シッティング後の報告書…疲れていてたくさん書くのは大変ですよね💦
しかし、保護者さまにとってシッティング中のお子さまの様子がわからないと、不安に繋がります。
⭐報告書は保護者さまの安心につながる重要な役割を担っています。
丁寧な報告書を書くことで、
「いつも読むのを楽しみにしています!」
「成長の様子として大切に保存しておきたいです!」
「普段の子どもへの関わりのヒントになります。」
と保護者さまから嬉しいお言葉をいただけることも😊
また、丁寧な報告書によってリピート依頼に繋がる可能性もUpします!
報告書は書くべきポイントを押さえるとスムーズに書けるようになります。
【実際にいただいたレビュー例】
【この記事を読んでわかること】
・報告書を書くときのポイント
・保護者さまが安心する報告書の書き方
😌保護者さまに安心していただき、より信頼を構築するため
報告書は、保護者さまがシッティング中のお子さまの様子を知るためのものです。
どのように過ごしているか分かりやすく報告することで、保護者さまの安心につながり、定期利用のきっかけにもなります。
😌お子さまと保護者さまの生活のサポートのため
保護者さまはシッティング後、お子さまとの生活が続いていきます。
どのような遊びをしたのか、どんな会話をしたのかがわかっていると、お子さまとのその後の生活が過ごしやすくなります。
😌シッターの関わりの意図を伝えるため
シッターがどのようにお子さまと関わっているのかを報告することで、シッターの人柄、配慮、遊びの工夫などを伝えることができます。
また、子どもとの関わりに悩む保護者さまにとっては、シッターが具体的な保育の意図を伝えることで子育てのヒントになり、子どもとの関わりに安心して向き合えるようになります。
シッティング後、保護者さまと話をする時間がない場合はより丁寧な報告を心がけましょう。
✅否定語を使わない
ついつい意識していないと否定語を使用してしまいますが、報告書では文章として記録に残るため、言葉でつたえるよりもより否定的に感じられてしまいます。また、普段から否定語を肯定語に言い換える意識をすることは、より良いシッティングに繋がります。
例)
・まだできなかった→もう少しでできそうだった、難しいことにチャレンジしていた
・半分も残した→半分食べた
・集中して遊べない→いろんな遊びに関心がある
同じことを伝えるにしても、肯定的な言葉を使うことで、保護者さまも気持ちよく報告書を読むことができます。
✅アドバイス調を避ける
保育士として、看護師として、もっとこうしたらいいのに…と保護者さまに対して思われることもあるかと思います。
しかし保護者さまによっては家庭の方針に合わせてくれるシッターを望んでいる場合もあります。
アドバイスというのは保護者さまへの否定になる可能性もある文章ですので、自身の意図を伝える形での報告書にしましょう。
(アドバイス調からシッターの意図を伝える文に変換例)
○○ちゃんは緑の野菜が苦手なようですので、細かく刻んでお肉と混ぜるなどの工夫をすると食べられるようになると思います。
→○○ちゃんがどうしてもブロッコリーは食べたくない、と言っていたのでブロッコリーを小さくしてハンバーグと一緒にスプーンに乗せてみると食べることができました。
報告書を書くにあたって、必ず記載してほしい内容があります。
それは、食事、排泄、睡眠です。
小さいお子さまであればあるほど、食事、排泄、睡眠の把握は子育てをする上で重要なポイントになります。
保護者さまがシッティング後にお子さまと過ごすのに必要な情報になります。
必ず、正確に、報告書に残しましょう!
✅食事について
食事開始の時間、食事のペース、食べたもの、残したものを記録しましょう。
追加で、食事中の様子、どの順番で食べたか、残したおかずは促した時にどのような反応だったのかを記録できるとより分かりやすいです!
✅排泄について
排泄の時間(オムツ交換の時間)、排泄の量、便性(柔らかい、固い、コロコロ等)を記録しましょう。
排泄についてはお子さまにとって恥ずかしいと思う場面です。
初めてのシッティング時は特に、どのような対応をしたのか、どのような反応だったか、お子さまが安心して過ごせるようにどのように工夫したかなどを詳しく書きましょう。
✅睡眠について
入眠時間、起床時間を記録しましょう。
どのように入眠していったか(縦抱き抱っこで、添い寝トントンで等)、起床時の様子(お子さまの情緒面や、安心できるようなシッターの関わり)を書くとより丁寧です🙆♀️
(報告書例 食事の場面)
8時05分(食事の時間) 朝食。「パン!」と言って、パンからよく食べています。トマトのスープは3口程度で終了、パンは全部食べています(食べたもの、残したもの)。パンの耳の部分は小さく噛み切り、よく噛んで食べ、ニコニコ笑って楽しくおいしそうに食べていました(食事中の様子)。パンの上に乗っているブロッコリーを指さして「ブリリー」と言っていました。トマトスープを掬って口に運んでみると、口をつぐみ、抵抗がありました(残したおかずの反応)。「すっぱいね!」と言葉をかけお子さまの気持ちに共感し、安心してその後の食事が進められるように関わりました。(シッターの関わりの意図)
報告書では、お子さまとどんな遊びをしたのか、どんな会話をしたのか、どのような意図でお子さまと関わったのかを書くことで、
どのようなシッティングであったかがより伝わりやすくなります。
✅お子さまから話してくれたこと(発語が出てきたお子さまだったら、初めて聞いた言葉など)
✅遊びの内容、どんな遊び方をしたか(お子さま自身が工夫して遊んでいた場面など)
✅成長が伝わる場面(前回できなかったことができたところ、練習していくうちにできるようになったことなど)
✅お子さまの感情が動いた場面(泣いた場面なども理由と対応を明記して書きましょう)
を意識して書きましょう。
これらを報告書に書くことで、シッターさまがお子さまに向き合ってシッティングしていることが伝わり、
保護者さまの信頼を得ることにつながります。
(報告書の例 遊びの場面)
ブロックでしばらく遊んだ後、シッターが用意しておいた歌絵本を見つけると嬉しそうな顔(遊びの内容、感情が動いた場面)をしていました。自分で歌を選んでボタンを押していました(成長が伝わる場面)。「しあわせならてをたたこう」を選んで、立ち上がって手拍子や足踏みをしていました。リズムが合うことも増えてきました(成長が伝わる場面)。シッターも一緒に手拍子をして楽しさに共感していくことでより遊びへの意欲が高まったように思います。(シッターの意図)
【報告書の一例】0歳10ヶ月のお子さま、初めてのシッティング時の報告書
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本日のシッティング報告です。
▼17時30分 お迎え。
先生に抱っこされていました。「ぱっぱ!」(お子さまの発語)と声を出してご機嫌。
抱っこ紐で抱っこし、保育園を出発。初めて顔を合わせるが、緊張している様子はないものの、誰だろう?と言わんばかりにシッターの顔を見上げていました。(お子さまの様子。特に初めてのシッティング時には最初の様子を記載。)
雨が降っていたのでビニール傘に落ちる雨と雨音が楽しいようで、足をパタパタさせたり、喜んでいる姿も見れました。
顔を覚えてもらえるように、お顔を見ながらお話しをして帰りました!
シッターに親しみをもち、楽しんで帰路につけるよう、(シッターの意図や配慮)シッターが口で「ばぁ!」などと関わると、真似っこしたり、可愛らしい表情を沢山見せたりしてくれましたよ。
▼17時45分 帰宅。
靴下が濡れていたので履き替えました。「冷たいね。」と気持ちに共感していきました。
眠そうな様子はないですが、一旦抱っこ紐から下ろしてベッドへ横になってみました。(⚠️いつもはこの時間に寝ているとの面談だったため)
嫌がって抱っこを求めたので抱っこでフロアへ。
マットの上に伏せの姿勢で下ろすと、すぐにおしりふきのビニールを手に取って遊び出しました。
おしりふきは、掴みやすく音もなるので、乳児さんには大人気です!!
事前に許可をいただいていた、 シッター手作りのマラカスでも遊んでみました。
手にフィットして持ちやすかったようで、シャカシャカと上手に鳴らして遊んでいましたよ。
シャカシャカー!とシッターが言うと、それに合わせて鳴らしていました。とっても上手です!(遊びの内容、遊び方)
▼18時10分 オムツ交換。排尿がありました。(必ず記載するべき内容)
オムツを交換するとき、コロンと寝返りを打つのでおもちゃを渡して遊びながら交換。
濡れた気持ち悪さや、すっきりした心地よさを言葉で伝えながら進めました。
嫌がらずにすんなり交換出来ました!
歌の流れる玩具で遊びました。歌が流れていると嬉しそうにしており、止まるとシッターの顔を見ていました。「楽しいね!もう一回やろう!」など、信頼関係をつなぐための温かいコミュニケーションを意識しました。
振ると音が鳴るので、手に取ってフリフリしていました。
また、うつ伏せの姿勢で手の力で自分の欲しいおもちゃを手に取っていました。(成長が伝わる場面)
時々、ふーん、と泣くような声を出して抱っこを求めていたので、(感情が動いた場面)ゆらゆら抱っこしながら子守唄を歌ってみるも眠くなる気配はなく、抱っこを喜んでいるようでした。(感情が動いた場面)
ですので、膝に座って遊んだり、座位の姿勢をとって自分の力で座れる時間を作ったりして遊びました。
少しの間であれば座った姿勢を保持できていました!(成長が伝わる場面)→否定語を使わない工夫箇所(少ししか座っていられない→少しの間であれば座った姿勢を保持できる)
一本橋こちょこちょや、くすぐり遊びなど、触れ合い遊びも大好きで、とっても楽しそうに笑ってくれました。
いないいないばぁでも笑ってくれましたよ。(遊びの内容、遊び方)
▼18時50分 離乳食の時間。(必ず記載するべき内容)
そぼろのお肉 3分の1食、他完食
お皿を前に置くと、分かっていて自分で手前に引いていました。
手においもを持って自分の口に運んでいました。他はシッターが介助。
カボチャとりんごはよく食べており、おいもは少し固かったのか、少し口に入れもぐもぐしましたが、そのまま口から出していました。シッターが少しスプーンですりつぶし、再度お口に運ぶと食べてくれました。
白いお肉のようなものは味が苦手なのか、口に入れて直ぐに出していました。(食べたもの、残したもの)
▼19時05分 ミルクの時間。(必ず記載するべき内容)
240cc完飲。(食べたもの、残したもの)
瓶を見ると喜んで手をバタバタさせて、飲みたいという意思を伝えてくださいました。
抱っこでミルク介助。グビグビと勢いよく飲んでいました。途中で何度か咳き込んでいて、鼻が下りているようでむせる様子でした。(体調管理、報告)休憩しながら飲みました。
途中で休憩を挟むと、早くー!というように訴える姿もありました。ひとつひとつの意思を丁寧にくみ取り、応答するようにしています。しばらく背中をさすっているとゲップが出ました。
ミルクを飲みながら眠くなるかと思いきや、飲み終わってもまた元気に遊び出しました。
やはり、おしりふきのビニールがお気に入りのようで、すぐに手に取って遊んでいます。
仰向けでシッターが手を振ってばいばーい!と言ってみると、〇〇ちゃんも手を振っていました。すごいねぇ!!と褒めると何回も披露してくれました。手を合わせてぱちぱちも上手に真似っ子。これもたくさん褒めると嬉しそうに何度も披露してくれました。(成長が伝わる場面)
お母様が帰宅すると、嬉しそうな顔をして手をパタパタ振っていましたね。
本日は、初めてのお預かりでしたが、人見知りもなく楽しそうに過ごしてくれたので、私も安心してシッティングの時間を過ごすことが出来ました。
至らない点もあるかと思いますので、お気づきの点や、ご不明点もあれば、お聞かせくださいませ。
本日は、ありがとうござました。
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今回は「報告書を書くときのポイント」についてまとめてみました!
シッティング後の一仕事になりますが、丁寧な報告書で保護者さまに安心していただきましょう😊
シッティング中に「これ報告書に書こう!」と頭の中にメモ📝しておくことで、スムーズに書くことができます。
ポイントを押さえて、ぜびよりよい報告書を書いてください✨
📍今回掲載した報告書はより丁寧に記述したものをピックアップしております。
保護者さまによっては簡潔なもので素早い対応の方を求められる方もいらっしゃいますので、ご家庭に合わせて対応いただければと思います。
※割引チケットの入力等の関係で、当日に報告書を送ってほしい保護者さまもいます。ご家庭に合わせてご対応ください。
シッターとして長く活動していくために、
💡「報告書は20分以内に仕上げる!」
💡「シッティング当日に報告書を送るように心がける!」
といった決め事を自分の中で作るのも大切かと思います。
今回の記事を参考にしていただき、どのような報告書を作成していくのか考えていただけると幸いです🍀
⭐️記事作成担当者⭐️
シッターID:19590 Siori
【profile】https://sitter.kidsna.com/search/19590
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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