熊本県山鹿市菊鹿町相良 やまがしきくかまちあいら
アイラトビカズラはつる性の豆科の植物、国内ではここ相良町だけに自生します。
国指定天然記念物です。
源平合戦の頃の話で、壇ノ浦の合戦で敗れた平家の残党が相良寺に立て篭もったさい豊後竹田の源氏方の武将緒方三郎が寺を焼討ちしました。このとき寺の観音様は飛翔してこのカズラに 飛び移り危うく難を逃れたといいます。また、一説には、観音様がカズラに姿を変えて飛来され、走落の坂を下る緒方三郎の足に からみつき、落馬したところを残兵が討ち取ったとも伝えています。