投稿日: Jun 14, 2013 3:44:33 AM
翌朝看護婦さんが、痛み止めの薬を持って来たのですぐ飲んだ。担当の先生も
その後来たので聞いたら、市販もされている薬ですよ、という。
その薬は、①ムコスタ錠(胃薬) ②ロキソニン錠 のふたつだった。
この薬は効いた。完全に痛みが取れたわけではないが、杖一本で歩けるよう
になった。また杖をついた方が安全ではあった。
CT.を撮れる、というので再び地下の放射線科へ行った。この時は前夜と違っ
て痛み止めが効いていたので、楽にベッドに上がることが出来た。
途中、造影剤注入があったが無事に終わった。
後は結果を待つだけである。
翌日、整形外科から呼ばれた。
これは聞いていなかったので、少しびっくりした。
ベテランの医師らしく、問診の後、ベッドに横にならせて触診を始めた。
右足の外側の太ももに触られた時、思いがけず大きな声を上げてしまった。
CTを撮りましょう、と放射線科へ行った。
写真が出来上がるのを待って、再び整形外科へ戻った。
「はっきりしないなぁ」と言いながら「がんとは関係なく、大腿骨の関節に石
灰(カルシウム)がついて、固まったのではないかなぁ」と先生。
「それは痛いのですか」と聞いたら「凄く痛いですよ、肩にはよく出来ます
ね」と答えた。
「今のところ、一番に考えられるのはこれですね」
その話しを聞いたせいか、何となく足の痛みが薄らいだような気がする。
夜寝る前も、痛み止めの薬は飲まなかった。
翌日金曜日、足の痛みは更に薄くなっていた。
痛み止めを飲まないようにしているが、何の支障もない。ただ用心のため
に、杖はついている。
11回目の抗がん剤点滴は、4月24日から26日までだった。
もう書くこともなくなったが、今回はひとつ違うことがあった。
今回の入院病棟は8階だった。
もしかして慣れなかったのかなぁ、と思った。
毎回最終日に、時間の調整(早く終わるように)をして貰っていたので、今回も
そうして貰うことにした。
計算して調整をするのだが、その計算が間違ったのか、私の目から見てもど
う考えても夜中に終わるような気がして、夜勤の看護婦さんに見て貰った。
「終わったら連絡して下さい」
案の定夜中過ぎに終わってしまった。
針は外せないので、それ以外は外した。
私としては、早く終わるのはかまわなかった。しかし今回のように早く終わ
るのは初めてだった。
いつもは最終日の朝に調整して貰うのだが、今回は前日から始めたので、計
算を間違えたのかも知れない。
退院する前に、薬剤師さんが訪ねて来た。
「体調はいかがですか?」と聞いた後「時間的には問題ないのですが」
「大丈夫です、何ともありませんよ」と答えて退院した。退院しても、かえっ
て調子がいいくらいだった。
少し反省して、やっぱり時間通りにした方がいいんだな、と思ったことだっ
た。
本村幸広
追記
これからは、変化があった時だけ書くことにします。