😥シッターさまのお困りごと
【保護者が在宅中のシッティングについて】
💧保護者さまがご在宅の中シッティングをしているのですが、保護者の顔が見えるたびにお子さまが泣いてしまい、シッティングに難しさを感じています。泣いているお子さまを無理に引きはがすのも心が痛みます。どのように対応するのがベストでしょうか…?
保護者さまが在宅の場合、緊張する・どこまで関わって良いのかななど、難しい、、、というお話しをお伺いすることも多くございます。
今日は、保護者様在宅中のシッティングのポイントをいくつかご紹介します✨
✔コツ・ポイント集
【1】依頼内容とシッターに希望していることを確認
まずは、ご自宅に保護者さまがいる目的を知ることが大切です🙋
★在宅ワークで家にいる
★家事をしている間に子どもを見ていてほしい
★睡眠、リラックスなど自分の時間の確保で家にいる
★子どもとの関わり、保育を学びたい
★安心して預けられる方なのか、子どもへ接する姿や子どもの表情を見たい
など、それぞれの目的によってシッターが配慮すべき点は変わってきます。
今回の件だけに限ったことではないですが、保護者様の期待感と、保育者としての見通しで出来ないかもしれない部分の、期待と対価の温度感をはじめにしっかりとすり合わせておきましょう!
ゆっくりしたかったのに、結局子どもはずっと泣いているし、シッターさんから話しかけられ、休まらなかった、、、となると、不満につながってしまいます。
【2】事前面談での確認🗒️
1の目的が分れば、その点についての配慮事項を面談やメッセージでヒアリングしていきましょう👂
1. 起こりうることをを事前に共有
事前面談 で「最初は気持ちが落ち着くまで時間がかかる可能性があります」と説明し、想定内にしておく。
・お子さまが泣いたとき、どのように対応したらよいか
・保護者さまが気になってシッターと遊べない場合に、戸外へ出たり、他室へ移動したりすることは可能か
・在宅勤務の場合、どの程度保護者さまに声をかけても良いのか
・お子さまの普段の気分転換の方法
・シッターが玩具や絵本、制作できるものなど持ち込んで良いかどうか・・・・など
想定される姿への対応プランを保護者様にお伝えし、相談しておきましょう。
2. 保護者様がしないでほしいことも確認しましょう
・子どもの泣き声が聞こえると仕事に影響がでるので、機嫌よく過ごしてほしい
・掃除や家事をしたいので、キッチンやお風呂場など母がいる場所に入らないようにしてほしい
・ゆっくり寝たいので、静かに過ごしてほしい
要望に関して、できないことや不安なことは、保育者としての提案をいくつかもっておき、最大限期待に沿えるよう努力する姿勢を見せつつも、できる・できないかもしれないをはっきり伝えるしっかり伝えましょう。
3.未経験の依頼は早めに伝えよう
「初めての経験なのでうまくできるかわかりません」
「その方法は対応が難しいため、別の形でお手伝いできませんか?」
2同様に面談や準備段階で できる・できない をはっきり伝えることで、互いの不安を減らせます。
4.家庭の習慣は保護者さまに相談
保護者さまは お子さまの日常を一番知っている存在 です。
・抱き方・呼び名
・使用してよい遊び道具(スマホ・シッター持参の玩具など)
・生活リズムや進め方
これらは独自に判断せず、事前面談で確認 しましょう。
「家のことがわからないのは当たり前」と考え、遠慮なく質問する姿勢が大切です。
まずは、保育者としての提案をいくつかもっておき、最大限期待に沿えるよう努力する姿勢、誠実にお子さまと向き合おうとする姿勢を見せることが大切です。
【3】泣いているお子さまへの対応方法を身につけよう!
お子さまの気持ちがなかなか落ち着かない場合にどのように対応したらよいかをシミュレーションしておきましょう!
まず…知らない人に預けられるという不安から、お子さまが泣くのは当たり前です。
<泣いているお子さまへの対応のコツ>
1.不安に寄り添う
まずは「お母さん、お父さんがいいよね」、「怖いよね、不安だよね」とお子さまの気持ちに寄り添いましょう。
泣いてもいいんだよ、という受容の気持ちでお子さまと向き合うとお子さまも安心します。
2.距離を詰めすぎない
知らない人にぐっと距離を詰められると不安になるお子さまもいます。あえて一定の距離を取りながら、「大丈夫だよ」と声をかけ、絵本などを開いたりして自分が安全な人間であることをお子さまに知らせましょう。手遊び歌なども有効です!
抱っこをするときには「抱っこしてもいい?」とお子さまの気持ちを確認してから抱き上げましょう。
3.お子さまの興味があるもので気を引く
事前に保護者さまにお子さまの関心のあるものを聞いておきましょう。好きなものを共有することで心を開きやすくなります。
また安心できるタオルやぬいぐるみがある場合はお借りして、お子さまが安心できる環境にしましょう。
4.正面ではなく、横から声をかける
面と向かうと大人でも緊張しますよね。お子さまも同じです。お子さまと同じ向きに座り、横から声をかけたりしましょう。目を合わせずに、一緒に絵本を開いたりすると安心できることもあります。
5.気分転換をする
泣けて泣けて泣き止まない、という場合には場所や気分を変えてみましょう。
保護者の方から許可が取れていれば、お散歩やおやつなど、気分の変わることを提案してみましょう。窓を開けて外の空気に触れるだけでも気分が変わることもあります。
6.機嫌が悪い原因を探る
もしかしたら泣いている原因が、親と離れた寂しさ以外にあるかもしれません。オムツが濡れていないか、おなかが空いていないか、眠たくないか、体調が悪くないかも確認してみましょう。
7.見通しを持った声掛けをする
大人の言葉を理解できる年齢であれば、保護者の方のお仕事が終わる時間や、タイミングを伝え、それまで一緒に遊ぼうね、と伝えてあげましょう。時間感覚の理解がまだ未熟な場合には「ご飯を食べたらお母さんと一緒に遊ぼうね」などと行動で伝えるとわかりやすいこともあります。
【4】保護者・子どもが安心できる見通しづくり
📍子どもが見通しをもてる工夫
在宅中のシッティングでは、
「家にいるのに、保護者さまがいつ用事を終えるかわからない。」
という、お子さまが見通しのもてない状況で、不安が大きくなることがあります。
▷ おすすめアイテム
視覚スケジュール … 1日の流れを絵や写真で提示
タイムタイマー … 残り時間が色で見える時計
アプリ「ねずみタイマー」🔗公式サイト
…ねずみがリンゴを食べていく映像で、時間経過のスピードや残り時間がわかる
▷ 使用前のポイント
面談時に 「見通しづくりのために使います」 と目的を説明
スマホ画面を見せてもよいか、必ず了承を得る
📍実践 → 振り返り → 提案 のサイクルで信頼アップ
誠実に実践:面談で頂いた情報(好きな遊び・苦手なこと)をしっかり活かして保育
振り返り:シッティング後に うまくいった点・課題 を共有
終了時や完了報告で、お子さまが楽しく過ごせた内容・シッターさまの工夫・課題点を共有
→お子さまに安心を届けるために工夫したことを書くと保護者さまは安心されます。
次回提案: 具体的な提案 、もっと良くなるアイデアを一言添える
例:「次回は○○遊びを取り入れてみますね」
初回は期待に沿えるシッティングができなかったとしても、このサイクルが続くほど、保護者さまの安心感は大きくなります。
⭐️まとめ
お子さまと信頼関係ができるまではなかなか対応に悩むことも多いかと思います…🤔
保護者さまがシッターさんを信頼していると、お子さまもシッターさんを信頼してくれるということも多いです。
保護者さまとよく相談することでまずは保護者さまに安心を提供し、お子さまも、保護者さまも、そして自分自身も気持ちよく過ごせる環境づくりをしてみてください✨
★KIDSNAシッター公式Instagramにもシッティングに役立つ情報が多数投稿されています!ぜひ参考にしてみてください🌈
⭐️記事作成担当者⭐️
シッターID:19590 Siori
【profile】https://sitter.kidsna.com/search/19590
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
■こんな時どうすればいい?と迷ったら、事務局にご相談ください!
シッターさまは個人事業主のため、誰に相談すればいいのかわからないこともあるかもしれません。
そんな時は一人で抱え込んだり自己判断をせず、積極的に事務局にご連絡ください🌸
▼お問い合わせフォーム(シッティング相談/報告 )
https://forms.gle/DUWmhnQDfcxQU3Ty9
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