投稿日: Mar 07, 2013 6:25:38 AM
前回の話しの中で「エンディングノート」が出た。つけてる人も何人かいたが、私はつけていない。つけてはいないが、大まかに文章にして、子どもたちに、こうして欲しいと書いてある。
①無駄な延命治療はしない。
②残った私物は全部処分する。
③直ぐ骨にして長崎の墓に入れる。 ④借金は(それほどない)保険料から 支払うこと。
⑤この人たちには死んだことを連絡 して欲しい。
以上、実に簡単なことである。
さて、私は普段TVドラマはあまり見ないのだが、フジテレビの火曜夜9時「ラストホープ」を見ている。医者の話しだが、その回で出てきた言葉で、「エンディングノート」の反対にあると思うが、「スターティングノート」の話しだった。
「エンディングノート」自体私は興味がなかったが、「スターティングノート」には感銘を受けた。
手術が終わった、いやもっと前の「がん告知」があった時から、どんな受け取り方をしようが、大きな意味で
第2の人生のスタートだ、と考えている。
がん告知があった時、すぐに身辺整理を考えた。それが上記した五つだがそれ以上は考えなかった。
ドラマの内容は省くが、スターティングノートだけは強く残った。
がん告知から始まった第2の人生。もしかしたら残りの人生は、後少しなのかも知れない。そう思うと、あれもやりこれもやり、ああしたいこうしたい、と考えることが沢山出てきた。
それでも、叶えられないとわかると、小さな目標を立てた。短い期間で達成出来ること。それが欲となって更に次の目標となって行く。
我々は、スターティングノートをつけている真っ只中にいる。まだ目標はある。遠い目標ではなく、近い目標を見つけて達成して行く。
我々に課された命題は何だろうか。それは生きること。生きて生きて生き抜くことだ。残りが少ないならば直のこと、密度の濃い人生を、突き進むことなのだ。
エンディングノートは、書店に行けば買うことが出来る。でもスターティングノートはない。自分で創るしかないのだ。自分だけのスターティングノートを。
本村
追伸 映画を一本紹介 「死ぬまでにしたい10のこと」見た人もいると思うが、私が 感銘を受けた映画です。