投稿日: Jan 18, 2013 8:16:26 AM
12月18日~20日 、2泊3日 四回目の抗がん剤注入。
今回は前三回病院食だったが、それを止めて、自分の好きな食べ物を食べて過ごそう、と考えていた。
理由は、三回の病院食を食べていて、中には受付難いものもあって、食べるのが苦痛にすら覚えるものもあった。喉をなかなか通らないのだ。
残すのが嫌なので(常に完食だった)本当に苦しかった。
自分で調理することが出来ないので、持っていく食料は極限られたものになった。ミカン、バナナ、パンにカップ麺。これだけでバッグの半分を占めた。後は病院内のコンビニとレストランを、と考えた。
この考えは正解だったようだ。
抗がん剤の副作用として吐き気がある。吐き気止めの薬を注入し、尚且つ錠剤を飲んでいるが、それでも軽い吐き気は常にある。
今回用意した食べ物ではそれが出なかった。身体が非常に楽に感じた。勿論食べる苦痛もなかった。
よし、次回からもこれで行こう、と思った。
退院してからも食べ物が少し駄目になったのがある。ホウレン草や小松菜などの緑色の濃い葉物である。しかしレタスやキャベツなどの薄い色は大丈夫なのだ。ご飯もカレーライスなどの混ぜ物なら大丈夫というように細かくなって来ている。
これから先、まだ 食べられない物が出てくるかも知れない。やはり無理をせず食べないようにしよう、と考えている。
さて、副作用のことを少し書いておこう。
痺れや痒みのことは前に書いたが、それがよりひどくなっている。痺れは指先だけではなく、手首近くまで広がっている。それもかなり強く。
握る指には力が入らず、細かい作業もしずらくなっている。字を書くのも震えてしまう。
痺れは指先だけではなく、足の指にまで及んでいる。また冷たい風に当たるだけで、唇は痺れ、耳はじんじんと感覚が失われてくる。
従って、現在の私の格好は、頭は毛糸の帽子 (母が10年も前に編んでくれた)で耳まですっぽり覆い、マスクをし、手袋をつけて人相も分からないくらいになっている。
痒みは、何か薬はないかな、と訊いたら、帰りに軟膏を出してくれた。
この軟膏実によく効く。今までの痒みが嘘みたいだ。少しは出るが夢中になって掻くほどじゃない。
もうひとつ、手足の指の黒ずみだ。出るかな、と思っていたが出て来た。見て分かるくらいに黒ずんで来た。手だけではなく、足の指も出ている。
この先、さらに黒ずんでいくのは間違いあるまい。
次回五回目は、25年1月9日から2泊3日になる。
追記
こういう話しは 表面にはほとんどと言っていいほど出て来ない。
男性器周辺について書いてみたい。ただこれは、あくまで私個人のことなので、他の人には当てはまらないかも知れないことを付記しておく。
何故男性器(ぺニス)のことを書こう、と思ったのは、一度は書いておいた方が良い、と思ったからだが、もし何かの参考になれば、恥ずかしさを乗り越えられるかも知れない、と思っている・・・が
本村