投稿日: Feb 10, 2011 1:14:37 AM
昨日の朝、船橋市でも雪まじりの雨でしたが、みなさま風邪などひいていませんか?
私は、1月に風邪を引き、1月のがんサロンはお休みしました。
では、2月のがんサロンのご報告です。
2月7日(月)、参加人数 14名 世話人2名、合計16名でした。
久しぶりに見た顔や、新たな参加者も4名で、とてもにぎやかなサロンになりました。
主なテーマは「リンパ浮腫」と「患者の気持ち」
リンパ浮腫は、主治医に対応がまちまちのようです。
・手術後にリンパドレナージを受けることのできる医療機関を主治医から紹介してもらった方
・とりあえず、予防的に弾性ストッキングを掃くようにと主治医に言われた方
・主治医からはあまり説明はされていない。が、病院に「リンパ浮腫外来」があるので、つらくなりそうだったら、そこを受診するつもりの方
リンパ浮腫への対応は、自己流や間違った方法は危険と言われています。
リンパ浮腫外来や、主治医から医療機関の紹介があると、安心ですね。
リンパ浮腫は、乳がんや子宮がん患者などの間では良く出る話題です。
そこで、今回はリンパ浮腫について、少し調べてみました。
すでにご存知の方も多いと思いますが
・リンパ浮腫治療の弾性スリーブ・ストッキングは、保険適用になっています(2008年4月より)
但し、一度に2着までとか、費用など、いろいろ規定されています。
詳しくは、厚労省の通達(pdfファイル)をご覧下さい。
(四肢のリンパ浮腫治療のための弾性着衣等に係る療養費の支給における留意事項について)
「弾性ストッキングを履いているため、スカートがはけない」という声を聞くこともありますが、
パンティストッキングタイプで、スカートも着用できるようなものもあるようです。
医療用ウィッグのように、弾性ストッキングの紹介を、病院でしてもらえると、患者としては安心ですし、うれしいですね。
そして、リンパドレナージに対する保険適用ですが、これは、現在のところ保険適用ではありません。
但し、リンパ浮腫予防の指導は1回のみ保険適用になったとのことです。
この、むくみのページのホームページの情報によると
現在、日本には公的な医療リンパドレナージの資格は存在しないとのことです。
リンパドレナージは「医療に携わることができる者」がその資格の範囲内で施行できるとのこと。
民間の施設で「資格」としているのは、あくまで公的なものではないとのことです。
う~ん、患者にとっては、生活の質にも関わる、リンパ浮腫。
医療機関や行政のより積極的な取り組みが期待されますね。