投稿日: Nov 14, 2012 3:1:17 PM
11月5日、月曜日。
11時入院手続きをする。
7Fの東病棟、709号室窓際。
前回、といっても6年前になるが、同じ7Fの710号室の窓際だった。
一部屋違うだけで全く同じだ。
4日間の入院である。
ナースステーションで手続きし、部屋に案内して貰う。
随分と懐かしい。
ベッドに座り荷を解き待った。
午後1時15分、地下に降り手術が始まる。
これは初めてだったけど、709号室に車椅子を持って来て、「 乗って下さい」と担当看護婦さんが言うのでビックリした。
「 歩いて行けますよ」というと、
「途中でフラッとなったりしたら大変ですから」と答えた。
どうも規則にあるらしい。
それでは、と車椅子に乗って地下へ。
放射線科を通り過ぎ、次の通路へ。
血管のプレートが貼ってある。
ここは初めて来る。
ここで手術をするという。
手術をする先生から説明を聞く。
心臓に向かって管を入れていき、心臓の手前で止め、その後"ボタン "( と先生は言った )
ポケットを作り、ボタンを入れて表面を縫って 終了。予定時間は1時間半です。という話しだった。
手術の前の下準備を始める。
腕に血圧計を付ける。足に電線(アースをとるため)
足指に電極?(と思った。心電図を見るため)
顔、胸、腹を覆う布?(私には和紙のように見えた)を掛けた。
胸の部分は切るための穴が空いている。準備が出来た。
開始だ。
麻酔注射からだ。(部分麻酔で手術は行われる)
この注射は本当に嫌だ。あの痛さは慣れることがない。
次、次と痛みが拡がっていく。
感じない、といえば嘘になる。
痛みがないだけで、グップチッ グップチッと感じるし音も聞こえる。
更にグッグッグッと強い力で押し込まれていく、気がする(見えないのでそう感じるだけだ)
もしそれが管を押し込んでいる、としたら、管を入れるのは、遠慮なしの思い切った力が必要だろう。
「痛かったら言って下さい」
と言われて、すぐ「 痛い」と言ったら、すぐ一本麻酔を追加した。
「もう痛いことはありませんので」とその通りになった。
「次にポケットを作ります。 最初に麻酔を打った場所だから、痛みが戻ってきてるかもしれません」
痛みが戻ってきていた。
「先生、チクッとする」というと
「一本打ちます」と追加した。
ポケットってどういうのか分からないが、
「この後 ボタン を入れます。その後、表面を縫って終わりますからね。
少しチクってしますけど、麻酔を打つのと同じですからね。このまま行きます。もし痛いようだったらいって下さい」で始まったら
確かにチクッとするけど、麻酔よりはいい。で続行。
針が通り糸がすーっと通るのは何となく分かった。
終わった。
まだ覆われている布は、外して貰えない。
先生は画像で、間違いなかったか確認しているようだ。
布を外し体に付いているものを外して貰った。
その後、どういう手術だったのか先生の話しを聞いた。
画像を見ながら説明してくれた。
なるほど、丸型の影に管が付いて伸びている。
管は真っ直ぐではなく、大きく曲がっている。
「心臓まで届いているんですか」と訊ねると
「心臓がバクバクしてしまいますよ。手前で止めてあります」と答えてくれた。
「予定通りの時間内に終わりました。
今日は右腕は肩より上にしないようにして下さい」 と注意を受ける。
担当看護婦さんが迎えに来た。
また車椅子に乗って709号室 へ戻った。
2日目につづく