投稿日: Dec 17, 2010 9:48:28 AM
われわれ患者の悩みのひとつに担当する医者のことがある。
自分と気の合う医者に当たったら、ラッキーと言わねばならないだろう。
現実はなかなかそうはいかない。
・ パソコンと向き合ってばかりで患者を見ようとしない
・ 始めから終わりまでニコリともしない
・ 上から目線で患者を診る人
・ 私の治療は絶対だ、聞く必要など何もない、という態度をとる人
・ 自分のミスを認めない人(これはまあないか。訴訟に繋がるから)
・ 症状や治療について説明不足な人(これは患者の方にも責任がある)
・ セカンドオピニオン、と口にしただけで不機嫌になる人
・ 担当医がコロコロ変わる(病院の事情にもよるのだろうが、医者個人の問題も含めて担当医が変わるのは患者からすれば、せっかく信頼関係が築けたのに、また最初から始めなければならない。これは患者にとって非常に重荷であるし不安なのだ。新しい担当医が気の合う人ならいいけど、違った場合は最悪だ。前の医者を追いかけて病院を変える人もいるくらいだ)
まだまだあると思うが、上記にあげたような医者に当たったら、患者はどうすればいいのだろうか。
医者とのバトルも時には必要なことだと思う。そうすることによって医者も本音の部分を出すかも知れない。勿論患者自身が本音でぶつかって行かなければならないのだが。
バトルすることによって、この医者はこういう風に考えていたのか、と分かるかも知れない。
患者も強くならなければならないのだ。
今、不安に思っていることは、どんな小さなことでも質問しよう。
怖がらずに質問しよう。
答えを貰って、ひとつでも不安が解消できれば喜ばしいことだ。
1対1では質問する勇気が出ないなら、2人、3人、4人と人数で対抗しよう。
医者もわれわれ患者と同じなのだ。もしかして人生経験なら、こちらが豊富かも知れない。
それでも診察に行くのがいやだったら、セカンドオピニオンがある。相談センターに相談するのもいいだろう。医者を変えるべきだ。
私が患者になって、目から鱗が落ちた、という本を紹介しよう。
「最高の医療をうけるための患者学」上野直人著、講談社α新書
患者としてとても参考になる本だと思う。
(本村 幸広)