ISO 19123-3:2023 被覆の幾何と関数のためのスキーマ−第3部:処理の基本
ISO 19123-3:2000 Schema for coverage geometry and functions Part 3: Processing fundamentals
この規格では、ISO 19123-1で定義されている被覆に対する、実装に依存しない高レベルの操作を、この規格のために作られた被覆処理言語によって定義する。被覆処理言語は、具体的なリクエスト/レスポンスのプロトコルを想定していないため、リクエスト及びレスポンスの符号化から独立している。したがって、この規格は具体的なサービスを定義するものではなく、サービス中の標準的な機能を定義するための基礎として使われる。この規格を利用するターゲットの一つとしては、OGC Web被覆サービス(WCS)がある。
ISO/TS 19124-1:2023 リモートセンシングデータ及び派生製品の校正及び妥当性確認−第1部:基本
ISO/TS 19124-1:2023 Calibration and validation of remote sensing data and derived products — Part 1: Fundamentals
この技術仕様では、リモートセンシングデータと派生製品の校正及び妥当性( Cal/Val: Calibration and Validation) の基本と共通のフレームワークを示す。校正とは、既知の、制御された信号入力に対する、センシングシステムの応答を、定量的に決定づける処理を指し、妥当性とは、センシングシステムの出力から得られるデータ製品の品質を、独立した手段で評価する手続きを指す。
ISO 19125-1:2004 単純地物アクセス−第1部 共通アーキテクチャ
ISO 19125-1:2004 Simple feature access - Part:1 Common architecture
この規格では、まず、単純地物の幾何の共通アーキテクチャを示す。単純地物の幾何オブジェクトモデルは、UML(統一モデリング言語)で表記する。基礎となる幾何オブジェクトは、Point、Curve、Surface及びGeometryCollectionの下位クラスがある。また、これらの単純な幾何オブジェクトを拡張して定義される、拡張幾何モデルとして、点、折れ線、多角形の集まり(correction)に対応する、MultiPoint、MultiLineString、MultiPolygonという特別な0、1、2 次元のコレクション クラスがある。また、曲線と表面を処理するコレクション インタフェースを汎化する抽象上位クラスとして、MultiCurve及びMultiSurfaceが導入される。
ISO 19126:2021 Feature concept dictionaries and registers
この規格では、レジスターとして管理される地物概念辞書のスキーマを示す。ISO 19101-1 で示されているように、地物は、地表に関係する場所に関連付けられた実世界の現象の抽象概念であり、そのデータは、収集され、維持され、配布される。
レジスターとは、ここでは、地物の識別子及び定義を含む、記録の集合である。
地物概念辞書とは、地物を記述するために使うことができ、複数の応用領域で共有される可能性のある一連の概念に関する基本的な定義と関連情報を提供する辞書であり、レジスターとして管理される。
ISO 19127:2019 Geodetic register
この規格では、ISO測地レジスターの管理法と操作法を定義し、"ISO 19111:2007 座標による参照" 及び "ISO 19135-1:2015 項目登録のための手順 第1部:基本" で示されているコアスキーマに従って、測地レジスター内で必要なデータ要素を特定する。
ISOは、この規格に準拠するISO測地レジストリー(ISO Geodetic Registry (ISOGR))を運営している(https://geodetic.isotc211.org/)。レジストリーとは、レジスターの情報管理システムのことである。ISOGRでは、ISO 19111準拠の、さまざまな座標参照系の定義が検索できる。
ISO 19128:2005 Web地図サーバーインタフェース
ISO 19128:2005 Web map server interface
Web地図サービス(WMS)は、地理情報から、空間参照データの地図を動的に作成する。そのために、この規格では、三つの操作が定義されている。一つはサービス レベルのメタデータを返す操作、もう一つは地理及び次元パラメータが明確に定義された地図を返す操作、オプションになる三つ目の操作は地図上に表示される特定の地物に関する情報を返す操作である。この規格では、「地図」を、コンピュータ画面での表示に適したデジタル画像ファイルとして地理情報を表現したものと定義している。したがって、地図はデータそのものではない。
ISO/TS 19129:2009 画像、グリッド及び被覆データの枠組み
ISO/TS 19129:2009 Imagery, gridded and coverage data framework
この技術仕様は、被覆の幾何と関数に関する国際標準であるISO 19123に準拠した、明確に定義された多数のコンテンツ構造、つまり、画像、グリッドデータ及び被覆データの構造を、メタデータ、空間参照、及び画像やグリッドデータや被覆データのその他の側面とともに、一つの枠組みの中に統合して定義する。これにより、コンテンツモデルレベルでのまとまりができると同時に、特定された一連の既存標準との下位互換性が確保される。下に示す図はISO/TS 19129:2009 Figure 3を参照して作成した。この図は全体の枠組みの中でコンテンツモデルの概要と位置付けを示す。
ISO 19130-1:2018 地理測位のための画像センサーモデル 第1部:基本
ISO 19130-1:2018 Imagery sensor models for geopositioning — Part 1: Fundamentals
政府や民間など、さまざまな組織が、膨大な量のデータを収集、処理、配布しているが、センサーの種類が多様で、共通のセンサーモデル標準がないと、異なるメーカーのデータには異なるパラメーター情報が含まれたり、データを生成するセンサーを記述するために必要なパラメーターが欠けたり、地理測位及びデータの分析に必要な補助情報が欠けたりすることがある。そこで、標準センサーモデルと地理的位置情報のメタデータを示すことにより、画像データの供給者は、複数のデータ生成者又は複数のセンサーからのデータに適用できる汎用ソフトウェア製品を開発できるようになり、応用システム間のデータの相互運用性が促進され、データ交換が容易になる。
ISO/TS 19130-2:2014 地理測位のための画像センサーモデル 第2部:SAR、InSAR、ライダー及びソナー
ISO/TS 19130-2:2014 Imagery sensor models for geopositioning — Part 2: SAR, InSAR, lidar and sonar
この技術仕様は、リモートセンシング画像の利用を支援するために、合成開口レーダー (SAR)、干渉合成開口レーダー(InSAR)、ライダー(lidar)、ソナー (sonar)センサーによってリモートセンシングされる地理的位置画像のセンサーモデル及びメタデータを示す。この仕様では、航空機画像及び宇宙船画像の空中三角測量に必要なメタデータも定義する。
ISO/TS 19130-3:2022 地理測位のための画像センサーモデル 第3部:実装スキーマ
ISO/TS 19130-3:2022 Imagery sensor models for geopositioning — Part 3: Implementation schema
この規格は、ISO 19130-1及びISO/TS 19130-2 で定義されている画像センサーによる、地理測位モデルの XML スキーマ実装法を定義する。OGC SensorML及びOGC SWE 共通データ モデルに基づいて、XMLスキーマの継承と拡張を適用する。