組み合わせにまとめるために使用される。マヌーバは、単一のターンのような単純な場合、クイックターンの組み合わせ (アメリカ中西部の「ジョグ」、ターンの直後に反対方向のターンが続く)、入口、出口、接続道路で構成される非常に複雑な組み合わせ (イギリスの「マジック ラウンドアバウト」) などがある。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.14を引用している。
備考2)原文ではmaneuver(US)及びmanœuver(GB)の両方が示されている。
備考3)マヌーバは一般的には、作戦や操作といった訳語が与えられるが、現時点では交通分野での定訳は見つからない。意味については次の文献が参考になるであろう。
本間亮平、若杉貴志、小高賢二、「自動運転車のMinimum Risk Maneuverの違いが後続車へ与える影響」自動車技術会論文集 Vol.51, No.1, 2020
4.30
motion
運動
特定の基準フレームに対する座標値の変化によって表される、時間の経過に伴う物体の位置の変化
[ISO 19116を引用]
備考1)この定義はISO 19116:2019 3.18を引用している。ただし、例は含まれていない。
4.31
navigation
誘導、ナビゲーション
経路探索、経路の通過及び追跡の組み合わせ
[ISO 19133を引用]
注記1:これは基本的に一般的な用語「ナビゲーション」であるが、この定義では、この国際規格で定義されているパッケージで使用される用語であり、処理を分解している。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.15を引用している。
4.32
neighbourhood
近傍、地域
指定された直接位置を内部に含み、その直接位置から指定された距離以内のすべての直接位置を含む幾何集合
[ISO 19107を引用][翻訳はJIS X 7107:2005 4.57を参照]
備考1)この定義はISO 19107:2003 4.57を引用している。
4.33
network
ネットワーク
連結点と呼ばれる零次元オブジェクトの集合と、連結点を接続するリンクと呼ばれる1次元オブジェクトの集合で構成される抽象構造。各リンクは、開始 (出発、発生)連結点と終了 (終着、消滅)連結点に関連付けられる。
[ISO 19133を引用]
注記1:ネットワークは、本質的にはナビゲーション問題の議論の対象である。ネットワークは、1次元の位相複体の一種である。この観点から、連結点と位相ノードは同義語であり、リンクと有向エッジも同様である。この二つの用語セットは、数学の分野におけるグラフ理論及び位相幾何学に由来している。この二つの分野は論理的には関連しているが、歴史的には別のルーツを持っている。グラフ理論は主に抽象グラフの代数を扱うが、位相幾何学は幾何学又はネットワーク表現に起源がある。150年にわたる数学文献を変更することは、いかなる国際標準の範囲と能力を超えている。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.17を引用しているが、注記1の「この二つの用語セットは」以降は、この規格で独自に追加されている。
4.34
passive tracking
受動追跡、受動トラッキング
車両又は旅行者の外部にある固定センサーに依存するトラッキング。車両または旅行者の追跡装置が既知の位置の外部センサーの範囲を通過するときに位置を測定できる。
4.35
passive object
受動オブジェクト
外部刺激にのみ反応し、独自に行動を開始できないオブジェクト
注記1:受動オブジェクトは通常、外部インタフェースを介してアクセスされ、外部インタフェースを介して要求を受信し、それらの要求を処理し、その要求に対する応答としてデータを返す。オブジェクトは複数の型を実装できるため、一つのオブジェクトが能動状態及び受動状態を経る可能性がある。たとえば、追跡サービスは、追跡要求が能動状態になるまで休止状態のままにしておくことができ、その間、オブジェクトの内部は、要求内で指定された内部トリガーに基づいて追跡行為を開始する。そして、追跡要求が非アクティブになると、オブジェクトは受動状態に戻る場合がある。
備考1)4.35と4.34は順番を逆にすべきである。
4.36
position
位置
オブジェクト又は人が占める可能性のある点又は幾何を記述するデータ型
注記1:直接位置は、位置の意味論的な下位型である。記述される直接位置は点のみを定義できるため、すべての位置を直接位置で表せるわけではない。これは、「型である」関係と一致している。ISO 19107の幾何も位置であるが、直接位置ではない。
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義及び注記はISO 19133:2005 4.18を引用している。
4.37
resource
資源
システム関係者によって制御されるデジタル項目
[+]
4.38
right
権利
システム参加者が、関連する資源に対して、又はそれを使用して実行できる行動、活動又は行動のクラス
備考1)この規格の本文8.6.1 Digital rights managementに、権利に関する記述が示されている。
4.39
rights management
権利管理
システム参加者に付与された権利の制御、管理、割り当て、及び追跡を行うこと
4.40
route
経路、ルート
通常、ネットワーク内の二つの位置間を通るリンク及び/又は部分リンクの配列
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.19を引用している。
4.41
route instruction
経路指示
ネットワーク内の経路上の地点で、その経路を通過できるために必要な情報
[ISO 19133を引用]
注記1:経路通過を完了するために必要な指示の数を最小限に抑えるために、特に指示が関連付けられていない連結点では、デフォルトの指示が想定される。このデフォルト指示は、主要道路規則と呼ばれる。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.20を引用している。
4.42
route traversal
経路通過
経路に従う過程
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.21を引用している。
4.43
routing
経路探索
ネットワーク内の場所間の最適な(最小コスト関数)経路を発見すること
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.22を引用している。
4.44
segment
区間
集合からの点又は多角形
備考1)この定義の原文("point or polygon from a set")は意味不明ではないか。
備考2)本文中には、segmentは "road segment", "curve segment", "line segment", "street segment"といった使われ方をしているので、区間と訳した。
4.45
service
サービス
インタフェースを通じて、実体によって提供される機能の個別の部分
[ISO/IEC TR 14252を引用]
注記1:同等の定義として、「機能呼び出しに基づいて結合されたソフトウェア プロセスであり、要求によって呼び出され、応答を返す。」がある。サービスは、呼び出しに使用されるメカニズムによって誤って定義されることがよくある。この定義では、任意の関数型プログラミング メカニズムがサーバー アーキテクチャとして実行可能である。
備考1)ISO 19128:2005 4.13 の備考2に、地理情報処理におけるサービスに関する説明がある。
4.46
service broker
サービスブローカー
特定のユーザーのニーズに合わせて低レベルのサービスを組み合わせたり提供したりする、仲介のための応用システム
4.47
service-oriented architecture
SOA
サービス指向アーキテクチャ
SOA
結合されたサービスで構成されるソフトウェアのアーキテクチャ
注記1:現在使用されている最も一般的なSOAは、Web サービス (SOAP、UDDI、及びWSDLを使用)、CORBA、及びDCOMである。
備考1)
SOAP: Simple Object Access Protocol
UDDI: Universal Description, Discovery and Integration
WSDL: Web Services Description Language
CORBA: Common Object Request Broker Architecture
DCOM: Distributed Component Object Model
4.48
slope
勾配
曲線の長さに対する標高の変化率
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.23を引用している。
4.49
spacestamp
スペーススタンプ
特定の時間におけるオブジェクトの空間属性の値。その時間でオブジェクトの状態が測定され、記録される。
参照:タイムスタンプ
4.50
state
状態
特定の時点におけるオブジェクトのすべてのメンバー属性の内部値又は測定可能な記述を反映する永続的なデータオブジェクト
注記1:状態は通常、その識別データによってオブジェクトに関連付けられ、タイムスタンプによって時間に関連付けられる。
4.51
target
対象、対象物、対象者、ターゲット
存在する場所が特定される物体又は人物
注記1:移動者(4.56) と対象者の間には、前者は通常追跡されている移動物体に使用され、後者は移動していない物体または位置が一度だけ必要な物体に使用されるという点を除けば、論理的な違いはほとんどない。移動者は追跡サービスの対象であり、対象者は位置特定サービスの対象である。この国際規格では、これらの論理的に類似したサービスのプロトコルを区別していないが、二つの概念を区別する必要があるため、両方の用語は状況の基本的な意味に応じて適切に使用される。これらの用語はすべて、システム内のオブジェクトによって表される実体を参照するため、オブジェクトに対して定義された形容詞と組み合わせることができる。したがって、能動的対象者(能動オブジェクトによって表される対象者) は、移動物体を表すために使用できる。これは、動作によって対象者の内部状態が変更され、行為が開始されるためである。
4.52
temporal sequence
時系列
同じオブジェクトに対する一連の表現に関連付けられたタイムスタンプの、順序付けられた列
注記1:時系列は、時間的に均等に間隔が空いていることは想定されておらず、空間的に等距離にあるとも想定されていない。離散的な変化の場合、デフォルトのロジックでは、可能であれば時間的な変化の時点でサンプリングし、タイムスタンプは、リスト化された属性がその値の組み合わせを取った最初の時間インスタンスになる。スペースを節約するため、系列内の一部のサンプルでは、直前の時間サンプル以降に変更された値のみがリストされる。このため、サンプルは、それを含む列の環境でのみ、解釈する必要があります。剛体の動作 (車両追跡など) の場合、位置と空間範囲を記述する時系列には、重心 (ポイント値) と方向 (移動方向) のみが求められる。オブジェクトの変形と組み合わされた動作では、より多くの情報が必要になる。
4.53
timestamp
タイムスタンプ
オブジェクトの状態が測定され記録される時間の値
4.54
tracking
追跡、トラッキング
車両の所在の監視と報告
[出典: ISO 19133]
注記1:追跡システムは通常、車両を追跡して一連の位置を示すものと考えられているが、何かの所在を1回だけ見つけて示す場合にも同様とされる。したがって、この国際規格では、車両を追跡するプロトコル及び対象者の位置を特定するプロトコルを区別していない。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.24を引用している。ただし、注記は追加されている。
4.55
tracking device
追跡装置
車両の所在を特定したり、位置がわかっている外部の物体によって感知されたりできるようにするために車両が搭載する装置(タグ)
注記 1: 最も一般的な追跡装置は、携帯電話、GNSSチップ、RFID(無線周波数 ID)タグ、又は「バーコード」などの光学センサーでスキャン可能な印刷タグである。
注記2:「車両」の一般的な用法は、「輸送手段」、又はもっと簡単に言えば「他のものを送る(運ぶ)もの」を意味する。したがって、追跡を可能にする追跡装置を搭載した追跡対象物は、定義上、その装置の輸送手段または車両である。したがって、GNSS装置を搭載した携帯電話はその装置の輸送手段であり、追跡を可能にする携帯電話を所持する移動者は、携帯電話とその内部の電子機器すべての輸送手段である。
4.56
traveller
移動者
誘導又は追跡の対象になる人
参照:輸送手段
[ISO 19133を参照]
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.27 を参照している。ただし、注記は省かれている。
4.57
turn
ターン
連結点の場所とその連結点への入口と出口のリンクで構成される経路又はネットワークの一部
[ISO 19133を引用]
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.26 を引用している。
4.58
user
使用者、ユーザー
システムへのサービス要求を開始する能動オブジェクト
注記1:ユーザーは通常、システムの機能にアクセスする人々の代理(proxies)として機能するオブジェクトである。
4.59
vehicle
輸送手段、車両
誘導又は追跡の対象となる物
参照:移動者
[ISO 19133を参照]
注記1:歩行者を含む。ISO 14825 を参照。この国際規格では、いずれかの用語が使用されている場合は、意図を変更することなく、もう一方の用語に置き換えることができる。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.27 を参照している。注記1は、人の説明なので、この規格の4.56 travellerに付記されるべきではないか。なお注記1の「いずれかの用語」とは"vehicle"又は"traveller"を指すと考えられる。
4.60
vehicle classification
車両分類
車両の構造又は使用目的に基づいた、車両の種類
[ISO 19133を引用]
注記1:構造に基づく分類には、自動車、トラック、バス、自転車などが含まれる。使用目的に基づく分類には、タクシー、緊急車両などが含まれる。車両分類は、誘導における制約事項の適用を決定するために使用できる。
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.29 を引用している。
4.61
version (temporal)
バージョン (時間的)、版
特定の時点におけるオブジェクトの完全な表現
注記1:時間的バージョンは、完全な記述が求められるという点で見本とは異なる。この意味で、時間的バージョンは、それが属する可能性のある時間系列の領域の外側から見た、完全な見本である。
4.62
waypoint
経由地
経路探索要求を満たす可能性のある候補経路を選択する役割を果たすネットワーク上の場所
[出典: ISO 19133]
備考1)この定義はISO 19133:2005 4.30 を引用している。
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備考1)1から4までの注記がここに置かれていたが、このドキュメントの中に上付き文字による3), 4)は見当たらない。1)及び2)については、序文に見られるので、序文の末尾に移動し、注記1, 2として示した。3), 4)は次のとおりである。
3) トレードマークOpenGIS® は市販されている適切な製品であることを示す一例である。この情報は、この規格の利用者の便宜のために提供されており、ISOによるその製品の推奨を意味するものではない。
4) この技術レポートは 2007 年に撤回された。
(2024-11-19)