シッティング中にベビーカーや抱っこ紐を使う機会があると思います。
ベビーカーや抱っこ紐は家庭によって種類が違い、使い方がわからないこともしばしば…
シッターさま自身が使い慣れたものとは使い勝手が違うものも多くあります。
「だいたいわかるから大丈夫」と思わず、きちんと確認してから使用するようにしましょう!
ベビーカーや抱っこ紐でのヒヤリハットをまとめました。
ご一読いただき、次回からのシッティングに活かしていただければと思います😊
【事例1】夜道でベビーカーが段差に引っかかってしまいました。
保育園からご自宅まで送迎のご依頼。
お子さまをベビーカーに乗せ、押して歩いていていました。
夜道で街灯があまりない道だったこともあり、少し盛り上がっている段差に気づかずにそのまま直進。
ベビーカーの前輪が引っかかり、前のめりになってしまいました。
ベビーカーが倒れることはなく、お子さまにも怪我はなかったのですが、怖い思いをさせてしまいました。
【事例2】抱っこ紐の使い方が分からない…
保育園からご自宅まで抱っこ紐で抱っこして徒歩での送迎のご依頼。
面談時に抱っこ紐が手元になく確認ができず、お母さまに聞いてみると「普通の抱っこ紐です」とのこと。
よくあるものだと思い込み、送迎当日に。
保育園に着き、実際の抱っこ紐を見てみると、見たことない形のもので、使い方が分からず…
保育園の先生と2人がかりで確認しながら、なんとか使い方がわかり、抱っこすることができました。
抱っこ紐に使い方のイラストが書いてあったので助かりました。
📝他にも…
「抱っこ紐のロックがきちんとかかっていなかった」
「ベビーカーの後ろにかけた荷物が重くて後ろに倒れてしまった」
「ベビーカーを折りたたむ際に指をお子さまの挟んでしまった」などの事例もあります。
💡ベビーカーを使用する際の注意点
・シートベルトをきちんと装着する。腰、肩、股を外さず、緩みのないように装着しましょう。
・お子さまを乗せたまま持ち上げない。
・ベビーカーを開閉時、操作時は周りにお子さまがいないことを確認する。
・ハンドルに過度に力をかけすぎない。重い荷物などをかけない。
・停止させているときはロックをかける。
・段差や隙間に注意してベビーカーを押す。
💡抱っこ紐を使用する際の注意点
・お子さまが正しい姿勢になるように装着。(足はM字、背中はCの字のように丸くなっているのが正しい姿勢)
・お子さまが苦しくないか確認する。
・ものを拾うときにはお子さまを手で支える。
・抱っこ紐から下ろすときは低い姿勢で行う。
★事前面談でベビーカー・抱っこ紐の使い方を確認する
ベビーカー、抱っこ紐を使用する可能性のある依頼の場合は、事前面談時に使い方を確認しましょう。
抱っこ紐はもしお子さまが抱っこできる状態であれば、実際に抱っこしてみると安心です🙆♀️
手元にベビーカーや抱っこ紐がなく、確認できない場合、メーカーや種類を聞いておき、シッティング前に調べましょう。
😰もし、抱っこ紐やベビーカーが壊れていたり、安全に使用できない状態である場合は、勇気を持って保護者さまにお伝えしましょう。お子さまの命を守ることに繋がります!
★実際にベビーカー・抱っこ紐での事故が起こっています
ベビーカーや抱っこ紐での事故は度々ニュースになっています。
「乳児を乗せたまま、ベビーカーを持ち上げ転落し重症」
「ベビーカーから手を離したところ、風が吹き、池に落ちてしまう」
「抱っこ紐で抱っこをしていて前屈みになったところ、抱っこ紐から転落」
このような事故が実際に起きていますので、シッターさまはベビーカーや抱っこ紐の正しい使い方を理解し、
事故が起こらないように努めましょう!
✍️ヒヤリハットや実際に起こった事故の事例などが上がっております!こちらの関連記事も参考にご覧ください。
・消費者庁Vol.587 抱っこひもからの転落や窒息に注意!
・正しい抱っこ紐の使い方って?装着の順番や使用時に知っておきたいこと
⭐️記事作成担当者⭐️
シッターID:19590 Siori
【profile】https://sitter.kidsna.com/search/19590
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
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