ISO 19109:2015 Rules for application schema
この規格では、地物を定義するための原則を含め、応用スキーマを作成し文書化するための規則を示す。応用スキーマとは、一つ以上の応用システムが必要とするデータ構造及びデータ内容についての形式な説明である。応用スキーマには、地理データ及び他の関係するデータの両方の説明が含まれる。
ISO 19110:2016 Methodology for feature cataloguing
この規格では、応用スキーマに含まれる地物型の意味と、地物型に関連する地物属性、地物操作及び地物関連の意味を定義する地物カタログの構成を定義する。地物カタログは、ISO 19109 に準拠した応用スキーマ内で何度も発生する地物特性の単一のグローバル記述と、それらのグローバル特性が対応する地物型への結び付けを可能にする仕組みを含む。
ISO 19111:2019 Referencing by coordinates
この規格では厳密な空間概念を背景としつつ、時間を含むように拡張された、座標による空間参照のために必要なデータ要素、関係及び関連するメタデータを示す。この規格には、座標参照系の規定に加えて、二つの異なる座標参照系間の座標演算や、経時的な地殻変動を考慮した座標演算の規定も示される。なお座標参照系とは、地球楕円体のような、空間位置の基準になる図形を表現するパラメータ又はパラメータの集合としての「原子」又は「基準フレーム」を使って、地理オブジェクトに関連づけられた座標系を意味する。
ISO 19111:2019/Amd 1:2021 座標による参照-追補1
ISO 19111:2019/Amd 1:2021 Referencing by coordinates - Amendment 1
序文、適用範囲及び用語の定義には修正はない。
ISO 19111:2019/Amd 2:2023 座標による参照-追補2
ISO 19111:2019/Amd 2:2023 Referencing by coordinates - Amendment 2
序文及び適用範囲には修正はない。
ISO 19112:2019 Spatial referencing by geographic identifiers
この規格の目的は、地理識別子を使用して空間参照系を定義及び記述する方法を示すことである。地理識別子とは場所を識別するためのラベルやコードのことである。例えば「千代田区平河町」はラベルであるし、郵便番号「102-0093」はコードである。地物に対応する測地座標など、直接的な位置は地理識別子とはしない。
ISO 19113:2002 Quality principles
この規格は、地理データの品質を記述するための原理を定め、品質情報の報告に関する構成要素をきていするものであるが、2013年5月に開催された、ISO/TC 211の第36回総会決議623に基づいて廃止され、ISO 19157 Data qualityに引き継がれた。
ISO 19114:2003 Quality evaluation procedures
この規格は、IISO 19113:2002と対になって、地理データ集合に適用可能な品質の判断および評価手順の枠組みを規定しているものであるが、2009年5月に開催された、TC 211の第28回総会決議455に基づき、ISO 19157 Data qualityに引き継がれた。
ISO 19115-1:2014 Metadata — Part 1: Fundamentals
この規格の目的は、地理的範囲を持つ可能性のある情報または資源を説明するメタデータのモデルを示すことである。ISO 19115-1では、メタデータ要素、その特性及び要素間の関係を定義し、メタデータの用語、定義及び拡張手順を示す。
ISO 19115-1:2014/Amd 1:2018 メタデータ 第1部:基本 追補1
ISO 19115-1:2014/Amd 1:2018 Metadata — Part 1: Fundamentals Amendment 1
この文書は、2018年に公表された追補である。原規格の本文はこれによって若干の修正を受けたが、「用語及び定義」の変更は見られない。
ISO 19115-1:2014/Amd.2:2020 メタデータ 第1部:基本 追補2
ISO 19115-1:2014/Amd.2:2020 Metadata — Part 1: Fundamentals Amendment 1
この規格は、2020年に公表された追補である。原規格の本文はこれによって若干の修正を受けたが、「用語及び定義」についての変更は見られない。
ISO 19115-2:2019 メタデータ 第2部:取得及び処理のための拡張
ISO 19115-2:2019 Metadata — Part 2: Extensions for acquisition and processing
この規格の目的は、ISO 19115-1を補強することを目的として、あらゆる情報源からの地理情報の取得及び処理をより広範囲に説明するために必要な、追加の構造を示すことである。さらに、この規格では、ISO/TS 19115-3を使用して、この規格を実装するための XMLスキーマも提供している。