幼稚園や保育園では集団でお散歩に出かけるかと思いますが、シッターさまは一人で戸外で保育を行います。
最近では、蜜を避けるため、また保護者さまが在宅ワークのため、戸外でシッティングをしてほしいという依頼もあります。
時にはお子さまが複数名だったり、交通量や人が多かったり、すごく暑かったり寒かったり急にひどい雨が降ってきたり。。。
様々なことに配慮や注意が必要ですので、戸外でのシッティングで起こりやすいトラブルと注意点をまとめました。
ご自宅では起こり得なくて戸外だからこそ起こるトラブルは、まず「お子さまの迷子」があげられます。
実際にこれまでのシッティングでお子さまを見失ってしまったというヒヤリハットも起こっております。
複数名のお子さまをお預かりする場合、発達に差がありますのでさらに注意が必要です。
迷子は、お子さまの大きな事故、誘拐などの事件に発展してしまう可能性もありますので、
下記の記事をしっかり読んでいただき、迷子が起こらないよう対策をしておきましょう!
迷子についてはこちら:
【戸外のトイレは絶対にひとりで行かせない!!】
戸外ではトイレは絶対にひとりで行かせないようにしてください。
シッターさまが付き添い、異性のお子様であった場合でもシッターさまと一緒に入れる性別のほうを選ぶ・もしくは多目的トイレへ入ってください。
また、なるべく子どもを個室に一人にしないようにしましょう。
急に倒れてしまった場合や鍵が開かなくなってしまった等の場合、開けるまでに時間がかかってしまい迅速な対応ができなくなります。
熱中症は特に夏場は気を付けていただく必要がございます!
子どもは環境の温度変化の影響を受けやすいのに加え、体温調節機能が十分に発達していないのでそもそも熱中症になりやすいです。
また、晴れた日は地面に近いほど気温が高く、身長の低い幼児は大人より高温の環境にいることになります。
そんな中、子どもたちは遊びに夢中になり、のどが渇く前に水分補給をせず、
お子さま本人は気が付かないうちに体温が上昇し熱中症になってしまっていた、というケースもあります。
熱中症についての対策はこちらのページからご確認ください。
対策はこちら:⚠夏の保育の注意点
移動中は道で歩行者や自転車、車とすれ違うことがあります。
お子さまは気になるものがあると周りを見ずに急に違う方向へ走り出したり、
はしゃいで車道側に出てしまうケースもあるでしょう。
特に都心部では歩道が狭いうえに通行人が多く、自転車が歩道を走っている場合もあります。
また、ガードレールのない道を移動することも多いですよね。
移動中は、シッターさまが車道側を歩き、必ず手をつなぎましょう。
小さいお子さまと横断歩道を渡る時や、歩道が狭いところを移動する時は抱っこをした方が安全です。
移動中や公園で遊んでいるとき、地域の方が声をかけてくれることもあります。
元気よくご挨拶するのはもちろん大切ですが、
「どこに住んでるの?」「保育園はどこ?」など聞かれることもありますよね。
そのような場合は、むやみに個人情報を教えないようにしましょう。
また、公園で遊んでいるとき、別のお子さまがお菓子などの食べ物をくれることもあります。
このような場合、保護者さまの許可なく、お子さまがその食べ物を口にするのは禁物です。
お菓子をくれたお友達には笑顔でお礼を伝えて気持ちは受け取り、
お預かりしているお子さまには、「ママに聞いてからおうちで食べようね」と伝え、
シッターさまが預かって保護者さまにお渡しするようにしましょう。
保護者さまからの許可のないお子さまの飲食については、下記の記事も必ずお目通しください!
事例と対策はこちら:
戸外保育をお引き受けする際は、事前に保護者さまに以下の項目を確認しておきましょう。
☑いつものお散歩・公園へ向かうルート
☑お外に行く時間帯(通行人や車通りが多い時間、暗い時間などは避けるとよいでしょう)
☑今まで危険を感じたことのある場所の有無
☑気を付けた方がよいことの有無
(お子さまが急に走り出しだすことがある、エスカレーターに一人でに登ろうとする等)
☑近隣のトイレの有無
☑持ち物
・動きやすい靴、服装
・水分
・ハンカチ、タオル、ウェットティッシュ、アルコール
・着替え、おむつ類(必要であれば)
・ビニール袋
・救急セット
・雨具(雨が降りそうなとき)
・ベビーカーや抱っこひも
・シッターさまのお財布・携帯電話
・ご自宅の鍵
(☀暑い日)
・帽子、虫よけスプレー、ハンディタイプのファンや保冷剤など
(⛄寒い日)
・防寒具など
また、シッターさまはお子さまの荷物を持ちながらお子さまと手を繋げるように
リュックやショルダータイプのスマホケースを使うなどして両手が空くように工夫しましょう!
戸外に出る際は、お子さまとお外でのルールやマナーを確認しながら、目を見てお約束をしましょう。
・移動の時はシッターさまとしっかり手をつなぐ
・急に走らない、飛び出さない、隠れない
・よそ見歩きをしないで前を見て歩く
・勝手にお店や人のおうちに入らない
・知らない人に話しかけられたらシッターさんを呼ぶ
・シッターさまの見えないところに一人で行かない
・公園の外には出ない
「こうしてね」というお話だけでなく、「どうしてこのお約束が大切なのか?」という理由もお話しされることでお子様に伝わりやすくなります。
事前の保護者さまとの確認、お子さまとのお約束をきちんとしたら
・しっかりと手をつないで歩く
・常にシッターさまが道路側、線路側、出口側にいるような配置を心がける
・信号は点滅したら渡らない
・お子さまを急かすことがないよう、時間に余裕を持って移動をする
・お子さまがシッターさまと一緒に歩くことに集中できるような工夫をする?
(一緒に歌をうたう、クイズを出す、歩数を数える、など)
・絶対にお子さまから目を離さない
・場合によっては、保護者さま・お子さまのご意向よりもお子さまの命を第一に考え臨機応変な行動をシッターさまがとること
■どんなに小さい事案でも、ささいな気づきでも報告を!
皆さまの小さな気づきを保護者さまに共有いただくことで、大きな事故の予防にも繋がります。
必要に応じて事務局にもご報告ください。
▼お問い合わせフォーム(シッティング相談/報告 )
https://forms.gle/DUWmhnQDfcxQU3Ty9
▼報告フォーム(匿名)