投稿日: Aug 30, 2011 5:46:22 AM
今月は三名の新しい参加者があった。いずれも女性。
一名は、今後の勉強のためにと言って参加されたかた。そして、あとの二名はがん患者。参加するにあたり随分迷われたようで、恐る恐るという感じで入ってこられた。「何か物品の販売や宗教の勧誘等の団体では?」と思われたようでもあった。
ちょっと話は変わるが
先日私は、千葉県がんセンターのセンター長・中川原先生の講演を聴いた。在宅緩和ケアを含めたネットワーク作りの強化や、これからのがんセンターの大きな三本の柱について話された。
その中で「ついにか」と思ったのは、ロボットの導入が決まったということ。(※)
前立腺がんに大いなる力を発揮するそうで、今までより、より細かい場所までの手術が可能になるという話だった。これには医師は当然だが、コンピューター技師が必要で、医師との二人三脚で治療を行うことになるそうだ。
中川原先生のお話で、私が感銘を受けたのは「コンピューターやネットワークシステムが出来ても、最後は人と人なんです」という一言だった。
その言葉に、がんサロンの風景を重なり合わせた。
「ここにおいでよ」は、患者と家族が集い、人と人が向かい合って話しをしたり、聴いたりする場所だ。
もし、前述の参加者のように「どんな集まり?」と思い、行こうか行くまいか迷っている人がいたら、不安に思うことはありません。
ぜひ、いらして下さい。
我々スタッフは、待っております。
(※)先進医療機器として、千葉県内で初めて内視鏡下手術用ロボット(ダヴィンチ サージカルシステム)を前立腺センターに導入。自治体病院としては全国初の導入。
(プレスリリース 平成23年8月30日23年7月27日付pdfファイル)
(本村幸広)