投稿日: Dec 21, 2010 7:40:0 AM
12月19日、関内ホールにて開催された「がん撲滅チャリティ」に参加しました。
「医と可笑し」と銘打ったイベントは、慶應義塾大学医学部の佐竹秀行先生のがんに関する医療講演と、落語家・立川談春さんの落語のコラボレーション。
一般の人々にがんの事を知ってもらい、検診や早期発見につなげたい。
と同時に、がんに立ち向かう人々を勇気づけたい。
との願いを込めて企画されたイベントで、その売上げの一部は、患者会に寄付されます。
開場から開演までは、がんを正しく知ってもらいたい、患者会の活動を知ってほしいとの思いを込めた展示ブースで一時を過ごします。
私たち「ここにおいでよ」も、主催のNPOピュアとともに患者会ブースに参加しました。
そして、いよいよ開演。
まずは、立川談春さんの話で大笑いして、リラックスした後、佐竹秀行先生の医療講演。
がんのお話をわかりやすく、お話して下さいました。
最新の研究「幹細胞」のお話では、幹細胞を親分に、増殖する細胞を子分にたとえ、子分に守られているから親分(幹細胞)は抗がん剤では死なない。これが、再発の一つの原因。
と、とても分かりやすく説明されました。
また、早期発見やがん検診の大切さのお話もされていました。
会場に来られている多くのがん患者ではない方々が、この日のお話をしっかりと理解して、がん検診に行って下さればいいのに……と思いました。
最後は、談春さんの独演会。
その落語の中で、印象に残った言葉があります。
それは「除夜の鐘を聞いて、悪かったことにも良かったことにも一区切りつけて、新たな年を迎える」という言葉です。
悪かったことのみならず、良かったことにも一区切りつけるという言葉に、なるほどと合点。
今年の除夜の鐘、いつもとは少し違った音に聞こえてきそうです。