ISO 19165-1:2018 Preservation of digital data and metadata Part 1: Fundamentals
現行
履歴
対応OGC標準:なし
対応JIS規格:なし
原文URL
https://www.iso.org/obp/ui/en/#iso:std:67325:en
最近の情報は主にデジタルメディアに保存されるが、様々な理由から、アナログメディアよりも寿命が短いのが現状である。体系的にアーカイブ化されなければ、保存メディアは劣化し、情報は失われてしまう。また、データの形式を記述するメタデータの欠落や誤りも、デジタル情報の損失につながる可能性がある。残念ながら、このような恐ろしい事態は頻繁に発生している。そのため、私たちが現在生きている時代は「デジタル暗黒時代」と呼ばれることもある。
伝統的なアーカイブ(記録保存館)は、政府機関、研究機関、又は企業、あるいは、それらの機関のために作成された記録を、公的又は私的なコミュニティがアクセスできるように保存する施設又は組織である。アーカイブは、記録の所有権を取得し、アクセスするコミュニティが理解できるようにし、情報内容、データの完全性及び真正性(ISO 16363/TDR)を維持するように記録を管理することで、この任務を遂行する。こうした情報を保存する上で、特に重視されてきたのは、記録が長期安定性のある媒体に保存され、その媒体へのアクセスが厳密に管理されていることである(ISO 14721)。
地理空間データには、次のような、際立った構造的特徴がある。
— 地球上で明確に定義された区域との関係
— テーマ別及び高度な交換フォーマットを用いた交換
— テーマ別データ(データベース)へのリンク
— 異なる座標参照系間の変換
— 視覚化(地図出力)
— 膨大なデータ量
— 同一データセットに複数の詳細レベルが存在すること
— 地理空間データ集合と権利とのリンク
それぞれの性質が示すように、地理空間データは、これらの構造的特徴に完全に対応し関連するメタデータコンテンツとともに保存する必要があることが分かる。
ISO 14721は、デジタル情報をアーカイブするための参照モデルを定義している。ISO 14721の適用範囲は空間データに限定されず、電子図書館で広く利用されている。しかし、ISO 14721は、地理空間データ全般のデジタルデータ及びメタデータの保存に関するあらゆる利用者の要求を完全に網羅しているわけではない。そこで、ISO 19165シリーズでは、地理空間データ、そのデータモデル構造、多様なデータ形式、そして知的財産権を扱う。ISO 19165は、地理空間コミュニティの要請に基づき、そのコミュニティのために開発された。ISO/TC 211(地理情報/地理情報学)は、地理情報に特化したISO 19100規格群を開発してきた。その一つがISO 19115-1である。ISO 19165は、ISO 19115-1を特化したものとしてモデル化した。本規格は、ISO 14721のプロファイルでも実装でもない。
上記のISO規格以外にも、アーカイブメタデータに関する規格が存在する。例えば、W3Cの来歴(provenance)文書群[19]や、保存メタデータのためのデータ辞書であるPREMIS[17]などがある。
備考1)「地理情報/地理情報学」は原文では、"geographic information/geomatics"である。ISO/TC 211の正式名称は ISO/TC 211 - Geographic information/Geomaticsである。
この規格では、ISO 19115-1 の保存メタデータを拡張定義する。
この規格は、デジタル地理空間データの長期保存に関する要件を定義している。これらのデータには、メタデータ、表現情報、来歴、コンテキスト、そしてアーカイブされたデータを完全に理解し再利用するために必要な知識を捉えたその他のコンテンツ項目も含まれる。また、この文書では、アーカイブ化の目的に役立つデータ形式の特徴についても示している。
地理空間データは、地理空間情報パッケージ(IP)として保存される。本規格は、地理空間アーカイブIPの要件、ならびに地理空間IPの提出および発信に関する詳細を提示する。地理空間アーカイブIPは完全に自己記述的であり、外部文書を必要とせずにデータセットを再構築することができるようになる。保存アーカイブの機能要件は、附属書Dに定義されている。
この規格は、ISO/TC 211 によって開発された規格だけでなく、ISO 14721 などの他の ISO 規格も補完する。
備考1) "IP"はこの場合、情報パッケージ "information package"の略語である。
備考2)ISO 14271については、次に示すURLに解説が見られる。
https://www.nfaj.go.jp/nfc_bdc_blog/2016/12/22/%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%AE%E9%95%B7%E6%9C%9F%E4%BF%9D%E5%AD%98%E3%81%AB%E6%9C%89%E5%8A%9B%E3%81%AAoais%E5%8F%82%E7%85%A7%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-%E7%AC%AC%EF%BC%91%E5%9B%9E%EF%BC%88%E5%85%A8/
(最終閲覧2025-09-09)
次に示す規格は、その内容の一部又は全てがこの規格の要件を構成する形で、本文中で参照されている。日付が記載された文献については、引用された版のみが適用される。日付のない参照については、引用規格の最新版(修正を含む)が適用される。
ISO 14721:2012, Space data and information transfer systems — Open archival information system (OAIS) — Reference model
ISO 19110, Geographic information — Methodology for feature cataloguing
ISO 19115-1:2014, Geographic information — Metadata — Part 1: Fundamentals
ISO/TS 19115-3, Geographic information — Metadata — XML schema implementation of metadata fundamentals
ISO 19157:2013, Geographic information — Data quality
この規格の目的に応じて、次の用語及び定義が適用される。
ISOとIECは、規格化に使用する用語データベースを次のアドレスにおいて維持・公開している。
— IEC Electropedia: http://www.electropedia.org/
— ISO オンライン閲覧プラットフォーム: http://www.iso.org/obp
3.1
access rights information
アクセス権情報
コンテンツ情報に関するアクセス制限を特定する情報。これには、法的枠組み、ライセンス条件、アクセス制御などが含まれる。
注記1:アクセス権情報には、提出契約書に記載されているアクセスおよび配布条件が含まれる。これらの条件は、OAISによる保存と消費者による最終利用の両方に関連する。また、権利執行措置の適用に関する仕様も含まれる。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動された]
3.2
access software
アクセスソフトウェア
情報オブジェクトの情報内容の一部又は全部を、人間又はシステムが理解できる形式で提示するソフトウェアの一種
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.3
archival information package
AIP
アーカイブ情報パッケージ
AIP
コンテンツ情報(3.6)と関連する保存記述情報(PDI)(3.25)で構成され、OAIS(3.22)内に保存される情報パッケージ(3.16)。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照し改変した]
[+]
3.4
AIP edition
AIPエディション
情報を保存するのではなく、情報量を増やす、又は改善する目的で、コンテンツ情報又は保存記述情報をアップグレードまたは改善したAIP。
注記1:この定義はデジタル移行のみを指す。
注記2:AIPエディションは、移行の結果とはみなされない。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記2に移動した]
備考1)デジタル移行 (digital migration) とはデータをアナログからデジタルへ、又はデジタルデータを新たなシステムや環境に移行する処理を指す。
3.5
AIP version
AIPバージョン
コンテンツ情報又は保存記述情報が元のAIP上で変換され、元のAIPを置き換える候補となるAIP。
注記1:AIPバージョンは、デジタル移行の結果とみなす。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動された。]
備考1)versionは「世代」を表すことが多いので移行の結果になる。一方、editionは「版」を表し、同じ世代の中で内容が変更されることを示す。
3.6
content information
コンテンツ情報
保存の本来の対象となる情報、又はその情報の一部もしくは全部を含む情報集合
注記1:コンテンツ情報は、コンテンツデータオブジェクト及び表現情報から構成される情報オブジェクトである。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.7
data dictionary
データ辞書
データを記述するために使用される用語の正式なリポジトリー
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.8
data dissemination session
データ配信セッション
消費者にデータを提供するメディア配信又は単一の通信セッション
注記1:データ配信セッションの形式/内容は、OAISと消費者の間でリクエスト契約において交渉されたデータモデルに基づく。このデータモデルは、OAISが使用する論理構造と、それらが各メディア配信又は通信セッションにおいてどのように表現されるかを示す。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.9
data submission session
データ提出セッション
OAISにデータを提供するメディアの配信又は単一の通信セッション
注記1:データ提出セッションのフォーマット/内容は、OAISと制作者の間で提出契約において交渉されたデータモデルに基づく。このデータモデルは、制作者が使用する論理構造と、それらが各メディア配信又は通信セッションにおいてどのように表現されるかを特定する。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 — 補足内容は注記1に移動]
3.10
designated community
指定コミュニティ
特定の情報集合を理解できると想定される、潜在的な消費者が特定されたグループ
注記1:指定コミュニティは複数のユーザーコミュニティから構成される場合がある。指定コミュニティはアーカイブによって定義され、この定義は時間の経過とともに変更される可能性がある。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.11
digital migration
デジタル移行
OAIS内での保存を意図して行われる、デジタル情報の移転
注記1:デジタル移行は、一般的な移転とは3つの属性によって区別される。
— 保存が必要な情報内容全体の保存に重点を置くこと。
— 情報の新たなアーカイブ実装が、古いアーカイブ実装の代替となるという視点を持つこと。
— 移転のあらゆる側面に対する完全な管理と責任はOAISにあるという理解を持つこと。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動した。]
3.12
digital object
デジタルオブジェクト
ビット列の集合からなるオブジェクト
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.13
dissemination information package
DIP
配布情報パッケージ
DIP
1つ又は複数のAIPから派生し、OAISへの要求に応じてアーカイブから利用者に送信される情報パッケージ
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.14
federated archives
アーカイブ連合
1つ以上の共通検索支援ツールを通じて所蔵資料へのアクセスを提供することに同意したアーカイブのグループ
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.15
geographic information system
地理情報システム
地球における場所に関連する現象に関する情報を扱う情報システム
[ISO 19101‑1:2014 4.1.20を引用]
3.16
information package
情報パッケージ
任意のコンテンツ情報と、任意の関連する保存記述情報から構成される論理的なコンテナ
注記1:この情報パッケージには、コンテンツ情報を区切って識別するために使用されるパッケージ情報と、コンテンツ情報の検索を容易にするために使用されるパッケージ記述情報が関連付けられている。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足情報は注記1に移動]
3.17
knowledge base
知識ベース
特定の主題に関する知識のデータベース
注記1:このデータベースは、問題解決のために必要な事実の記録、推論及び処理手順を含む(Webster Computer)。
注記2:情報集合は、人又はシステムが取り込んだり、理解したりする場合がある。
[ISO/TS 19101-2:2008 4.18を参照]
3.18
long term
長期
OAISに保管されている情報に対する、新しいメディア及びデータ形式の利用可能性を含む技術の変化、及び、指定されたコミュニティの変化の影響について懸念が生じるほどの期間
注記1:この期間は、無期限の将来にまで及ぶ。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.19
long term preservation
長期保存
指定されたコミュニティが独自に理解可能であり、その真正性を裏付ける証拠を伴う情報を、長期にわたって維持する行為
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.20
management
管理
<OAIS> より広範なポリシードメインの一要素として、例えば大規模な組織の一部として、OAISポリシー全体を策定する者が果たす役割
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
備考1)ポリシードメイン(policy domain)とは、特定のポリシーに従うルールの集まりで説明される、ポリシーの適用範囲を指す。
3.21
metadata
メタデータ
資源についての情報
[ISO 19115‑1:2014 4.10を引用]
3.22
open archival information system
OAIS
オープンアーカイブ情報システム
OAIS
情報保存の責任を負い、特定のコミュニティに情報を提供する責任を負った、人やシステムからなる組織(より大規模な組織の一部である場合もある)で構成されるアーカイブ。
注記1:OAISアーカイブは、「アーカイブ」という用語の他の用法と区別できる一連の責任を果たす。OAISにおける「オープン」という用語は、本勧告および将来の関連勧告や標準がオープンフォーラムで策定されることを意味するものであり、アーカイブへのアクセスが制限されないことを意味するものではない。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.23
package description
パッケージ記述
アクセス補助手段による使用を意図した情報
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.24
packaging information
パッケージ情報
情報パッケージの構成要素を結合及び識別するために使用される情報
例:ISO 9660 ボリュームおよびディレクトリ情報は、CD-ROM 上で、コンテンツ情報と保存記述情報を含む複数のファイルの内容を提供するために使用されます。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足情報は例に移動]
備考1)ISO 9660の日本における対応規格は「JIS X 0606情報交換用CD-ROMのボリューム構造う及びファイル構造」である。
3.25
preservation description information
PDI
保存記述情報
PDI
コンテンツ情報を適切に保存するために必要な情報であり、来歴、参照、固定性、コンテキスト、アクセス権情報に分類できる。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.26
profile
プロファイル
特別の働きをするために必要な、一つ以上の基礎標準又は基礎標準のサブセット、及び、もし許容される場合は、それらの基礎標準の中から選ばれる箇条、クラス、オプション及びそれらの基礎標準のパラメータの特定
注記1:プロファイルは基礎標準から派生するため、定義上、プロファイルへの適合は、その派生元の基礎標準への準拠とされる。
[ISO 19106:2004 4.5を引用]
3.27
producer
制作者
<OAIS> 保存対象となる情報を提供する個人又はクライアントシステムが果たす役割
注記1:これには、他のOAIS又はOAIS内部の個人又はシステムが含まれる場合がある。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
[+]
3.28
provenance information
来歴情報
コンテンツ情報の履歴を記録する情報
注記1:この情報は、コンテンツ情報の起源又は情報源、作成以降に生じた変更、及び作成以降誰が保管してきたかを示すものである。アーカイブは、取り込み時点から来歴情報を作成し、保存する責任を負うが、それ以前の来歴情報は制作者が提供する必要がある。来歴情報は、真正性を裏付ける証拠となる。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足情報は注記1に移動]
3.29
reference information
参照情報
コンテンツ情報の識別子として使用される情報
注記1:参照情報には、外部システムが特定のコンテンツ情報を一意に参照できるようにする識別子も含まれる。参照情報の例としては、ISBNが挙げられる。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足情報は注記1に移動]
3.30
reference model
参照モデル
ある環境における実体 (entity) 間の重要な関係性を理解し、その環境を利用可能にする一貫性のある標準又は仕様を開発するための枠組み
注記1:参照モデルは、少数の統一概念に基づいており、教育や非専門家への標準の説明の基盤として使用できる。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.31
refreshment
リフレッシュメント、回復
メディアインスタンスを、アーカイブストレージのハードウェアとソフトウェアが以前と同様に動作し続けるのに十分なほど正確なコピーに置き換えることを目的とするデジタル移行
[ISO 14721:2012 1.7.2を引用]
3.32
repackaging
再パッケージ化
AIPのパッケージ情報に変更が生じるデジタル移行
[ISO 14721:2012 1.7.2を引用]
3.33
replication
複製
パッケージ情報、コンテンツ情報、及びPDIに変更がないデジタル移行
注記1:これらの情報オブジェクトを表すために使用されるビット列は、同じまたは新しいメディアインスタンスへの転送時に保持される。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.34
representation information
表現情報
データオブジェクトをより意味のある概念に写像する情報
例1:FITSファイルであるビットシーケンスの表現情報は、フォーマットを定義するFITS規格と、規格に含まれないキーワードのファイル内における意味を定義する辞書で構成される場合がある。
例2:JPEGファイルをレンダリングするために使用されるJPEGソフトウェア。JPEGファイルをビットとしてレンダリングすることは人間にとってあまり意味がありませんが、JPEG規格の理解を体現するこのソフトウェアは、ビットをピクセルにマッピングし、人間が視覚的に理解できる画像としてレンダリングする。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 — 補足情報は例1および2に移動した。]
3.35
resolution (of imagery)
(画像の)分解能
画像内で別々に解像できる、均一に照らし出された二つのオブジェクト間の最小距離
注記1:この定義は空間分解能を指す。
注記2:一般に、分解能とは、互いに隣接する地物(オブジェクト)を区別できる可能性を規定する。
注記3:分解能は、スペクトル分解能や時間分解能を指すこともある。
[ISO/TS 19130-2:2014 4.61を参照 - 注記1、2、3を追加]
3.36
source
資料、情報源
土地管理(LA)オブジェクト(権利、制限、責任、基本行政単位、当事者、又は空間単位)のベースとなる法的及び/又は行政上の事実を提供する文書
[ ISO 19152:2012 4.1.21を引用]
備考1)ISO 19152-1:2024 3.1.21では、次の定義が採用されている。
「土地管理オブジェクトのベースとなる法的及び/又は管理上の事実を提供する文書」
3.37
spatial source
空間情報源
一つ又は複数の空間単位(の一部)の空間表現を持つ情報源
[ISO 19152:2012 4.1.22を参照 — 例は削除された。]
3.38
submission agreement
提出契約
OAIS及びデータ提供者の間で締結される契約で、データ提出セッションに必要なデータモデル及びその他の必要な取り決めを規定するもの
注記1:このデータモデルは、提供者が使用するフォーマット/コンテンツと論理構造、及びそれらが各メディア配信又は通信セッションにおいてどのように表現されるかを特定する。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足内容は注記1に移動]
3.39
submission information package
SIP
提出情報パッケージ
SIP
作成者がOAISに提出する情報パッケージ。1つ以上のAIP及び/又は関連する記述情報の作成又は更新に使用される。
[ ISO 14721:2012 1.7.2を参照]
3.40
transformation
変換
<OAIS> アーカイブ情報パッケージのコンテンツ情報又はPDIに変更を加えるデジタル移行
例:保存対象のテキスト文書内のASCIIコードをUNICODEに変更することは、変換である。
[ISO 14721:2012 1.7.2を参照 - 補足資料は例に移動した。]
[1] ISO 19111:2007, Geographic information — Spatial referencing by coordinates
[2] ISO 19111-2:2009, Geographic information — Spatial referencing by coordinates — Part 2: Extension for parametric values
[3] ISO 19131:2007, Geographic information — Data product specifications
[4] BAR, 2013: Projekt Ellipse, Konzeption der Archivierung von Geobasisdaten des Bundesrechts, Bundesamt für Landestopografie swisstopo and Schweizerisches Bundesarchiv BAR — https://www.swisstopo.admin.ch/de/wissen-fakten/geoinformation/landschaftsgedaechtnis/langzeitaufbewahrung/archivierung-geodaten.html (22.1.2018)
[5] CEOS WGISS-DSIG, 2015, Long Term Preservation of Earth Observation Space Data: Preservation Guidelines, Version 1.0, https://earth.esa.int/documents/1656065/2265358/EO-Data-Preservation-Guidelines (22.1.2018)
[6] CEOS WGISS-DSIG, 2015, Long Term Preservation of Earth Observation Space Data: Preservation Workflow, Version 1.0, http://ceos.org/document_management/Working_Groups/WGISS/Interest_Groups/Data_Stewardship/Best_Practices/Preservation%20Workflow_v1.0.pdf (1.3.2015)
[7] CEOS WGISS-DSIG, 2015, Long Term Preservation of Earth Observation Space Data Earth Observation: Preserved Data Set Content, Version 1.0, http://ceos.org/document_management/Working_Groups/WGISS/Interest_Groups/Data_Stewardship/Recommendations/EO%20Preserved%20Data%20Set%20Content_v1.0.pdf (1.9.2015)
[8] CEOS WGISS-DSIG, 2015, Long Term Preservation of Earth Observation Space Data: Generic Earth Observation Data Set Consolidation Process, Version 1.0, http://ceos.org/document_management/Working_Groups/WGISS/Interest_Groups/Data_Stewardship/Best_Practices/GenericEarthObservationDataSetConsolidationProcess_v1.0.pdf (1.3.2015)
[9] Dorfey B., Graf S., Grau B., Homberg J., Huth K., Keitel C. et al., 2009: Handreichung zur Archivierung elektronisch vorliegender Geodaten — http://www.bundesarchiv.de/imperia/md/content/bundesarchiv_de/fachinformation/ark/handreichung_geodaten_20090928.pdf (18.5.2014)
[10] ECMA 376, 2016, http://www.ecma-international.org/publications/standards/Ecma-376.htm (February 19, 2016)
[11] Engel H., Engelmeier S., Grams G., Gültlinger M., Häußermann M., Hermann C. et al., 2013: Archivierung von Geobasisdaten im Kontext der Gesamtüberlieferung des Vermessungswesens. Abschlussbericht der AG “Archivierung von Geobasisdaten des LGL”, Stuttgart, Germany
[12] ESA, 2012: Long Term Data Preservation, Earth Observation Preserved Data Set Content — http://earth.esa.int/gscb/ltdp/LTDP_PDSC_4.0.pdf (18.5.2014)
[13] Higgins S., 2008: The DCC Curation Lifecycle Model (Digital Curation Centre). The International Journal of Digital Curation 1 (3). http://www.ijdc.net/index.php/ijdc/article/download/69/48 (18.5.2014)
[14] Jobst M., Gartner G., Structural Aspects for the Digital Cartographic Heritage. In: Preservation in Digital Cartography — Archiving Aspects, (Jobst M., ed.). Springer, 2011
[15] Morris S., 2010: Appraisal and Selection of Geospatial Data, Prepared for Library of Congress — National Digital Information Infrastructure and Preservation Program (NDIIPP) — http://www.digitalpreservation.gov/meetings/documents/othermeetings/AppraisalSelection_whitepaper_final.pdf (18.5.2014)
[16] NASA, 2013: NASA Earth Science Data Preservation Content Specification, 423-SPEC-01, https://earthdata.nasa.gov/files/423-SPEC-001_NASA%20ESD_Preservation_Spec_OriginalCh01_0.pdf
[17] PREMIS, 2012: Data Dictionary for Preservation Metadata, version 2.2, July 2012 (premis-2-2.pdf). http://www.loc.gov/standards/premis (18.5.2014)
[18] PRONOM, 2015: http://apps.nationalarchives.gov.uk/PRONOM/Default.aspx (31.12.2015)
[19] PROV, 2017: https://www.w3.org/TR/prov-overview/ (24.9.2017)
[20] Rönsdorf C., Mason P., Gerber U., Bos M., Shaon A., Naumann K. et al., 2012: GI+100: Long term preservation of digital Geographic Information — 16 fundamental principles agreed by National Mapping Agencies and Archives — http://www.eurosdr-ireland.net/archiving/GI+100%20-%2016%20EuroSDR%20Archiving%20Principles_V3%201.pdf (18.5.2014)
[21] Sandner P., 2012: Langzeitarchivierung von Geodaten — https://www.bundesarchiv.de/imperia/md/content/bundesarchiv_de/fachinformation/ark/handreichung_geodaten_20090928.pdf (22.1.2018)
[22] Shaon A., Woolf A., 2011: Long-term Preservation for Spatial Data Infrastructures: A Metadata Framework and Geo-portal Implementation. D-Lib. 2011 September/October, 17 (9/10)
[23] ISO 9660, Information processing — Volume and file structure of CD-ROM for information interchange
[24] ISO 16363, Space data and information transfer systems — Audit and certification of trustworthy digital repositories
[25] ISO 19108, Geographic information — Temporal schema
[26] ISO 19152, Geographic information — Land Administration Domain Model (LADM)
[27] ISO/IEC 29500-2:2012, Information technology — Document description and processing languages — Office Open XML File Formats — Part 2: Open Packaging Conventions
(2025-09-11)