投稿日: Oct 05, 2010 6:15:20 AM
第6回船橋がんサロン「ここにおいでよ」を、10月4日に開催しました。
参加者 12名
毎回参加されている方や、馴染みの顔も増え、和やかな雰囲気で始まりました。
初参加の方も「こんな会や集まりがあれば……」と思ってらしたとの事で、このような言葉を聞くたびに、がんサロンを継続していかなければと、心新たにしています。
また、自分のがんという病の体験をもとに、社会貢献できないかと考えているという声も聞きます。
自分が病を体験し
その時、大変な思いをした。
今後も増えるであろう、同じ病の人達が
少しでも暮らしやすい社会であるために
自分たちに何かできないだろうか
私も同じ事を考え、乳がん体験者コーディネーターの勉強をしました。
その時、アメリカではこのような考えを「キャンサー・サバイバー・シップ」といい
がん体験は社会資源であるとされているという事を聞きました。
日本の現状を見ると、まだまだそのような考えが浸透するには時間がかかりそうです。
でも、サロンの世話人となり、サロンに集う方々からこのような声を聞く度に
日本だって、捨てたもんじゃない、と思います。
そう、日本だって捨てたもんじゃないのです。
今回のサロンでもお話に出ましたが、医療者の中には
患者とのコミュニケーションをはかるため
また、それぞれのスキルアップのため
寸暇を惜しんで努力している医療関係者はたくさんいる
というお話も、参加者から聞くことができました。
その変化は、本当に少しずつかもしれない。
でも、着実に変わりつつある。
だからこそ、よりよい社会へ向けて
がん体験を、そこから得たものを、発信していく必要があるのでしょうね。
サロン終了後の、世話人の反省会では
限られた時間で、参加者に平等に話をしてもらう事の難しさについて
話し合いました。
また、顔なじみが増え、サロン終了後には、小さな輪ができ話に花が咲く
という光景もみられるようになりました。
それはとてもいい事なのですが、初参加の方やそのような輪に入れない(入っていない)方には
世話人が一言かけるようにすれば、ということも話し合いました。
また、サロンの進め方として
最初に、一言ずつ近況を話してもらうようにすれば
との提案もありました。