夏は日照時間が長かったり、イベントも増えたりで子どもたちにとっても楽しいことが盛りだくさんですよね。
梅雨が明けると晴れの日も増えて、子どもたちも大好きなお外遊びを心待ちにしているかもしれません。
そんな夏の保育を楽しく行うために、注意しなければならないポイントを確認しておきましょう!
KIDSNAシッター重大事故防止マニュアル p44~・P55を見て、事故防止に努めてください。
夏といえば、皆さまも最も意識していただいているのが熱中症・脱水ではないでしょうか。
子どもは環境の温度変化の影響を受けやすいのに加え、体温調節機能が十分に発達していないのでそもそも熱中症になりやすいです。
また、晴れた日は地面に近いほど気温が高く、身長の低い幼児は大人より高温の環境にいることになります。
そんな中、子どもたちは遊びに夢中になり、のどが渇く前に水分補給をせず、
お子さま本人は気が付かないうち体温が上昇し熱中症になってしまっていた、というケースもあります。
また、水分や塩分をとらない状態で汗をたくさんかいて脱水症状にもなりやすいので注意しましょう。
【5つの対策】
①室温を確認し、カーテンを閉めるなど直射日光を防ぐ
②こまめに休憩、水分補給をする(お子さまが「のど渇いた!」と言わなくても飲み物をあげるようにしましょう)
③お子さまの服装を確認する(風通しが良い素材のものか、太陽にあたる場合はなるべく黒い服は避ける等)
④外出時は帽子を着用し、なるべく日陰で過ごすようにする
⑤暑さ指数を確認し戸外に出る時間や戸外遊びの有無を判断する
【暑さ指数目安】
●21℃以上 外遊び及びプールを実施する際は、熱中症に警戒すること
●28℃以上 外遊び及びプールは自粛することが望ましいが、実施する場合は、激しい活動は控え、熱中症に厳重に注意すること
●31℃以上 外遊び及びプールを中止とする
気温が上がると虫も活発になり、特に戸外では虫と遭遇することも増えますよね。
ハチ、毛虫には特に注意しましょう。ハチに刺されるとアナフィラキシーを引き起こす可能性もあります。
また、蚊に刺されてそこを掻きむしり、傷口からウイルスが入ってしまい感染症(とびひ等)を引き起こすこともあります。
せっかくの個別保育ですので、可能な限り「蚊だから大丈夫」と見過ごすことのないようにできるといいですね✨
【3つの対策】
①事前面談で虫よけスプレーやムヒ等の用意があるか、外出時はお子さまに使用して良いかを確認する
②戸外に出るときは、虫よけスプレー、パッチ等を活用する
③虫の多そうな茂みにはなるべく近づかない。公園についたら、園内(木や草に毛虫やハチ等、危険な虫がいないか)確認する
(虫取り等、あえて虫の多い場所へ行く際には、ハチの巣等お子様に危険がないか必ず注意しましょう!)
保育園や幼稚園でのプール遊びでヒヤリハットを経験されたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
夏の水遊びは子どもたちも楽しんでくれますし、熱中症対策としてはいいかもしれませんが、
お子さまが溺れたり、窒息したりしないように細心の注意が必要です。
乳幼児は数センチの水深でも溺れてしまうこともあります。
また、水温が低すぎると夏風邪や低体温症の原因にもなったり、体調不良の時の水遊びは体調が急に悪化してしまう恐れがあり危険です。
【5つの対策】
①お子さまの体調を確認しましょう。(熱がないか、鼻水がでていないか、怪我や傷がないか等)
②環境の安全確認をしましょう。(水深は深くないか、水温は冷たすぎないか、水中に異物・危険物がないか、滑り止めマット等の転倒防止が万全か)
③お子さまから絶対に目を離さない
④水遊びの前に約束を決める(水に顔をつけない、体調が悪くなったらすぐに言う)
⑤水遊びは危険が伴いますので、不安な場合は無理して引き受けず、お断りするようにしましょう。
もしもの緊急時にすぐ対応できるように、シッターさまの携帯電話、タオル、飲み物等は近くに用意しておきましょう。
お断りする際は、別の遊びを提案してもいいかもしれません🌞
シッティングの依頼によっては、暑い日でも屋外でお預かりすることがあるかもしれません。
鉄製の遊具(滑り台、うんてい、ジャングルジム、ブランコ等)やお砂場、コンクリート等の地面などは
太陽の直射日光でかなり高温になっていることがあり、直接触れることでやけどになってしまうこともあります。
【3つの対策】
①子どもが遊具に触れたり遊ぶ前に必ず触って温度を確認する。危ないと感じたら遊具に近づかせないようにする
②外遊びの時間を工夫する
(まだ遊具が温まっていない午前中や涼しくなってくる夕方、公園が日陰になっている時間など)
③絶対に裸足で歩かせない、皮膚が直接遊具に触れないよう服装を工夫する
梅雨や夏場は細菌やカビが繁殖しやすく、食中毒のリスクが高まります。
シッティング中のお食事介助がある際はいつも以上に下記のことに気を付けましょう!
【3つの対策】※保護者の方と相談し対応しましょう
①お食事の前に、シッターさまもお子さまもしっかり手を洗う
②お子さまの飲み物・お食事は、常温で保管しないようにする
③一度お子さまが口にしたものを、時間が経ってから再度差し上げるのを控える
暑い日は以下のいつもの持ち物に加えて、以下もあると安心かと思います。
・日焼け対策用の帽子
・ハンディタイプのファンや保冷剤
・シッター自身の着替え(靴下・Tシャツなど汗をかいたとき用)
→夏は特に汗が気になりますよね。濡れた服や靴下のままご家庭にお邪魔することのないよう、念のため着替えを用意しましょう。
また月齢によってはシッターさまが着替えできないこともあると思います。汗拭きシートなどを使用する場合は無香料タイプにしましょう。
※以下は保護者様にご用意いただけるか、お子さまに使用するかどうかを事前に保護者様に確認しましょう!
・お子さま用の虫よけスプレーやムヒ
・お子さま用の日焼け止め
保育に関することだけでなく、シッターさまがお仕事をするうえで、
保護者さまが気になりやすい夏の注意ポイントをお伝えしようと思います!
①裸足でおうちにあがっていませんか?
保護者さまのご自宅は、みなさまにとっては「職場」になります。
夏の移動はスニーカーでは暑いのでサンダルで向かわれることもあるかもしれませんが、
そういった場合も必ず靴下を持参し、裸足でおうちに上がらないようにしましょう。
②勝手に冷蔵庫に私物を入れていませんか?
夏はお子さまだけではなく、シッターさまご自身も熱中症や脱水症状の対策をする必要があります。
長時間のシッティングの際はご自身のお食事を持参されることもあると思うので、食中毒にも注意が必要です🍱
そんな時、飲み物やお食事を冷やすために冷蔵庫を使わせていただきたい場合は、
面談やシッティングの開始時、事前のメッセージ等で必ず許可を頂くようにしましょう。
③断りなくクーラーや扇風機を使用していませんか?
夏場はクーラーを使用すると思いますので、必ず冷房の温度設定等使用方法を保護者さまへ確認をするようにしましょう!
また、外出の際つけっぱなしで出かけるか(ペットがいる家庭はつけっぱなしの方が多いです)、
全て消して出かけるかもご家庭によって異なるので、聞いておきましょう☺
KIDSNAシッターの公式Instagramには、シッターに役立つ情報が多数投稿されています!ぜひ参考にしてみてください🍀
⭐️記事作成担当者⭐️
シッターID:19590 Siori
■どんなに小さい事案でも、ささいな気づきでも報告を!
皆さまの小さな気づきを保護者さまに共有いただくことで、大きな事故の予防にも繋がります。
必要に応じて事務局にもご報告ください。
▼お問い合わせフォーム(シッティング相談/報告 )
https://forms.gle/DUWmhnQDfcxQU3Ty9
▼報告フォーム(匿名)