投稿日: May 02, 2011 3:40:33 AM
久しぶりの「ここにおいでよ」だった。
二月は診察と重なってしまい出席できなかったし、三月は計画停電で船橋へ帰れず、やむなく休みにしてしまった。
診察日も考慮しなければならない。随分前に決めていたのをすっかり忘れていた。猛反省だ。
初めて参加された方は、二名。
そのうちのお一人は、ここ一ヶ月で随分体力が落ちてしまったとか。
「次は来れるかどうかわからない」とのことだった。
私は手術してから「頑張る」という言葉は使わないと決めていた。でもこの人には「無理をしないで頑張って」と言ってしまった。
どう言えば良かったのだろうか、と後で考えたが思い付かなかった。
もう一人は、とてもパワーのある方で、思わず話に引き込まれてしまった。
誰もがこのようにパワフルに病気と対決できればいいのだが、なかなかそうはいかないのがこの病気の難しさなのだと思う。
話を聞きながら自分のことを思った。
様々なサポートグループへ出かけて自分の考えを言ったり、相手の話を聞いたりするのだけれども、その人みたいなパワーは私にはない。
他人が見たら私も同じように見えているのかも知れないと思った。
私にはそれほどの活力は無いのだけれど、他人から見て、そう見えるのなら喜ばしいことである。
6月に手術を控えている方で、もしかしたら人工肛門になるかもという方もいた。
明るく話しておられたが、私の手術の時のことを思いだし、そのお気持ちはいかなるものかと思ってしまった。
がんと向き合う中で、不安にさいなまれることがあれば、ぜひここに来て思いっきり話をしてほしいと思う。
ここはそういう場所なのだ。
そして、来て下さった方々にできるだけたくさん話をしてもらうようにと考えているが、これがなかなか難しい・・・
(世話人・本村幸広)