令和7年7月30日 管理者(名取)投稿
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作品鑑賞の件:75回生 田中義清氏(京都市立芸術大学4回生)・作品展(前期展)開催
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掲題の件ですが、7/24の午前中に京都市立芸術大学で開催されている前期展を訪問し、陶磁器専攻の田中さんの作品を鑑賞してきました。
経緯についてはこちらをご覧願います。 ⇒ 田中義清氏作品展のお知らせ
田中さんと私は、清陵時代クラスやクラブが一緒で、大学は理系へ進学し、就職先も研究・技術領域で同じということで、表面的には多少似たような人生を過ごしています。それだけに70歳を超えた現在、20代の若者(多くは20代前半と思います。)に交じって芸術の修練に取り組んでいる田中さんに興味と正直に言えば羨望があり、できればパワーをもらえればいいなという、訪問に際して少しムシのいい気持ちもありました。
少し広い部屋に20数点の作品が展示されていましたが、田中さんの作品はすぐわかりました。作品の見方も知らない素人が言うのもなんですが、作品の質や美観が群を抜いていると私には思われたからです。
写真撮影は許可されているということを詰めている学生さんに確認して写真を撮らせてもらいました。★展示作品全写真集⇒ https://archive.md/qiYqy
本文は下記画像の下に続きます。
サイや恐竜などの大型動物4匹と中型動物(ハイエナだそうです。)が10匹以上。特にサイが素晴らしいと感じ、見とれてしまいました。部屋から退出する際に、見学者に対する制作者のステートメント(メッセージ?)を渡されました。★田中さんステートメント⇒ https://archive.md/LknLw
そこには以下の田中さんのステートメントが記載されていました。
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O. Which will win? | 田中義清 Tanaka Yoshikiyo | 4回生
陶土、釉薬
時を超えて二種類の動物が出会い、戦うとしたら? それはあり得ない事ではあるが、 どのようになるか想像してみたくなった。 ここでは、インドサイとノドサウルスに登場してもらい戦いをお願いした。 共に頑丈な鎧と鋭利な角を有し、その展開に期待が持てる。 また、彼らの周りには、ハイエナが静に戦いの行く末を見守っている。 さて、 あなたには、 どちらが勝者となるか想像してほしい
#にらみ合い
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その後、田中さんからメールをいただきました。私が訪問した午後がシフトだったとのことで、会えずに残念とのことでした。
制作は4月から約4か月間だったそうです。また、恐竜、サイ以外の大型動物はムツオビアルマジロだそうです。
2回生と3回生の時は埴輪などの人物像を制作し、今回は人物以外ということで四つ足動物を対象にしたとのことです。「2本脚の時と違い、4本脚では、それぞれの足を連結する胴の部分の制作が難しかった」と。
そして今後ですが「来年2月での作品展では4つ足動物に捻りを加え、動きのある作品を作ることを狙っています。」とのことです。大変楽しみです。
田中さんよい作品をありがとうございました。
私も今後さらに打ち込める好きなことを探していこうと心から思った1日でした。
★前期展を訪問された方がおられましたら、コメントやご感想をお寄せいただければ幸いです。
75回生 名取和一
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名取様
猛暑到来。支部長の藤森です。
小生7月26日(土)午後2時頃田中義清さん所属の市立芸大作品展(前期展)を鑑賞しました。午前中はボルダリングをしてリックを背負いそのままの服装で展示場に向かいました。当番学生に伺うと田中さんが15時頃に会場に来られるとのことで、ユックリ陶器専攻の作品を見ることが出来ました。理系で芸術に馴染んでいない小生にとって異空間の中にいる感じで、各作品には制作意図があり興味深く素晴らしく、感動しました。名取さんが書かれていましたが田中さんの作品はすぐに分かりました。写実的で正に理系芸術家の作品と思いました。見学中に彼が来られたので、サイやムツオビアルマジュロの大型動物の胴体をどのように作ったか、円錐形の無数の突起物をどのように胴体に接着したのか等々の幾つかの質問をしました。重さの軽減化、空洞化、水蒸気の逃げ場所等々。彼曰くこの作品に関して指導者がいないので試行錯誤の連続であった、とのことです。正に科学者が作成した芸術作品です。かれの目的 Which will win? 二種類の動物の”にらみ合い”は、敗者の”目”の様子を巧みに作品に生かしていたので容易に判りました。
今後の後期展にはジャンボゾウを出展するかもしれません。そこで田中さんには制作過程の動画あるいは写メを撮り、出来れば総会時に紹介して欲しい旨お伝えしました。
残り少ないが、夢を叶えた芸大生活、enjoyして下さい。素晴らしく、羨ましい!
支部長 藤森様
コメントありがとうございます。田中さんとお会いでき、幸いなことと存じます。
やはり制作物を前にして制作者に様々なことを聞くのが一番よいですね。深いところもわかるような感じがいたします。後期展が待ち遠しいです。
口はばったいことを言って恐縮ですが、あの日は鑑賞を終え、彼(田中さん)は彼流に生きている、私も自分流に生きていこうと思いつつ帰った日でもありました。