投稿日: Aug 30, 2011 5:55:28 AM
暑い中来て頂いた人たちには感謝である。
顔なじみになった人たちの元気な顔を見ると安心する。そういう中で亡くなった方の話を聞いた。誠に残念なことだ。心からご冥福を祈る。そして、よく闘ったね、どうぞゆっくり休んで下さいと声をかけたい。
今回は、初参加が一名。私の友人の流山在住の男性。声帯もとっているので声を失っている。話すのは機械(ハンディ型)もしくは手話。最近では手話の方が楽だと言っている(手話は二年で覚え、現在は手話落語を勉強中)。今まで何かと用事が重なり、なかなか来ることができなかったが、今回は思い切って参加したという事だった。男性が少ないので、心強い限りだ。
サロンでは、毎回最初に全員の近況を聞くのだが、全員が健康体である、ということが分かった。癌にかかっていることを除けば・・・である。私自身にしても本当はとても深刻な状態であるはずなのだが、検査(ちなみに6月に行った検査は、MRI・エコー・CT、血液)結果を見ても、どこも悪いところはなく健康体なのです。
今回のサロンの話題は、がん検診について。会社で健康診断をしているので、必要ないと思っていたという方がいた。実は私もその口で、会社の健康診断だけで良いと思い、まして、健康には自信があったので、がん検診については考えもしなかった。
これは言っても仕方がないことだけれども、早いうちに検診を受けていたら、癌発見は早かったかもしれない。
病気になってからは、特に若い人にも、検査を受けるようにと言うようにしている。
自治体の検診については、不便なこともあるという話もでた。
一般検診と、癌検診により、日程や施設が違ったりすることがあるという。一ヶ所で全部同じ日に出来るなら、こんなに都合のいいことはないのだが・・との意見も出た。
たとえ煩わしくても自分の体を大切に思うなら、やはり受けるべきだと思う。それで早期発見に繋がるなら何よりだ。自分の体は自分で守る、それにはつてに自分の健康状態を知っておくことも必要だと思うが、皆さんはどうだろうか。
サロンの話ではないが、少なからずショックを受けた話を一つ。
渋谷の広尾にある日本赤十字病院に併設されている看護大学で講演があった。終末期の癌患者の訪問医療をされている先生が、看取った患者さんについてお話をされた。
下図をご覧いただきたい。
癌患者の亡くなり方は、B
元気に過ごしていても、あるところで具合が悪くなると急速に悪くなっていき、三ヶ月・六ヶ月のうちに亡くなってしまうことが多い、そうである。
正直、この話を聞いてどきっとした。
初めて患者会へ行きそこで知り合った二人(二人とも亡くなるまで付き合いが続いた)が、そうだったのだ。急速に悪くなり二人とも、三ヶ月以内に亡くなってしまった。
あのグラフをみたとき、やはりそうなのか、と実感したのだ。
そしてグラフを見つめながら、この統計の中に自分を置かなくてもいいのではないか、とも思った。
それはそれとして、またその通りになったとしても、亡くなるまで自分らしくあればいいじゃないかと思う。
(本村幸広)