いつも安心安全なシッティングをありがとうございます🍀
暑い日々が続いておりますが…
夏の時期は、窓を開けて過ごすことが増えるため、転落事故は7月~8月にかけて発生件数が多くなっております。
また、ベランダからの転落だけでなく、ベビーベッドやソファからの転落にも十分に注意が必要です。
シッティング中にも十分起こりうる可能性のある事故ですので、シッティングをより安全に行っていただくためにご一読ください🍀
今回は『転落』に焦点を当て、実際にあったヒヤリハットを見ながら対策を考えていきましょう!
【事例1】ベッド柵を上げ忘れていました…
0歳11か月の男の子のシッティング中。お子さまが入眠されたのでベビーベッドへ寝かせました。
その際にベッド柵を下げたまま気づかずにベッドから離れてしまいました。
ベビーカメラを通して保護者の方が確認され、ベッド柵はあげてください、とご指摘をいただき、気づきました。
気付かずにお子さまが起きていたら転落していたかもしれません…。
【事例2】階段に向かってダッシュする男の子…
2歳と4歳の男の子のシッティング。事前面談で先日階段から転落して頭を切り、救急車で運ばれた、と聞いていたので用心しながらシッティングしていました。
弟は2階で遊びたいが、兄は1階で遊びたいとのこと。その前にしばらく1階で遊んでいたので、シッターとしては2階で遊ぼうよ、と兄を説得していましたが、どうしても1階で遊びたい!と言って階段へ向かってダッシュしてしまいます。
階段の前にガードがついていたのでシッターは追いつき、止めることができました。もしガードが開いていて足を滑らせていたら…と思うとぞっとします。
初めてのご家庭でシッティングされるとき、転落事故が起きないようにきちんとヒアリングを行いましょう。
他にも危険因子になりうるもの(お子さまが踏み台にできそうなもの)はないか、ある場合はどう気をつけていくかを確認しましょう。
<お子さまが踏み台にする可能性のあるもの>
ソファや椅子、踏み台、机、テーブル、プランター、柵、エアコンの室外機、ごみ箱
これらが窓際にあったり、ベランダにある場合は要注意です。危険であれば保護者にお伝えして場所を移動してもらうなどの対策を取りましょう。
※最近はオンライン面談を希望するご家庭が増えてきていますが、実際にシッティングをする場所で事前面談することで危険を防止するために確認できることがありますので、現地での事前面談をお勧めしております。
面談についての記事 🔗面談前に確認しよう!
転落事故は頭部を損傷する可能性が高く、緊急搬送が必要なケースもあります。
子どもの転落事故の特徴を把握し、防止策をインプットして備えましょう。
遊具からの転落は3歳~8歳を中心に幅広い年齢に多いです。けがの部位としては腕や頭が多くなっています。
<転落防止策>
・対象年齢を守る。
・シッターが必ずそばで見守る。
・危険な遊び方をさせない。
・服や持ち物が引っかからないか注意する。
・雨で濡れている遊具では遊ばない。
・遊具の不具合、破損がある場合は利用を控えて管理者に連絡する。
・他児が後ろから押したりしないように注意して見守る。
家具からの転落は0歳児を中心に低年齢に多いです。頭をケガすることが多く、大人が目を離した隙に起こることが多くなっています。
<転落防止策>
・大人用ベッドは使わず、できるだけベビーベッドを使用する。
・ベビーベッドに子どもがいるときは必ず転落防止用の柵を上げる。
・けがや窒息につながるものを周りに置かない。
・乳幼児製品は取扱説明書に従い、ベルト等を適切に使用する。
・一時的であっても高さのある所には寝かせない。
・椅子や子ども用ハイチェアにいるときは立ち上がらせない。
・安全ベルトを過信せず、高いところにいるときは目を離さない。
抱っこ紐を使用している際の事故も多発しており、0歳児が多いです。また頭のケガが多いです。大人が立っている場合、1メートルを超えるところからの転落になりますので、十分な注意が必要です。
<転落防止策>
・抱っこやおんぶから降ろすときには低い姿勢で行う。
・抱っこ紐の使用中に前かがみになるときには必ず子どもを手で支える。
・抱っこ紐の正しい使用方法、対象年齢を守る。
・抱っこ紐のバックルや留め具等のゆるみがないか確認する。
抱っこ紐使用時の注意点について詳しくはこちらもご確認ください。→🔗ベビーカー・抱っこ紐でのヒヤリハット
窓やベランダからの転落は3歳~8歳の年齢で多く発生しています。高いところからの転落であるため、頭だけでなくそのほか広範囲のケガ、命にかかわる場合もあります。
<転落防止策>
・子どもの手の届かない位置に補助錠を付ける。
・窓やベランダの手すり付近に足場となるようなものを置かない。
・シッティング中、窓を開けるのではなく、エアコンで対応する。※エアコンの取り扱いについては保護者に確認しましょう。
・窓枠に上がったり、網戸に持たれないように注意する。
上記の他にもベビーカーや階段、自転車からの転落など様々なところからの転落が考えられます。
また、お子さまは数十秒で窓に上ったり、ベランダによじ登ったりすることが可能です。
お預かり中は、上記の事例と防止策をインプットしていただき、いかなる時も油断せず、お子さまの安全を第一に考えてシッティングしていただければと思います!
⭐️記事作成担当者⭐️
シッターID:19590 Siori
【profile】https://sitter.kidsna.com/search/19590
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
✍️ヒヤリハットや実際に起こった事故の事例などが上がっております!こちらの関連記事も参考にご覧ください。
・消費者庁Vol.587 抱っこひもからの転落や窒息に注意!
・正しい抱っこ紐の使い方って?装着の順番や使用時に知っておきたいこと
⭐️記事作成担当者⭐️
シッターID:19590 Siori
【profile】https://sitter.kidsna.com/search/19590
最後までお読みいただき、ありがとうございました😊
■どんなに小さい事案でも、ささいな気づきでも報告を!
皆さまの小さな気づきを保護者さまに共有いただくことで、大きな事故・トラブルの予防にも繋がります。
必要に応じて事務局にもご報告ください。
▼お問い合わせフォーム(シッティング相談/報告 )
https://forms.gle/DUWmhnQDfcxQU3Ty9
▼報告フォーム(匿名)