5歳と2歳の姉妹。保護者さまの在宅ワーク中、徒歩10分ほどの公園でのシッティング。
皆で楽しく砂場で遊んでいたが、お姉ちゃんが「もう帰りたい」と言い、出口に歩き出してしまった。妹はまだ遊びたくて泣いてぐずって動こうとしなかった。妹を説得して、抱っこして急いで公園を出てお姉ちゃんの名前を呼びながら追いかけたが見当たらず。通行人の方何名かに特徴を伝えて聞いたら、少し進んだ木の陰に座っていたよと教えてもらえた。幸い怪我もなかった。
シッターさまは、お子さまとの泥遊びで手が汚れていたため即座に妹を抱っこできなかったこと、長時間の外遊びで荷物が多い中での抱っこでの移動に時間がかかってしまったことを、事実と謝罪とともに保護者さまに共有されました。
1.事前にできること
・移動がある場合は、普段どのようなルートを通っているかを保護者さまに事前に確認しておく
・お子さまとの移動を伴うシッティングの場合は、荷物はなるべく両手が使えるように配慮し、お子さまと手をつなげるようにしておく
・お子さまと事前にルールを一緒に決めてお約束をする
(シッターさまの見えない場所へ1人で行かない、公園の外には出ない、歩くときは手をつなぐ、走らない等)
・「もしも迷子になったらどうするか」を事前にお子さまに伝えておく(シッターさんが見えなくなったら、○○の前で待っててね等)
2.シッティング中に意識すること
・シッターさまの歩きスマホもお子さまから目を離す要因になるため、地図やメッセージを確認するときは必ず安全な場所で立ち止まって行う
・道路側、公園の出入り口側にシッターさまがいるような配置を心がける
・お子さまをよく観察し、飽きないように声掛けや遊びを工夫したり、違う遊びを提案したり、お子さまとコミュニケーションを沢山とる
・複数人シッティングの場合もなるべく同じ場所で保育できるよう遊び方を提案し、どちらのお子さまからも目を離さず、絶対に1人にしない
・走りだしてしまった時点で、大きな声で「その子を捕まえてください」と早い段階で周りに助けを求める
⇒2歳以上になると自由に歩き回れるため迷子が起こりやすくなってきますが、特に4歳以上のお子さまは注意が必要です。歩く・走るのが速くなり、体力もあるため遠くへ行ってしまう可能性が高くなるからです。
複数人シッティングでは、ついつい下の子を中心にシッティングを進めてしまうかもしれませんが、国内でも、「下の子を見ている間に上の子を見失ってしまった」という迷子の事案は非常に多く発生しています。「上の子は大丈夫だろう」と安易に判断しないように気を付けましょう。
3.応用編!グッズを活用しましょう
迷子防止のためのさまざまなグッズが市販で販売されています。
・身に着けるタイプ(迷子になった時に身元がわかる)
・アラーム機能タイプ(迷子になる前に連れ戻せる)
・GPS機能タイプ(迷子になった時に居場所が分かる)
などなど、保護者さまに用途に合わせて購入を検討いただくのもいいかもしれませんね!
■参考リンク「出典:UPDAYS株式会社|コーポレートサイト 「おすすめの迷子防止グッズ6選|どんな人混みでももう安心!」
お子さまが保護者さまとよく行く場所に向かっていたり、保護者さまと通ったことのある別のルートを辿っているかもしれません。
2.周囲の人に聞く
可能であれば店員さん、駅員さん、警備員、警察などがより安全でしょう。
3.警察に届け出る
特に屋外での迷子の場合は、道路に飛び出したり、川などの危険な場所に迷い込んだり、知らない人に声をかけられてついていってしまったり、いろんな可能性が考えられ、命の危険にも繋がりかねません。保護者さまとも連携をとりながら警察に連絡しましょう。
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■どんなに小さい事案でも、ささいな気づきでも報告を!
皆さまの小さな気づきを保護者さまに共有いただくことで、大きな事故の予防にも繋がります。
必要に応じて事務局にもご報告ください。
▼お問い合わせフォーム(シッティング相談/報告 )
https://forms.gle/DUWmhnQDfcxQU3Ty9
▼報告フォーム(匿名)